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特急秩父路の各駅停車なブログ

白いデジカメを片手にあっちへこっちへ。鉄道とバスを中心に気の向くままに書いていきます。

ちちぶじ移動中 #3

2020-12-31 19:46:54 | 旅行
こんにちは、特急秩父路です。

どこぞの超低速列車「スノータートル」よりも遅い進みようですが、どうぞお付き合いください(笑)ちなみにスノータートルが走っている路線には乗ったことありません


浜坂駅は特急列車が停車するそこそこ大きな駅ですが、普通列車はほぼ全ての列車がこの駅で折り返すため乗り換えが必要になります


ということで今まで乗車してきた列車と反対側のホームに停車中のキハ121系へ移動します


振り返ってみると乗ってきたキハ40系は折り返しの準備…ってまさかの方向幕が「快速 園部」ですか(笑)せっかくの令和に活躍する国鉄型気動車の快速運用、本音を言えばアレに乗りたいのですが、後ろ髪を引かれる思いで乗り換えました(笑)


8.JR山陰本線
キハ121-4(米トウ所属)
ワンマン普通・鳥取行き
乗車区間:浜坂→鳥取

念願のキハ121系に乗車です。2両固定編成で運用されるキハ126系の単行バージョンがキハ121系ですが、この車両については後にお話ししたいと思います。とりあえず今は先に進むことにしましょう(笑)


車窓には引き続き日本海が一望でき




新緑が鮮やかな山々も見渡すことができました


せっかくなので進行方向後方の運転台を覗いてみます。お世辞にも広いとは言えないスペースに機器が集約されて配置してあり、使い勝手は素人目には良さそうに見えます。「キハ」なので気動車ですが223系電車と部品を共用しているため、かつての気動車といえばのゴチャゴチャした運転台とはだいぶ雰囲気が違います。例えば先ほどまで乗っていたキハ40系とか(笑)


通過駅数はそこまで多くありませんでしたが、駅間距離が長いローカル線あるあるな環境のため1時間弱かけて終点の鳥取駅に到着です。
鳥取駅と言えばターミナル駅では珍しい「架線の全く張られていない駅」なので、架線や架線柱がなく開放的な駅空間な印象です。そんな広々とした駅に何やら怪しい編成が停車中でして…






な ん だ こ れ は (笑)
先頭車両とその後ろで車両が全く違うではないですか!


しかも後ろのほうは塗装こそ同色ですが変な位置に運転台が付いており、編成美の「へ」の字もありませんね(笑)

これにはちゃんとした理由がありまして、この日は先頭に立つ智頭急行「HOT7000系」が後藤工場から出場しており、試運転を行っている場面に遭遇していたのでした。運転台が片方にしかついていないこと、万が一故障しても他車に引っ張ってもらえるように伴走車として暇を持て余している営業運転に就いていないキハ47形が連結されていたものと考えられます
鳥取駅の中線ではこのような光景はよく見られるそうですが、初見でこれはインパクトが強すぎました(笑)


プラットホームに視線を戻すと、キハ121系とキハ187系が並んで停車中です。見た目は似ていますがキハ187系はれっきとした特急列車です。前面の警戒色が黄色1色と赤のパンツマーク三角形なのも印象がだいぶ変わりますね


そんなキハ187系は島根県のゆるキャラ「しまねっこ」ラッピングが施されていました。かわいらしいですね(笑)振り子式車両あるあるな「カーブの遠心力でそっぽ向いた連結器」もご愛敬です(笑)


キハ187系の後ろには智頭急行のHOT3500形がホームに入れず待ちぼうけを喰らっていました(笑)首都圏に負けず劣らずの列車密度になっていてちょっとビックリです(笑)
余談ですが、先ほどのヘンテコ編成や先行する特急列車によって先に進めない普通列車の形式に付いている「HOT」は、「H=兵庫」、「O=岡山」、「T=鳥取」の頭文字と英語の「Hot」をかけ合わせた意味があるそうです。おなじみWikipediaからの引用でした(笑)
地域の頭文字はともかくとして「ホット」はどのような意味合いで付けられたのでしょうかねぇ…ネタ的な意味なら確かにホットでしたけど(笑)以上、閑話休題

駅構内を散策してみます


山陰地方はリアス式海岸に代表される海岸沿いにおいて「日本海形成に伴う多様な地形・地質・人々の風土と暮らし」をテーマにジオパークに認定されています。そもそもジオパークとは、科学的に重要であったり、もしくは貴重であったりするため地域全体を一種の自然公園として認定された地域のことです。同じくジオパークに認定されている秩父地方では地元を走る鉄道車両にラッピングがなされていますが、こちらでも同様にジオパークをアピールするラッピング車両が運行されているようです


