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のらりくらりSEVEN ART☆

40歳からのぼちぼち人生

記事抜粋☆

2018-01-13 12:16:37 | 日記
「土日がすべて練習で、家族でどこにも行けなくて……」
 
一昨年12月、僕が代表を務めるスエルテ横浜の体験練習に来た小学一年生のご両親の言葉だ。ご両親の言う通り、彼が所属している少年団では土日が全て練習日となっているらしい。当然、週末に家族で出かけるなんてことはできない。
 
彼の少年団に限った話ではない。ボランティアのお父さんコーチで形成されるチームは、平日に練習ができないため、週末にまとめて練習をするというチームがほとんど。それでも、「午前中だけ」「午後だけ」で終わらせてくれるのならまだいい。お弁当を持たせ、朝から夕方まで拘束してしまうチームも多い。例え半日だけとしても、4~5時間も拘束してしまうケースもある。
 
そんな長時間では集中力が続くはずもなく、練習強度を保てない。全くの非効率だ。子どもたちに無駄な時間を過ごさせ、無駄なことを強いていることを大人たちはもっと自覚すべきだろう。

正月に開催された全国高校サッカー選手権や全日本高校女子サッカー選手権でも、ひざや太ももにテーピングやサポーターを巻いて強行出場している選手がとても目立った。選手の能力が10あるとして、実力を7~9の間、時に10というアベレージで出せる選手が良い選手だ。しかしその能力はケガをしてしまえば半減、ヘタをすればゼロにすらなってしまう。ゼロにさせてしまうのは、100パーセント指導者の責任だ。
 
ケガをする一番の原因は、練習のさせ過ぎ。負荷が積み重なれば、ケガをするリスクは当然高くなる。そこに精神的な負荷も加われば、リスクはさらに上がる。テーピングにまみれた選手達の姿は、ジュニア年代から始まる日本中の指導者が今なお脱却できない「練習をやらせないと不安になる症候群」が生み出している。それが全てではないが、遠からず……だろう。この問題は、なかなか根深い。

高校サッカー抜粋☆

2018-01-13 12:15:56 | 日記
【高校サッカー勢力図】選手権出場プレーヤー・出身都道府県ランキング

トップ10を見ていくと、1位は昨年同様に東京となった。2位以下にも人口の数が多い都道府県が並んでおり、人口数と比例していることが窺える。

第96回全国高校サッカー選手権
出身都道府県別 出場選手数ランキング(1~10位)
※( )内は地元代表校の出身者数
1位: 東京……101人(43人) 昨年1位→
2位: 兵庫……59人(27人) 昨年5位↑
3位: 神奈川……54人(18人)昨年4位↑
4位: 大阪……52人(10人) 昨年3位↓
5位: 埼玉……51人(18人) 昨年2位↓
6位: 愛知……49人(27人) 昨年7位↑
7位: 茨城……47人(22人) 昨年36位↑
8位: 奈良……44人(28人) 昨年12位↑
9位: 大分……43人(30人) 昨年9位→
10位: 広島……37人(29人) 昨年10位→
沖縄……37人(30人) 昨年13位↑

東京は関東一と実践学園の2校が出場するため、必然的に出場選手数は多くなるが、他の都道府県への選手輩出数でも58名で1位となった。一方で代表校2チームの地元出身の割合を見てみると、関東一が16名、実践学園が27名と大きな差が出ている。

他を見ていくと、2位に兵庫、3位に神奈川、4位に大阪、5位に埼玉が入った。ここは昨年も2位から5位にランクされていた地域のため、大きな変化は生まれていない。ただ、他地域への選手供給数を見るといずれも30名以上になっており、大都市圏らしい特色が出たと言える。

一方で注目すべきは7位の茨城。昨年は37位だったが、一気にジャンプアップを果たした。元々鹿島アントラーズの下部組織から有能な人材が他県に輩出されていた地域だが、今年は代表校の明秀日立から22名の地元出身者が出場するため(昨年は10名)、数を大きく伸ばしたと言えるだろう。

