こんにちは、特急秩父路です。
どこぞの超低速列車「スノータートル」よりも遅い進みようですが、どうぞお付き合いください(笑)ちなみにスノータートルが走っている路線には乗ったことありません

浜坂駅は特急列車が停車するそこそこ大きな駅ですが、普通列車はほぼ全ての列車がこの駅で折り返すため乗り換えが必要になります

ということで今まで乗車してきた列車と反対側のホームに停車中のキハ121系へ移動します

振り返ってみると乗ってきたキハ40系は折り返しの準備…ってまさかの方向幕が「快速 園部」ですか(笑)せっかくの令和に活躍する国鉄型気動車の快速運用、本音を言えばアレに乗りたいのですが、後ろ髪を引かれる思いで乗り換えました(笑)

8.JR山陰本線
キハ121-4(米トウ所属)
ワンマン普通・鳥取行き
乗車区間:浜坂→鳥取
念願のキハ121系に乗車です。2両固定編成で運用されるキハ126系の単行バージョンがキハ121系ですが、この車両については後にお話ししたいと思います。とりあえず今は先に進むことにしましょう(笑)

車窓には引き続き日本海が一望でき


新緑が鮮やかな山々も見渡すことができました

せっかくなので進行方向後方の運転台を覗いてみます。お世辞にも広いとは言えないスペースに機器が集約されて配置してあり、使い勝手は素人目には良さそうに見えます。「キハ」なので気動車ですが223系電車と部品を共用しているため、かつての気動車といえばのゴチャゴチャした運転台とはだいぶ雰囲気が違います。例えば先ほどまで乗っていたキハ40系とか(笑)

通過駅数はそこまで多くありませんでしたが、駅間距離が長いローカル線あるあるな環境のため1時間弱かけて終点の鳥取駅に到着です。
鳥取駅と言えばターミナル駅では珍しい「架線の全く張られていない駅」なので、架線や架線柱がなく開放的な駅空間な印象です。そんな広々とした駅に何やら怪しい編成が停車中でして…



な ん だ こ れ は (笑)
先頭車両とその後ろで車両が全く違うではないですか!

しかも後ろのほうは塗装こそ同色ですが変な位置に運転台が付いており、編成美の「へ」の字もありませんね(笑)
これにはちゃんとした理由がありまして、この日は先頭に立つ智頭急行「HOT7000系」が後藤工場から出場しており、試運転を行っている場面に遭遇していたのでした。運転台が片方にしかついていないこと、万が一故障しても他車に引っ張ってもらえるように伴走車として暇を持て余している営業運転に就いていないキハ47形が連結されていたものと考えられます
鳥取駅の中線ではこのような光景はよく見られるそうですが、初見でこれはインパクトが強すぎました(笑)

プラットホームに視線を戻すと、キハ121系とキハ187系が並んで停車中です。見た目は似ていますがキハ187系はれっきとした特急列車です。前面の警戒色が黄色1色と赤のパンツマーク三角形なのも印象がだいぶ変わりますね

そんなキハ187系は島根県のゆるキャラ「しまねっこ」ラッピングが施されていました。かわいらしいですね(笑)振り子式車両あるあるな「カーブの遠心力でそっぽ向いた連結器」もご愛敬です(笑)

キハ187系の後ろには智頭急行のHOT3500形がホームに入れず待ちぼうけを喰らっていました(笑)首都圏に負けず劣らずの列車密度になっていてちょっとビックリです(笑)
余談ですが、先ほどのヘンテコ編成や先行する特急列車によって先に進めない普通列車の形式に付いている「HOT」は、「H=兵庫」、「O=岡山」、「T=鳥取」の頭文字と英語の「Hot」をかけ合わせた意味があるそうです。おなじみWikipediaからの引用でした(笑)
地域の頭文字はともかくとして「ホット」はどのような意味合いで付けられたのでしょうかねぇ…ネタ的な意味なら確かにホットでしたけど(笑)以上、閑話休題
駅構内を散策してみます

山陰地方はリアス式海岸に代表される海岸沿いにおいて「日本海形成に伴う多様な地形・地質・人々の風土と暮らし」をテーマにジオパークに認定されています。そもそもジオパークとは、科学的に重要であったり、もしくは貴重であったりするため地域全体を一種の自然公園として認定された地域のことです。同じくジオパークに認定されている秩父地方では地元を走る鉄道車両にラッピングがなされていますが、こちらでも同様にジオパークをアピールするラッピング車両が運行されているようです