寄贈されたSLの模型も展示されていました。細部まで精巧に出来ており思わず見入ってしまいました


鳥取駅からちょっと離れた米子駅から海沿いへと向かう境港線では「ゲゲゲの鬼太郎」ラッピング列車が走っているようです。その数なんと6編成、どれが来ても楽しそうですね


鳥取といえばやはり「砂丘」、そしてお隣の島根県は「神の国」、ということで両方を取り入れたアートがありました(笑)大国主命がリアルすぎてちょっと怖いのと、頭だけだとなんだか埋められているようですね…(汗)こんなことを言ってるからバチが当たってケガだらけなんですよね(滝汗)




キハ47形を改造した観光列車「あめつち」の撮影用パネルもありました。見た目こそあちこちで散々見かけるキハ40系列ですが、車内は地元の素材を多用して見違えるようにリニューアルされているそうです。グリーン車指定席の扱いのため敷居はそんなに高くなく、ぜひ一度乗ってみたい観光列車です


鳥取駅員さんによるメッセージボードはイラストの精巧性だけでなく話題性も強く、ネットニュースになることも多くありますね。今回は地元愛あふれるかわいらしいイラストでした

そろそろ次の列車が発車する時間が近づいてきました。ホームへと戻ってみます




次に乗車するのは「名探偵コナン」がラッピングされたこのキハ126系。前後でラッピングのベース色が異なるため印象がガラリと変わります。










コナンは金曜ロードショーか何かで地上波放送されていたものをチョロっと見た程度の者なので(汗)、とりあえず目についた箇所をパシャパシャと写真に収めてキャラクターなどについてのコメントは控えさせていただきます(笑)


9.JR山陰本線
キハ126-15+キハ126-1015(米トウ所属)
ワンマン快速とっとりライナー・出雲市行き
乗車区間:鳥取→出雲市

ということでコナン君と移動することにします。車内で殺人事件が起きないと良いですが(?)

終点の出雲市駅までは距離にして150km越え、快速運用でも乗車時間は3時間オーバーと超ロングランですので、ここらでキハ126系についてつらつらと述べてみようかなと…

キハ126系は山陰本線高速化事業の一環として2001年に0番台+1000番台の1次車が、2003年に10番台+1010番台の2次車が製造されました。前回乗車した単行仕様のキハ121系は2次車の単行仕様として登場しています。両者はよく見ると乗務員室扉の有無やステンレス鋼の接合方法など若干仕様が違います。内装も座席配置やドアチャイムなど差異が見られるのが特徴です。このへんの比較はそのうちできるといいな…(笑)画像で見たほうが分かりやすいですものね(笑)


1次車は島根県の資金援助により新潟鉄工所で、2次車は鳥取県の資金援助により新潟鉄工所の事業を引き継いだ新潟トランシスで製造されています
断面形状はストレート、前面も切妻構造で非常にシンプルな見た目ですが、こう見えても最高速度は時速100kmという俊足の持ち主です。設計最高速度は時速130kmで、もしこの速度で走ると日本国内での普通列車用気動車では最速になるのではないでしょうか?こんな空力を完全に無視した見た目で走られても怖いですが…(笑)


今回乗車したコナンラッピング列車と先ほどのキハ121系は2次車ですので乗務員室扉があり、車内もボックスシートが多く長距離向きです。
…と言いたいのですが、地方ローカル線に新車を入れるとなるとやはりお金の問題が絡むのでしょう、バケットシートということもあり見た目は良さげな座席は厚みがなく、ちょっと座っているだけで体が痛くなってきます(汗)さすがに3時間乗車するとなると途中で何度か席替えがてら車内を歩くのが良いですね(笑)


トイレは車椅子対応の大型のもので、内部構造もきれいにまとまっていました。この時は水タンクがカラに近かったのか、手洗い用の水がほとんど出てきませんでした(汗)チョロチョロというよりスポイトでポタポタ滴り落ちてる感じでした(笑)


ボックス席から山々を望み


平地を眺めながらお菓子を食べて(笑)


途中の米子駅ではもう1編成いるコナンラッピング列車とすれ違い




日もだいぶ傾いてきたところで終点の出雲市駅に到着です。時刻は19時をちょっと過ぎた頃、真夏のこの時間帯はまだ明るいですね


個人的にお気に入りの1枚。この後はこちら側を進行方向後方にして鳥取へと戻っていきました


本日の乗車はここまで。駅前のホテルに1泊します。一畑バスのジャーニーKが目立ちますが(笑)、この後ろのホテルに泊まりました。

●ちちぶじ1日目の移動記録
乗車距離…912.6km
乗車時間…656分


ただ乗っているだけ、と言ってしまえばそれまでですが、多種多様な車両の走行音を聞きながら風光明媚な自然を車窓に望むと、観光地を歩いているような旅行気分になりますね。少なくとも私はそう思います(笑)

次回はさらに西へと進みます。でもせっかくここまで来たので途中下車して観光もしてみたいと思います。
次回もどうぞよろしくお願いします!

