美と知

 美術・教育・成長するということを考える
( by HIGASHIURA Tetsuya )

美術教育~教育美術

2005年12月18日 | 教育美術
 低年齢の子どもの教育において、美術教育の果たす役割は大きなものがあります。
小学校の先生が、低学年の図画工作の時間にどんな狙いを持って表現に取り組ませるか・・・幼稚園の先生が園児のお絵かきや工作の時間を通して子供たちの何を引き出して、何を育てようとするのか・・・
 人間が成長し生きていく中で、「教育芸術」が果たす役割は何かといえば、それは個性や創造性の育成ということだけではなく、まさに人間としての「深い感受性の育成」と「人を深く思いやれる心の育成」ということと考えます。そこが誤解されて、芸術イコール創造性・個性・自由などと短絡的に結び付けられて論じられ、多くの人が自分には芸術的才能がないと思い込む日本の現状は残念で仕方がありません。
 芸術的才能を伸ばすということのみならず、芸術を愛する心を育てる教育実践がもっとなされなくてはなりません。そのことにより深い人間形成がなされるための土壌ができるのだと思います。

人間教育につながる教育美術のあり方を考えています。
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