次は12位から29位の紹介だ。

第96回全国高校サッカー選手権
出身都道府県別 出場選手数ランキング(12~29位)
※( )内は地元代表校の出身者数
12位: 滋賀……35人(30人)  昨年10位↓
熊本……35人(26人)  昨年8位↓
14位: 千葉……33人(2人)  昨年6位↓
15位: 三重……32人(24人)  昨年16位↑
香川……32人(30人)  昨年18位↑
京都……32人(20人) 昨年33位↑
愛媛……32人(30人)  昨年18位↑
19位: 北海道……31人(29人) 昨年15位↓
  新潟……31人(24人) 昨年33位↑
福井……31人(29人) 昨年24位↑
長野……31人(27人) 昨年37位↑
鹿児島……31人(26人) 昨年29位↑
24位: 富山……30人(28人) 昨年24位→
静岡……30人(27人) 昨年16位↓
徳島……30人(30人) 昨年21位↓
高知……30人(30人) 昨年37位↑
28位: 秋田……29人(25人) 昨年27位↓
29位: 岩手……28人(28人) 昨年21位↓
宮崎……28人(25人) 昨年35位↑

12位から29位では京都の伸びが目立つ。昨年は33位だったが、今年は一気に15位へと浮上した。また、四国勢の4県はいずれも30名全員が地元出身選手。県外のチームで出場する選手もおらず、地域色が色濃く出る結果となった。

一方で昨年6位だった千葉は14位にランクダウン。内訳をみると、他地域への輩出数は31名と多いものの、地元出身は2名のみ。千葉代表の流経大柏が多県籍軍ということで、結果に大きく影響したと言えるだろう。

最後に31位から47位までを見ていこう。

第96回全国高校サッカー選手権
出身都道府県別 出場選手数ランキング(31~47位)
※( )内は地元代表校の出身者数
31位: 福岡……26人(12人) 昨年24位↓
32位: 岐阜……24人(17人) 昨年31位↓
33位: 山口……23人(21人) 昨年27位↓
34位: 佐賀……22人(16人) 昨年29位↓
35位: 栃木……20人(9人) 昨年41位↑
36位: 宮城……19人(13人) 昨年45位↑
37位   山形……18人(16人) 昨年21位↓
38位: 和歌山……17人(7人) 昨年18位↓
39位: 鳥取……16人(12人) 昨年43位↓
40位: 福島……14人(6人) 昨年43位↓
41位: 岡山……13人(8人) 昨年32位↓
42位: 石川……11人(10人) 昨年13位↓
  群馬……11人(7人) 昨年15位↓
長崎……11人(7人) 昨年39位↓
45位: 島根……9人(6人) 昨年45位→
46位: 山梨……8人(8人) 昨年47位↑
47位: 青森……4人(3人) 昨年42位↓

 31位以下にはずらりと強豪校が出場する都道府県が並び、優勝候補の東福岡が代表校となった福岡もこの位置となった。その中で、とりわけ目を引くチームがある。王者・青森山田が代表校の青森と、星稜が代表校となった石川だ。この2チームは14都道府県から選手が集まっており、バラエティーに富んだチーム構成になっている。

 その他、全国各地から選手が集うチームとしては、長崎総科大附(長崎)や立正大淞南(島根)は11都道府県から、米子北(鳥取)と前橋育英(群馬)、作陽(岡山)は10都道府県から選手が集結している。
 
 また、面白いデータを出したのは岐阜で、代表校の帝京大可児のデータを見ると、地元・岐阜出身者(17名)と愛知出身者(12名)に大きな差がないという結果になった。岐阜と愛知は電車を使えば最短で30分(名古屋駅と岐阜駅の場合)で往来が可能なため、立地も関係しているのかもしれない。