寄贈されたSLの模型も展示されていました。細部まで精巧に出来ており思わず見入ってしまいました

鳥取駅からちょっと離れた米子駅から海沿いへと向かう境港線では「ゲゲゲの鬼太郎」ラッピング列車が走っているようです。その数なんと6編成、どれが来ても楽しそうですね

鳥取といえばやはり「砂丘」、そしてお隣の島根県は「神の国」、ということで両方を取り入れたアートがありました(笑)大国主命がリアルすぎてちょっと怖いのと、頭だけだとなんだか埋められているようですね…(汗)こんなことを言ってるからバチが当たってケガだらけなんですよね(滝汗)


キハ47形を改造した観光列車「あめつち」の撮影用パネルもありました。見た目こそあちこちで散々見かけるキハ40系列ですが、車内は地元の素材を多用して見違えるようにリニューアルされているそうです。グリーン車指定席の扱いのため敷居はそんなに高くなく、ぜひ一度乗ってみたい観光列車です

鳥取駅員さんによるメッセージボードはイラストの精巧性だけでなく話題性も強く、ネットニュースになることも多くありますね。今回は地元愛あふれるかわいらしいイラストでした
そろそろ次の列車が発車する時間が近づいてきました。ホームへと戻ってみます


次に乗車するのは「名探偵コナン」がラッピングされたこのキハ126系。前後でラッピングのベース色が異なるため印象がガラリと変わります。





コナンは金曜ロードショーか何かで地上波放送されていたものをチョロっと見た程度の者なので(汗)、とりあえず目についた箇所をパシャパシャと写真に収めてキャラクターなどについてのコメントは控えさせていただきます(笑)

9.JR山陰本線
キハ126-15+キハ126-1015(米トウ所属)
ワンマン快速とっとりライナー・出雲市行き
乗車区間:鳥取→出雲市
ということでコナン君と移動することにします。車内で殺人事件が起きないと良いですが(?)
終点の出雲市駅までは距離にして150km越え、快速運用でも乗車時間は3時間オーバーと超ロングランですので、ここらでキハ126系についてつらつらと述べてみようかなと…
キハ126系は山陰本線高速化事業の一環として2001年に0番台+1000番台の1次車が、2003年に10番台+1010番台の2次車が製造されました。前回乗車した単行仕様のキハ121系は2次車の単行仕様として登場しています。両者はよく見ると乗務員室扉の有無やステンレス鋼の接合方法など若干仕様が違います。内装も座席配置やドアチャイムなど差異が見られるのが特徴です。このへんの比較はそのうちできるといいな…(笑)画像で見たほうが分かりやすいですものね(笑)

1次車は島根県の資金援助により新潟鉄工所で、2次車は鳥取県の資金援助により新潟鉄工所の事業を引き継いだ新潟トランシスで製造されています
断面形状はストレート、前面も切妻構造で非常にシンプルな見た目ですが、こう見えても最高速度は時速100kmという俊足の持ち主です。設計最高速度は時速130kmで、もしこの速度で走ると日本国内での普通列車用気動車では最速になるのではないでしょうか?こんな空力を完全に無視した見た目で走られても怖いですが…(笑)

今回乗車したコナンラッピング列車と先ほどのキハ121系は2次車ですので乗務員室扉があり、車内もボックスシートが多く長距離向きです。
…と言いたいのですが、地方ローカル線に新車を入れるとなるとやはりお金の問題が絡むのでしょう、バケットシートということもあり見た目は良さげな座席は厚みがなく、ちょっと座っているだけで体が痛くなってきます(汗)さすがに3時間乗車するとなると途中で何度か席替えがてら車内を歩くのが良いですね(笑)

トイレは車椅子対応の大型のもので、内部構造もきれいにまとまっていました。この時は水タンクがカラに近かったのか、手洗い用の水がほとんど出てきませんでした(汗)チョロチョロというよりスポイトでポタポタ滴り落ちてる感じでした(笑)

ボックス席から山々を望み

平地を眺めながらお菓子を食べて(笑)

途中の米子駅ではもう1編成いるコナンラッピング列車とすれ違い


日もだいぶ傾いてきたところで終点の出雲市駅に到着です。時刻は19時をちょっと過ぎた頃、真夏のこの時間帯はまだ明るいですね

個人的にお気に入りの1枚。この後はこちら側を進行方向後方にして鳥取へと戻っていきました

本日の乗車はここまで。駅前のホテルに1泊します。一畑バスのジャーニーKが目立ちますが(笑)、この後ろのホテルに泊まりました。
●ちちぶじ1日目の移動記録
乗車距離…912.6km
乗車時間…656分
ただ乗っているだけ、と言ってしまえばそれまでですが、多種多様な車両の走行音を聞きながら風光明媚な自然を車窓に望むと、観光地を歩いているような旅行気分になりますね。少なくとも私はそう思います(笑)
次回はさらに西へと進みます。でもせっかくここまで来たので途中下車して観光もしてみたいと思います。
次回もどうぞよろしくお願いします!
どこぞの超低速列車「スノータートル」よりも遅い進みようですが、どうぞお付き合いください(笑)