ちちぶじ移動中 #2

2020-12-31 18:57:47 | 旅行
こんにちは、特急秩父路です。

突然の感染症が蔓延して間もなく1年。気軽に移動できる日が来ることを願ってやまないですが、先行きは不透明ですね…
安心して観光できる日を心待ちにして、過去の思い出話を綴ってみたいと思います。


6.JR山陰本線
113系福フチS9編成
ワンマン普通・豊岡行き
乗車区間:福知山→豊岡

なんだ、岡山で散々乗った黄色い115系の緑バージョンか…いえいえ、じつはこの車両、見た目こそ115系をしていますがクセが強くてですね(笑)


ここで113系やら115系やら形式が入り乱れて既に複雑になりつつあるのでちょっとまとめてみますと、「111系」のモーター出力を増強させた車両が「113系」、113系の寒冷地・急勾配路線用として製造した車両が「115系」です。おおまかに説明するとこんな感じだと思います。もし間違っていましたらご教示いただけますと幸いです。

で、本題に戻りまして、今回の編成はもともと中間車として製造された車両に廃車となった111系の先頭部を接合して誕生したワンマン運転用の2両編成です。これだけならよくある「地方路線向けの改造」ですが、さらに連結の手間を少なくするために
・電気連結器の設置
・停車時間の長い駅で車内保温や車内保冷のために使用する半自動ドアボタンの設置
・比較的駅間距離の長い路線で運行するため車内にトイレを設置
など各部に手を加えられています。極めつけはワンマン運転を考慮して一番前のドアを運転席寄りに移設しているため、ドアが引き込まれる戸袋部の窓(戸袋窓)が本来のものと後付けのものの2種類が並ぶという、他の車両では見られない構造となっています。
実はこの特殊な窓配置を知ったのはつい最近のことでして、当時は「なんか違和感のあるドア配置な気がしたけど…気のせいかな」とスルーしていたのでした(汗)


おかげでこんな写真でしか確認できませんが、全く確認できないよりはマシかなと…(笑)


比較用として通常のドア配置の車両も載せておきます(体質改善工事が施工されていますが)


さらに今回乗車したS9編成は冬季の架線霜取りのためパンタグラフが増設されており、先頭部の上にパンタグラフのある「前パン」スタイルとなっているのも特徴です。
前パン編成はもう1編成(S4編成)ありますが、そちらはリニューアル改造工事が施工されているため、今回の編成は唯一の原型(?)前パン車ということになります。


だいぶ手を加えられていますが、車内は古き良き国鉄時代の雰囲気を色濃く残しており、フカフカな座席も健在です。


そんなフカフカな座席に腰かけていざ出発です。




のどかな風景が広がる車窓と力強いMT54モーターの重低音が旅情をそそります。令和に入り数少なくなった国鉄型に乗車できること自体が貴重な体験でした。と言っておきながらちょっと居眠りしていたのは公然の秘密です(笑)


途中の養父駅ではこんな看板が。こう言われちゃうと余計に降りたくなっちゃいますが、列車本数が少ないということで通過させていただきます(笑)


終点の豊岡に到着です。ここから先は非電化路線となりディーゼルカーのお世話になります。とは言うものの、次の列車まで時間があるのでいったん駅の外に出てみることにします。


ゆるキャラ「玄さん」のお出迎えを受けました。豊岡市の玄武洞公園にある玄武岩がモチーフだそうです。なぜか怒っていますが、心根は優しく、義理と人情に厚い性格だとか。困ったときの八の字型な眉毛がなんともチャームですね(笑)


駅前には「全但バス」です。個人的にはキュービックのイメージが強い事業者ですがエルガもそれなりに見かけました。


せっかくなのでキュービックは正面から撮りたかったのですが…見事に被られました(泣)


大増発をして利便性を向上させようという取り組み、その名も「BUSの本気」だそうで。特徴的なポスターからもその本気具合が伺えます(笑)でも高速道路で逆走はしないでね


お昼ご飯を調達して次の列車へと乗り込むことにします。せっかくのお出かけですのでご当地モノの駅弁でも…と考えていたのですが、駅周辺には某有名コンビニエンスストアしかなく、「それっぽい」お弁当を買ってきました(笑)このお弁当は後でいただくことにしましょう。


