美と知

 美術・教育・成長するということを考える
( by HIGASHIURA Tetsuya )

中学入試

2012年01月12日 | ノート
もうすぐ中学入試、そして2月に入りましたら高校入試が始まります。


関西学院中学部は2012年度入試から B方式入試を廃止 女子の募集 と大きな変化があります。


出願が締め切られ、志願者が確定しました。男子募集95に対し志願者172、女子募集45に対し志願者72 です。

女子は初めての入試ということでそんなに多くの志願者は集まらないのでは…という予測がありましたが、男子の志願者が予想より下回りました。

男子は、今まで180募集していたところ、半減の95募集ですから、合格予想が当然厳しくなりますので、その分、敬遠されたと考えられます。小学校卒業見込み者の減少や不況や大阪への流出やらいろいろな要因もあるかとは思いますが…

女子は、過去の何のデータもなく、しかも、たった45人の募集人数…ということは受験する側にとって大きな壁になったと考えられます。

今回、大きく入試が変わるということで、例年以上に偏差値予想…がよく聞こえてきました。
「女子の難易度は神戸女学院並か、それに次ぐものになる…」
「阪神間私学女子中ではトップクラスのハイレベルになる…」
「神戸海星女子や甲南女子のアドバンスと同じくらいか…」
「系列校の啓明学院との兼ね合いはどうなるだろう…」
「男子も募集人数が減るので当然偏差値は上がる…」
 :
それだけ関心を持っていただいているということはありがたいことだと思います。


しかし、以前にもブログに書きましたが、関学は勉強することの目標が、偏差値を上げて大学受験で成績を上げること、ではありません。

10代のうちにしか経験できないいろいろな感動体験を大切に積み上げていき、バランス感覚を持った人間成長を見守りたい。そのために様々な学びが必要だ。という思いで学びを考えています。

大学進学実績が高い他の私学と比較して、偏差値がどうのこうの…という議論に巻き込まれたくないし、それを中心に受験を考えてもらいたくないという思いが我々にはあります。

関西学院大学に上がれることが関学中高の魅力ではありません。
大学推薦制度に支えられた関西学院中高の教育を観ていただいて、他の学校にはないアドバンテージを感じ取ってもらい、その上で、関学で学びたい、関学で鍛えたいと感じていただけたならば、そういう方(家庭)にぜひ、関学を目指してほしいと願います。

人生の中でも重要な中学・高校時代です。関学中高の6年間、3年間でしかできない学校生活があります。そこをしっかり観ていただいて受験を考えていただけましたらありがたいです。

最後になりましたが、
受験生のご家庭ではピリピリとした緊張感があるかと思いますが、お子さんが風邪などひかず、今まで頑張ってきた思いを、思いっきり試験で発揮できますよう、受験生の皆さんは、とにかく自分が積み上げてきた努力と実力を、試験で十分に発揮できますよう、祈っております。

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