浜坂駅は特急列車が停車するそこそこ大きな駅ですが、普通列車はほぼ全ての列車がこの駅で折り返すため乗り換えが必要になります

ということで今まで乗車してきた列車と反対側のホームに停車中のキハ121系へ移動します

振り返ってみると乗ってきたキハ40系は折り返しの準備…ってまさかの方向幕が「快速 園部」ですか(笑)せっかくの令和に活躍する国鉄型気動車の快速運用、本音を言えばアレに乗りたいのですが、後ろ髪を引かれる思いで乗り換えました(笑)

8.JR山陰本線
キハ121-4(米トウ所属)
ワンマン普通・鳥取行き
乗車区間:浜坂→鳥取
念願のキハ121系に乗車です。2両固定編成で運用されるキハ126系の単行バージョンがキハ121系ですが、この車両については後にお話ししたいと思います。とりあえず今は先に進むことにしましょう(笑)

車窓には引き続き日本海が一望でき


新緑が鮮やかな山々も見渡すことができました

せっかくなので進行方向後方の運転台を覗いてみます。お世辞にも広いとは言えないスペースに機器が集約されて配置してあり、使い勝手は素人目には良さそうに見えます。「キハ」なので気動車ですが223系電車と部品を共用しているため、かつての気動車といえばのゴチャゴチャした運転台とはだいぶ雰囲気が違います。例えば先ほどまで乗っていたキハ40系とか(笑)

通過駅数はそこまで多くありませんでしたが、駅間距離が長いローカル線あるあるな環境のため1時間弱かけて終点の鳥取駅に到着です。
鳥取駅と言えばターミナル駅では珍しい「架線の全く張られていない駅」なので、架線や架線柱がなく開放的な駅空間な印象です。そんな広々とした駅に何やら怪しい編成が停車中でして…



な ん だ こ れ は (笑)
先頭車両とその後ろで車両が全く違うではないですか!

しかも後ろのほうは塗装こそ同色ですが変な位置に運転台が付いており、編成美の「へ」の字もありませんね(笑)
これにはちゃんとした理由がありまして、この日は先頭に立つ智頭急行「HOT7000系」が後藤工場から出場しており、試運転を行っている場面に遭遇していたのでした。運転台が片方にしかついていないこと、万が一故障しても他車に引っ張ってもらえるように伴走車として
鳥取駅の中線ではこのような光景はよく見られるそうですが、初見でこれはインパクトが強すぎました(笑)

プラットホームに視線を戻すと、キハ121系とキハ187系が並んで停車中です。見た目は似ていますがキハ187系はれっきとした特急列車です。前面の警戒色が黄色1色と赤の

そんなキハ187系は島根県のゆるキャラ「しまねっこ」ラッピングが施されていました。かわいらしいですね(笑)振り子式車両あるあるな「カーブの遠心力でそっぽ向いた連結器」もご愛敬です(笑)

キハ187系の後ろには智頭急行のHOT3500形がホームに入れず待ちぼうけを喰らっていました(笑)首都圏に負けず劣らずの列車密度になっていてちょっとビックリです(笑)
余談ですが、先ほどのヘンテコ編成や先行する特急列車によって先に進めない普通列車の形式に付いている「HOT」は、「H=兵庫」、「O=岡山」、「T=鳥取」の頭文字と英語の「Hot」をかけ合わせた意味があるそうです。おなじみWikipediaからの引用でした(笑)
地域の頭文字はともかくとして「ホット」はどのような意味合いで付けられたのでしょうかねぇ…ネタ的な意味なら確かにホットでしたけど(笑)以上、閑話休題
駅構内を散策してみます

山陰地方はリアス式海岸に代表される海岸沿いにおいて「日本海形成に伴う多様な地形・地質・人々の風土と暮らし」をテーマにジオパークに認定されています。そもそもジオパークとは、科学的に重要であったり、もしくは貴重であったりするため地域全体を一種の自然公園として認定された地域のことです。同じくジオパークに認定されている秩父地方では地元を走る鉄道車両にラッピングがなされていますが、こちらでも同様にジオパークをアピールするラッピング車両が運行されているようです