ホームへ戻ると先ほど乗車してきた113系と次に乗車するキハ40系の「国鉄型コンビ」が並んで待機中です。


地方へ行くと電車は113系・115系、ディーゼル車はキハ40系が定番でしたが最近は置き換えも進み…電車こそ新しくなりましたがディーゼル車は西日本管内だとほとんどコレですねぇ(笑)製造数が多く頑丈に作られたこともあり、しばらくは活躍が見込めそうです。


7.JR山陰本線
キハ40 2008(福トヨ所属)
ワンマン普通・浜坂行き
乗車区間:豊岡→浜坂

では先へ進むことにしましょう。「汽車が出るぞー!」と水着や浮き輪を持って元気に走ってきた地域のお子さんたちや、学校帰りでしょうか、制服を着た学生さんたちを乗せたキハ40系は、運転手さんが窓から身を乗り出して安全確認をしながらゆっくりと豊岡駅を出発しました。なるほど、電車ではないので「汽車」という表現なんですね。こーゆー何気ない会話からも旅情が感じられますね。


見晴らしのいい鉄橋で有名な餘部駅を通り過ぎます。有名な駅ということもあってここで降りる観光客の方も多かった印象です。


で、せっかくの橋からの風景は見事に?撮り損ねましたので…


橋を渡り終えた直後の写真でお茶を濁すことにします(笑)波の落ち着いた日本海とリアス式海岸が車窓に映ります。


この日は空模様もきれいでした。風景は良いのですが、とてもとても暑かったです(汗)乗り物での移動で本当に助かりました(笑)




駅に着くとひとり、またひとりと降りていき、しばらくすると車内にはほとんど誰もいなくなってしましました。お世辞にも涼しいとは言えないけれども猛暑が堪える現代にはあるだけありがたいバスクーラーの送風口の下で先ほどのお弁当を広げることにしました。食べやすい大きさの俵おにぎりにピクニック感のあるウインナー…特に何の特徴もないお弁当ですが、これを選んで正解でした(笑)


食べ終わるころには終点の浜坂に到着です。
ご飯も食べ終わったので今回はこのあたりにしておきましょうか(笑)
次回もどうぞよろしくお願いします!

ちちぶじ移動中 #1

2020-08-09 23:54:14 | 旅行
こんにちは、特急秩父路です。


今回からは2019年8月に出かけてきた内容をだらだらと綴っていきたいと思います。…もう1年前なんですね(汗)今年は思うように出かけられない状態ですので、思い出しつつ少しでも旅行気分に浸かりながら進めていきたいと思います(笑)


1.JR常磐快速線
E231系東マト101編成+139編成
快速(列車番号532H)・上野行き
乗車区間:北千住→日暮里

始まりはいつもの常磐線。珍しく上り列車に乗車です(笑)早朝は15両編成だとだいぶ空席が目立ちます。日も昇ったところで日暮里に到着、ここで次の列車に乗り換えです。


2.JR京浜東北線
E233系宮サイ163編成
各駅停車(列車番号565A)・桜木町行き
乗車区間:日暮里→東京

初めての桜木町行きに乗車します。といってもこの行先は珍しくとも何ともないのですがそれはさておき(笑)東京までなので平行するJR山手線でも良かったのですが、最近ご無沙汰だったこともありこちらを選択しました。この2週間前に日暮里から大宮へ京浜東北線で移動しようとしたところ人身事故により運転見合わせとなり、東武アーバンパークライン経由という超遠回りで移動した過去についてはここでは触れません。こちらも朝ラッシュには早かったため空席の目立ったまま東京に到着しました。


ここまでは青春18きっぷでの移動ですが、東京に着いたら早々と改札を出てしまいます。いきなり旅行終了でもなく、高速バスに乗るわけでもなく、向かった先は


東海道新幹線で移動時間の短縮を図ろうと思います(笑)さっきの18きっぷは後ほどたっぷりと使わせていただきますのでご心配なく。ところで向かい側の回送電車には作業員の方やマニアと思われし方々がたくさんいらっしゃるのですが…


それもそのはず、この日は新型新幹線「N700S」の性能試験の実施日だったようです。早起きは何とやらとはこのことかもしれませんね(笑)


余談ですが、「S」の字が積分の「インテグラル(∫)」に見えてしまったと言うと理系出身であることがバレてしまう…と思ったものの、他にも多数の方が同じ意見でいらっしゃるようでちょっと安心しました(笑)


3.東海道新幹線
N700系(A改造車)X70編成
のぞみ3号・博多行き
乗車区間:東京→京都

ということでN700A仕様に改造されたN700系で移動することにします。今回は珍しく事前に指定席を取っておいたのですが、帰省ラッシュ…とまではいかないもののだいぶお客さんが多い列車でしたのでこの判断は正解でした(笑)


