MIN LEKPLATS

& Patrick Chan is the ONE

もうちょっとベール

2012-07-29 16:55:54 | 無印
クリスチャン・ベールの動画をYoutubeで調べてみた

↓のTV評は素晴らしい。これを見るだけでベールのことは一通りわかる。
興味深い話のてんこもりだが、特に印象に残ったのがpart1part2で取り上げられてる部分。

part1は『アメリカン・サイコ』撮影前後の事情を詳細に伝えている。



ベールが役作りに入り始めて既に数ヶ月経った時、突然彼ではネーム・バリュー不足という理由でベイトマン役をタイタニックの大スターレオナルド・デカプリオに変更決定。既に相当ベイトマンに変貌し始めていたベールは「もう後戻りは出来ない」と怒り狂う(だよね、あんなメンタルで宙ぶらりん状態なんてマジ危険やん。おまえら殺られるぞー)。監督のメアリー・ハロンも反対したが、その結果彼女まで降ろされる始末だ。代役監督ストーンのもとデカプリオ、キャメロン・ディアスといったキンキラの大スターが集ってさあ役作りってことになった。
・・が、いざ撮影の段階になってどうしてもシナリオの表現法が見えてこずに立ち往生。五ヶ月頑張ったが遂に埒が明かず、レオ君はベイトマンを放り出して『ビーチ』へと走った。
驚くのはこれから。その間、なんとクリスチャンは引き続き黙々とベイトマンの役作りに専念してたってんだよ・・。信じられないよね、この役は必ず自分のものになると確信してたってこと?
レオ君ギブアップの朗報を得て撮影現場に登場した彼は、だから精神肉体共に完璧なベイトマンに変貌を遂げていたんだって・・おい、凄えな

え?どういうことかって?
精神的には軽薄で中身が空っぽの物質至上主義者
肉体的にはナルシストの極地であるギリシャ神の如き完璧な容姿
さすがのハロン監督もひっくり返ったろうな・・

・・いや、役貰えてほんと良かったね。
もし貰えてなかったら、現実生活でサイコしてたんじゃないかと・・
非常にマジでコワイです


そしてpart2
『太陽の帝国』前後。なんと当時のインタビューの様子まで挙がっている!



スピルバーグの奥さんの強烈な後押しのお陰で貰った役だったんだね。
前もって演劇の勉強をしてたわけでも何でもない、文字通りのド素人だったんだ。なんか天才という言葉さえ月並みに感じるレベルの大天才だ。
しかもその後の大騒ぎに辟易して「もう俳優なんかしたくない」とみすみすのチャンスをほん投げてさっさとウェールズに戻ったというのが(早くも)彼らしい。


言いたいことはまだまだ山ほどあるけどきりがないからこれくらいに。
とにかく只者ではないな、この俳優

で、最近彼のバイオグラフィーが発売されてた

"Christian Bale : The Inside Story of the Darkest Batman"

早速注文しちゃったよ


最新の画像もっと見る

post a comment