MIN LEKPLATS

& Patrick Chan is the ONE

飛竜

2012-11-12 09:18:26 | Season12/13



天下の小塚、織田両将を引き立て役にしてしまった神技
後半ダブル連発になったのは、解説者が言ってるようにクワド達成で気が抜けたみたいなことがあったんじゃないかと。神も人の子だからね(てなんのこっちゃ
でもすべて流れの中に取込まれていて『しまった、やっちゃった』的な素振りは微塵もなく、従って一向に気にならない。何度も言うけど、チャンにとってはジャンプといえども表現するための一道具に過ぎないので、当然ジャンプの出来より演技の流れを優先させる、多分そのせいだね。意識してやってるわけではなく、もうそういう刷り込みが出来あがっているんだと思う。

今回は本当に凄まじい、この世のものならぬものを観てしまったという感覚だ。
人間界に迷い込んだモンスター
これを分析して採点すること自体に無理があるという気がするよ。

でも、それでも点をつけねばならない不条理
他選手との間に歴然とした差があるのは間違いないのだが、その差を数字の上でどう表現するか、これは簡単ではない。
2名のジャッジがSSに10をつけてるのは、理性で考えたらどうかと思うのだが、付けてしまった気持ちは充分理解できる。表現力とかにはまだ伸びしろがあるかもしれないけど、純粋なスケーティング・スキルとしてはもうこれ以上のことをやるのは『物理学上』絶対不可能じゃない?と私自身思ったから。

まあ、点数なんかもうどうでもいい。
チャンをリアルタイムで体験できる時代に生を受けた幸運にひたすら感謝
ほんと、なんてラッキーなんだ、私って!(と声を限りに絶叫したい!!)


で、ン十年後にはきっとこんな伝説が出来上がってるんではないかと

今は昔、泳ぐのが大好きなPチャンという天然な人魚がおりましたとさ。
自由奔放に大海を泳ぎまわって幸せな日々を送っていたPチャンだったが、ある時彼の自由さに嫉妬した人々から「なんだその泳ぎ方は!もっと人間らしくしたらどうだ。平泳ぎや背泳ぎはできないのか?!」とさんざん詰られた。普通なら捻くれて然るべきところ、根が素直で頑張り屋なPチャンは「じゃあやってみるよ」と健気に決意。
・・が、平泳ぎをマスターすれば「ただそれだけか。背泳ぎはどうした?」背泳ぎの次は「バタフライは?」これをやれば今度こそ認めてもらえるだろうと思って努力すればするほど、益々人々は彼を憎んだ。「くそ、じ、じゃあ犬掻きはどうだ?」とだんだん苦しくなりながらも、手を変え品を変え嫌がらせは留まるところを知らない。

「これ以上どうしたらいいの?」
哀しい思いで空を見上げた孤独なPチャンの眼にひときわ美しく輝く明けの明星が映った。
「あの美しさを手に入れたら、今度こそ皆僕を愛してくれるに違いない」
我知らず星の方角に向かって翼を広げる(え、僕に翼なんかあったの?)

その明け方、雲間を縫って天駆ける勇壮な竜の影を多くの人が目撃したんだそうな。

-おしまい-


なーんてさ(笑)
今回もクワド2度成功や表現面での大進歩はしっかり棚に上げてアクセルダブったことばかり話題にしている人たちがいるけど、そんなことしてるとまたPチャン頑張って、次の大会ではちゃんとトリプル跳ぶようになっちゃうよ。
そうやってここまできたのに、なんでまだわかんないのかな。寝る子、もとい寝る竜を起こした責任は君達にあるような気が・・マジしますよ。感謝すべきかもね。

でも、もういい加減にして欲しいです。
この調子だとソチの頃には、Pチャン完全に人間の相を留めてない気がするので・・


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