車内では東京駅のプラットホーム上にある売店で購入したサンドイッチの他に


「シンカンセンスゴクカタイアイス」として有名なあのアイスを車内販売で購入しました。パーサーの方から「スプーンが割れないようにご注意ください」と言われるほどのカチンコチンな硬さで、じっくり溶かしながらいただくとだいぶ時間が過ぎてしまいますね。気づいた時には名古屋を過ぎていました(笑)


京都に到着です。この地に降り立つのは何年ぶりだろう?おそらく4年ぶりな京都はウワサには聞いていましたがやっぱり暑かったです(笑)駅前をウロウロしていましたが、あまりの暑さにそそくさと改札内へと戻って行きました(笑)ちなみにここから青春18きっぷが復活します。


京都駅の奥の奥のほうにある(?)嵯峨野線乗り場。山陰本線の京都から園部までの愛称ですが、ちゃんと正式名称もカッコ書きされてますね。この路線もおそらく4年ぶりです。


頭端式ホームにはリニューアルされた221系が2編成出発待機中です。といっても片方は「回送」表示なのでどちらに乗るかは見てお分かりだとは思いますが(笑)

4.JR嵯峨野線(山陰本線)
221系京キトK21編成+K23編成
普通・園部行き
乗車区間:京都→園部


嵯峨野線は1989年に線路切り替え工事が行われ、それまで使用されていた路線は廃線になりました。しかし山あいを走る列車の車窓からは四季折々の風景が楽しめたことから、廃止から2年が経過した1991年に「嵯峨野観光鉄道」として生まれ変わりました。では新線の風景はというと、こちらもなかなか絶景でして一面に広がる新緑が目に優しい車窓が広がっていました。今回は夏の訪問でしたが、秋には紅葉が美しいとの評判なので、世情が落ち着いたら新旧線ともども訪問してみたいと感じる路線でした。


終点の園部に到着です。


今回乗車した221系は4両編成を2本繋げた8両編成のため、編成のちょうど真ん中で先頭車が向かい合う形になります。JR西日本が積極的に取り付けを進めている転落防止柵がしっかりと機能していますね。


221系の向かい側には223系5500番台が停車中です。223系というと堂々の12両編成で「新快速」として最高時速130kmで京阪神地区を駆け抜けるイメージが強いですが、この番台はワンマン運転に対応した2両編成とギャップがすごいです。








ちょうど種別幕が回っていましたので片っ端から撮影してみます。シャッターチャンスを見事に失敗して切れまくりですが(汗)各路線を示すアルファベットが全て異なる色のため、同じ「普通」でも雰囲気が異なりますね。


山陰本線を示す「E」の普通幕が出たところでいざ乗車です。
ちなみに山陰本線が「E」なのは、JR西日本の公式発表によると「京都・大阪・神戸を結ぶJR京都線・JR神戸線を『A』、大阪市内を一周する大阪環状線を『O』として、分岐駅順にアルファベットを付与している」ためだそうです。なるほど…分かりやすい?分かりにくい?おそらく人それぞれだと思います。ちなみに私の意見としては東京の地下鉄のように路線名の頭文字を取ったほうが分かりやすいような気がしますが、東京メトロ半蔵門線が「Z」であるように他路線との関係で必ずしも頭文字になるとは限らない事例があること、大阪環状線は山手線のように単一の車両がグルグルと回っているのではなく複数の車両が多岐に渡る行先で運行されていることを考えると、やっぱり順番に割り振っていったほうが良いのかなとも思ったり思わなかったり…(笑)

5.JR山陰本線
223系5500番台福フチF4編成
ワンマン普通・福知山行き
乗車区間:園部→福知山

ワンマン運転と言いながら車掌さんが乗っており、まさかの車内検札を受けました(笑)この時期は「18きっぱー」が多いことから不正乗車防止の観点で実施されているのでしょう。数年前のJR奥羽本線に乗車して以来、人生2回目の車内検札を受けてきました。










列車は新緑の風景の中を進んでいきます。


心安らぐ地方へのお誘い(?)や


読み方が違えど何だか懐かしい名前の駅名を通り過ぎ


途中に天守閣が見えましたが、これは福知山城ですかね?


乗車から実に77分、福知山に到着です。山あいを走る転換クロスシートからの車窓は終始飽きることはありませんでした。
























ここでも幕回しを堪能しました(笑)最初は白幕でビックリ、その後もワンマン車での快速やら新快速やら、果ては丹波路快速とネタが続いたものの


結局回送になっちゃいました…(笑)


福知山には京都丹後鉄道も乗り入れています。数年前までは「北近畿タンゴ鉄道」という名前でしたが、運行会社が高速バスで有名なWILLER EXPRESSの子会社「WILLER TRAINS」に引き継がれてから2015年に現在の名前で再出発を果たしたそうです。アルファベットの略称は「KTR」そのままに、京都の名を冠して定着しやすい名前になったのは個人的に評価が高いです。最近はどこもかしこもカタカナ表記が流行りのようですが、敢えて漢字表記に統一したのも高評価ポイント。特急列車のリニューアルや新型車両の導入など、車両更新も少しずつ進んでいるようで今後が楽しみですね。