寄贈されたSLの模型も展示されていました。細部まで精巧に出来ており思わず見入ってしまいました

鳥取駅からちょっと離れた米子駅から海沿いへと向かう境港線では「ゲゲゲの鬼太郎」ラッピング列車が走っているようです。その数なんと6編成、どれが来ても楽しそうですね

鳥取といえばやはり「砂丘」、そしてお隣の島根県は「神の国」、ということで両方を取り入れたアートがありました(笑)大国主命がリアルすぎてちょっと怖いのと、頭だけだとなんだか埋められているようですね…(汗)こんなことを言ってるからバチが当たってケガだらけなんですよね(滝汗)


キハ47形を改造した観光列車「あめつち」の撮影用パネルもありました。見た目こそあちこちで

鳥取駅員さんによるメッセージボードはイラストの精巧性だけでなく話題性も強く、ネットニュースになることも多くありますね。今回は地元愛あふれるかわいらしいイラストでした
そろそろ次の列車が発車する時間が近づいてきました。ホームへと戻ってみます


次に乗車するのは「名探偵コナン」がラッピングされたこのキハ126系。前後でラッピングのベース色が異なるため印象がガラリと変わります。





コナンは金曜ロードショーか何かで地上波放送されていたものをチョロっと見た程度の者なので(汗)、とりあえず目についた箇所をパシャパシャと写真に収めてキャラクターなどについてのコメントは控えさせていただきます(笑)

9.JR山陰本線
キハ126-15+キハ126-1015(米トウ所属)
ワンマン快速とっとりライナー・出雲市行き
乗車区間:鳥取→出雲市
ということでコナン君と移動することにします。車内で殺人事件が起きないと良いですが(?)
終点の出雲市駅までは距離にして150km越え、快速運用でも乗車時間は3時間オーバーと超ロングランですので、ここらでキハ126系についてつらつらと述べてみようかなと…
キハ126系は山陰本線高速化事業の一環として2001年に0番台+1000番台の1次車が、2003年に10番台+1010番台の2次車が製造されました。前回乗車した単行仕様のキハ121系は2次車の単行仕様として登場しています。両者はよく見ると乗務員室扉の有無やステンレス鋼の接合方法など若干仕様が違います。内装も座席配置やドアチャイムなど差異が見られるのが特徴です。このへんの比較はそのうちできるといいな…(笑)画像で見たほうが分かりやすいですものね(笑)

1次車は島根県の資金援助により新潟鉄工所で、2次車は鳥取県の資金援助により新潟鉄工所の事業を引き継いだ新潟トランシスで製造されています
断面形状はストレート、前面も切妻構造で非常にシンプルな見た目ですが、こう見えても最高速度は時速100kmという俊足の持ち主です。設計最高速度は時速130kmで、もしこの速度で走ると日本国内での普通列車用気動車では最速になるのではないでしょうか?こんな空力を完全に無視した見た目で走られても怖いですが…(笑)

今回乗車したコナンラッピング列車と先ほどのキハ121系は2次車ですので乗務員室扉があり、車内もボックスシートが多く長距離向きです。
…と言いたいのですが、地方ローカル線に新車を入れるとなるとやはりお金の問題が絡むのでしょう、バケットシートということもあり見た目は良さげな座席は厚みがなく、ちょっと座っているだけで体が痛くなってきます(汗)さすがに3時間乗車するとなると途中で何度か席替えがてら車内を歩くのが良いですね(笑)

トイレは車椅子対応の大型のもので、内部構造もきれいにまとまっていました。この時は水タンクがカラに近かったのか、手洗い用の水がほとんど出てきませんでした(汗)チョロチョロというよりスポイトでポタポタ滴り落ちてる感じでした(笑)

ボックス席から山々を望み

平地を眺めながらお菓子を食べて(笑)

途中の米子駅ではもう1編成いるコナンラッピング列車とすれ違い


日もだいぶ傾いてきたところで終点の出雲市駅に到着です。時刻は19時をちょっと過ぎた頃、真夏のこの時間帯はまだ明るいですね

個人的にお気に入りの1枚。この後はこちら側を進行方向後方にして鳥取へと戻っていきました

本日の乗車はここまで。駅前のホテルに1泊します。一畑バスのジャーニーKが目立ちますが(笑)、この後ろのホテルに泊まりました。
●ちちぶじ1日目の移動記録
乗車距離…912.6km
乗車時間…656分
ただ乗っているだけ、と言ってしまえばそれまでですが、多種多様な車両の走行音を聞きながら風光明媚な自然を車窓に望むと、観光地を歩いているような旅行気分になりますね。少なくとも私はそう思います(笑)
次回はさらに西へと進みます。でもせっかくここまで来たので途中下車して観光もしてみたいと思います。
次回もどうぞよろしくお願いします!