さてさてお次の列車は…と言いたいところですが、今回はここまで。一応チラ見せしておきますが、この車両については語るネタが結構多いので次回にお預けさせてください(笑)

ということで乗車本数は少ないものの東京から京都まで来てしまいました。この先どこまで進むのか、このルートですと何となく想像がつくかもしれずあまりご期待に沿えない結果になるかもしれませんが(汗)、次回もどうぞよろしくお願いいたします!

山陽と山陰と 6回目(終)

2020-08-02 20:55:24 | 旅行
こんにちは、特急秩父路です。
やらかした目覚めを経験し(苦笑)、とりあえず「広島といえば」の路面電車を楽しんでプラマイゼロ(…にはちょっとマイナスが残っている感じがしますが笑)になったところからスタートです。


とりあえずJR西広島駅まで移動してきました。JRに乗らないとなるとバス移動がメインになりますが、今回は


朝見かけたボン・バス、こちらに乗りたいと思います。






親会社が広電バスなだけあって、中型車メインな会社でも日野車の割合が高いです。


乗車するのはレインボーRJ。個人的にはいすゞエルガミオが好きなのですが、エルガミオもちゃんと(?)導入されているそうです(笑)


まぁどちらもJ-BUS製なので、いすゞと日野の違いってライト形状の違いだけなんですけどね(笑)


車内は観光バスのような落ち着きのあるモケットが印象的でした。




路面電車の軌道をガタガタと渡り、車窓には山間部のつづら折りな道路が見えてきました。この「己斐峠」を越えるのが今回の乗車目的だったりします。もう何年も前になりますが、YouTubeで見たときに「こんなにもおもしろい路線があるのか…」と無駄に感動してから気になっていた場所です。広電バスが運営していた時は大型車で運行されていたそうで、運転手さんの技術力の高さには驚くばかりです。


峠を越えて住宅地を抜けると終点の五月が丘団地(広島修道大学南口)に到着です。西広島駅からざっと30分ほどの乗車時間でしたが、市街地から山間部、そして住宅街と見ていて飽きない車窓を楽しむことができました。帰りのバスまで30分ほどあるので、待機場へと向かったレインボーRJの後を追ってみることにします(笑)




※敷地外の公道より撮影しています
待機場にはボン・バスの他に広電バスも待機していました。


こちらは1台のみ導入されたという9mサイズのレインボーHR。起伏の激しい路線では10.5mサイズの中型ロングは床下を擦りかねないという理由からこのサイズなのでしょうか?個人的にはあまり見かけないサイズのHRです。


HRがちょっと切れてしまいましたが、右からレインボーRJ、レインボーⅡ、レインボーHRと「レインボー三兄弟」です。新型レインボーはアルファベットや数字は付かないことから並ぶと4兄弟になったのですが(笑)
新型レインボーといえば、直列4気筒というあの小さなエンジンで山道を駆け上がることはできるのでしょうか?(笑)




山の上らしくちょっと肌寒い日でしたが、天気はお出かけにピッタリな青空でした。


バス停周辺を散策してみます。坂の多い住宅地はジブリ映画に出てきそうな光景ですね。


しばらくして帰りのバスがやってきました。と言ってもさっきのRJですね(笑)今度は己斐峠を下って西広島駅に戻ります。


座席には注意喚起のステッカーが貼ってありました。手書きのようなフォントが特徴的ですね。


広島市街地で見られる事業者のバスが一同集結したポスターもありました。広島交通だけ三菱ふそうなのが独自色があって良いと捉えるか、せめて新型エルガのデザインにして見た目を統一すべきだったか…(笑)


西広島駅に戻ってきました。PASPYで運賃を支払って念願のボン・バス乗車は終了です。






行先表示器には「ジアウトレット広島」の表示が英語表記も込みで誇らしげに表示されています。「ジ」のカタカナ表記が斬新ですね(笑)

そろそろ次の目的地に向かおうと思います。路面電車、バスときたら次は電車ですね。ということで西広島駅の改札をくぐろうとしたら


こんなところでズッコケ三人組と遭遇!いやぁ懐かしいですね~、って世代ではないのですが(笑)


ホームにつながる跨線橋には207系のイラストが。確かにJR西日本の車両ですが、活躍路線の場所が違いすぎてちょっと場違い感が(笑)


やってきた227系に乗って広島駅へと向かいます。国鉄型電車の引退まであと1ヵ月の時期だったので、さすがに115系には会えないか…とは思っていましたが


終点の広島でまさか並ぶとは思わず(笑)3年前に来た時は、当時は少数派だった227系しか見ていませんでしたので斬新というか何というか…(笑)


だいぶ影の多い写真になってしまいましたが(汗)同じ国鉄型車両でも気動車のコチラはまだしばらく活躍しそうですね。


ちなみにヨンマルはコンコースのポスターにも堂々と登場していました(笑)


「RedWing」の愛称が付いた転落防止柵も誇らしげに折り返し準備中の227系。末期は黄色単色だった115系などの国鉄型とは打って変わり、洗練されたデザインにまとめられた広島地区の次世代車です。


JR発足後初の事例で廃線区間の復活として話題になった可部線の「あき亀山」行きも227系での運転でした。


西日本豪雨からの復興に向けて、普通列車の種別表示器には応援メッセージが表示されていました。


しばらく227系を眺めた後は次なる場所へ移動します。快速の種別が誇らしげに光る呉線の227系で向かった先は


港町として有名な呉に到着です。ここには以前から行きたかった場所がありまして、早速向かってみます。






じゃん、大和ミュージアムです。かつて「宇宙戦艦ヤマト」が流行った時期がありましたが、そのブームからはだいぶ遅れて興味を示した人であります(笑)ということで聖地巡礼ではありませんがいざ参ることに…ってあれ?


な  ぜ  下  調  べ  し  て  こ  な  か  っ  た
…これはちちぶじ、致命的なミスです(泣)ここまで来てまさかの休館日とは…海辺に向かってヤマトのテーマ曲を歌いたくなる衝動に駆られましたが、さすがに一人でそれをやるのは気が引けるので






おとなしく港で船を眺めて帰ることにしました。呉へは再訪案件ですね(笑)






港が近いこともあり、船や錨をモチーフにしたデザインがあちこちに見られました。






広島駅へ戻ってきました。結局国鉄型電車は西広島から来た時に並んだ115系だけしか見るこができませんでした。この1ヵ月後にダイヤ改正が行われ、広島地区は227系に統一されましたが一部の国鉄型は下関地区へと転属したようで、西日本ではもうしばらく国鉄型の最後の活躍が見られるようです。


広島駅前でめいぷるーぷ用のエルガミオを撮影していたら、後ろでテレビの生中継が行われていました。もしかしたら映っていたかもしれませんね(笑)


楽しかった3日間の旅もそろそろ終着です。お土産を大量に買い込んでホームへと向かいます。








車内で駅弁を美味しくいただきながら新幹線で帰ります。ちなみに時刻は18時前ですが、これ昼食です(笑)本当は西広島から広島へ移動した後に昼食にしようとしたのですが、いいや呉で食べようと後回しにした結果忘れていたという経歴がありまして…(笑)






すっかり日も暮れて冬らしい寒さが一段と厳しくなり始めた時間に東京へ到着です。回送電車だらけの行先表示を眺めて3日ぶりの関東地方の地へ降り立つべく改札を出ると














歴史ある東京駅と現代の東京らしいビル群の組み合わせが絶妙な光景を見ることができました。雪が降っていたらなお幻想的だったのでしょうが、これでも十分楽しむことができました。


ピンボケ&ブレさえなければ都営バスとのショットが一番良かったのですが…(笑)


〆は常磐線に直通する上野東京ラインのE531系で今回の旅は終了です。

久しぶりの関東脱出(?)で新しい出会いや発見も多い3日間となりました。西日本豪雨が発生してから1年経っていない時期ということもあり、特に呉線に乗車していた時には車窓に土砂崩れの跡や被災した建物など多く見られました。被災された方にはお見舞い申し上げますと共に、復興に尽力されている方には安全に留意されご活躍されることをお祈り申し上げます。次は元気になった西日本に再び訪問したいと思います。












今回のお土産はこちら。一例ですが、家族や友人に配ったり自分で食べてみたりと旅の後も楽しむことができました。


ようやく1年以上前の旅行記が完結した…と思いきや、実はその半年後に再び出かけていまして(笑)こちらの話についてもボチボチ書いていきたいと思います(笑)
ということで、次回もどうぞよろしくお願いいたします!

山陽と山陰と 5回目

2020-04-08 23:45:58 | 旅行
こんにちは、特急秩父路です。


早速私事で恐縮ですが、今日でブログ開設から1200日目だそうです。ざっと3年ちょっとですね。駄文が続く拙作ばかりのブログではありますが、今後もお付き合いの程よろしくお願いいたします。

ということで、開設800日くらいの出来事をつらつらと(笑)


…の前にここで大失態をしでかした話でも聞いてください。そして大いに笑ってください。べ、別に恥ずかしかったり傷ついたりしないもんっ!(笑)

広島のホテルでは空き部屋の都合で1人旅にも関わらずダブルベッドの部屋を予約しました。料金も8000円程度で抑えるちちぶじにとっては高めの1万1000円。しかし初日の岡山→出雲では日付の変わるギリギリでホテルにチェックイン、2日目の出雲→広島では初めての高速路線バスで慣れないながらも乗車したために疲労が…ちょっと休憩してからシャワーを浴びよう…ちょっとそこの椅子に腰かけて…

そのまま翌朝を迎えてしまいました(!)まさか机に突っ伏した状態で目が覚めるとは予想外です(笑)さすがにシャワーは浴びましたがダブルベッドには一切横になることなくチェックアウトとなりました(汗)

教訓:タイトなスケジュールは無駄のもと

ということでわりと、どころか結構なショックを抱えて3日目出発です(笑)


ホテルから広島バスセンター方面へ歩いてみます。市街地は日本最大級の路面電車網が縦横無尽に走っていますが、他にも路線バスがひっきりなしに行き交います。広島電鉄(通称「広電」)、広島交通(通称「広交」)、広島バス(通称「赤バス」)と「広島」だらけで何だかゲシュタルト崩壊してきそうです(笑)広島バスだけ通称が車体色なのが個性的(?)ですね。




そんな「赤バス」をパシャリ。2007年式の日産ディーゼル「スペースランナーRA」+西日本車体工業96MCワンステップで、灯火規制対応後のフォグランプやテールランプが特徴的です。


側面の行先表示器を拡大してみてみると「急行」「ノンストップ」の文字が。種別のある路線バスは珍しいですね。


広電バスの子会社「エイチ・ディー・西広島」(通称「ボン・バス」)の新型レインボーも市内を快走していました。西広島の山岳地帯を走るイメージが強く、市街地で見かけることができたのはちょっとビックリでした。


朝ラッシュを控え路面電車は連接車が多い印象でした。JR東日本新潟地区みたいなキムワイプカラーの車両や


まさかの京急ラッピング車も運用入りしていました。広島まで来て京急カラーを見るとは…(笑)


広島バスセンターに到着したら早速ですが朝食です。全国チェーンのリトルマーメイドなのは気にしてはいけません。

焼き立てパンを楽しんだら、バスセンターでの用事を済ませるべく窓口へ。今日は高速バスでは移動しません。じゃあ何でココに来たのかって言いますと…


こちら、広島市内で使える交通系ICカード「PASPY」を発行してきました。記名式にしたので名前部分を領収書で隠しています(笑)
窓口で「7種類ありますがどれにしますか?」と言われビックリしました。全部欲しいのが本音だったりしますが、2000円×7種類=1万4000円…これではお土産を買うお金がなくなってしまうので広島電鉄仕様のみ発行してもらいました(笑)
ちなみに広島電鉄の他は「広島交通」「広島バス」「アストラムライン」「トモテツバス」「中国JRバス」「中国バス」があり、過去には「呉市交通局」「芸陽バス」「備北交通」もあったそうです。


無事にPASPYを発行できたら早速使うためこちらへ。なぜ広電にしない、というツッコミはなしで(笑)








広島市内を「自動案内軌条式旅客輸送システム (AGT)」なるちょっと難しい名前のシステムで走るアストラムラインは、正式名称を「広島新交通1号線」といい、本通から県庁前までの300m区間は地下鉄扱いなんだとか。




ちなみに無人運転のように見えますが、これは最後尾車両を撮影したものであるため、実際はワンマン運転となっています(笑)


途中の大町で下車。とくにこれといった理由はないのですが(笑)、せっかく降りたので駅前を散策してみることに。


リエッセと小型ナンバーで登録されたショート仕様ポンチョが待機中。ただそれだけです(汗)






ということで広島バスセンターに戻ってきました(笑)日野ヘビーユーザーの広電バスが幅を利かせているだけあって日野車の割合が多い印象でしたが、なかにはE-Ⅱマスクの96MCもいました。あまり見かけない仕様ですね。






今度こそ路面電車に乗ります(笑)とはいってもまずは撮影タイム。丸みを帯びたフォルムの車両や角ばった鉄道車両らしい車両など多種多様で楽しいですね。






撮影が終わったら3系統の単車に乗っていざ移動。ゴロゴロと音を立てながら路地を進む光景は路面電車ならではですね。


終点の西広島駅に到着です。JRへ乗り換えるにはちょっと歩く必要があります。といってもJRに乗り換えるわけではないのですが…(笑)

ということで今回は広島市街地を散策してきました。次回は西広島駅からちょっと遠出?してみたいと思います。

1200日目になってもなーんにも成長していない内容でしたが(汗)、次回もどうぞよろしくお願いします!