D.gray-man第201夜「絶望の罪人」

Dグレ201夜感想、ネタバレ注意！







アレン「リンク！？」


トクサを救おうとした矢先、リンクの術で拘束されたアレン。

リンクも、テワクがワイズリーに見せられた予告映像を信じていたわけではなかった。
だが彼は、アレンの内側から滲む冷たく殺伐とした気を感じていた。それは数ヶ月にわたってアレンを監視してきた彼にとって、決定的な違和感だった。


―「14番目」への覚醒が始まったのは間違いない！
―ウォーカーは危険だ！！



…ああ…
トクサを安全かつ確実に抑えこむためとかじゃなかった…。
トクサを守るためとかですらなかった…。
単にアレンが危険人物に見えただけだった…。

ゴーン…orz


けど今までのアレンのことは一応普通に評価してくれてるようでよかった。
でもって、それでも“今は危険”と判断すれば冷静に対処しようとするのはえらいというか、いいことだよな。

…でも…数カ月間監視してきたリンクが危険と判断したってことは、アレンがいよいよ立場なくしてくってことなんだよな…。



地面に墜落したアレン。


アレン「はなせ…っ、今なら助かるかもしれないんだ。リンク！！！」


口に貼られた札を無理矢理剥がし、必死で訴えるアレン。
トクサは既に、一度取り戻した正気を再び失いかけている。


ルベリエ「きくな！ウォーカーは暴走している」


傷をおさえて立ち上がり、リンクに向かって叫ぶルベリエ。


ルベリエ「締め上げてゲートを開かせなさい！！　さぁ！リンク監査官ッ」



ルベリエ意地になってるな。
リンクは困惑してる模様。どうするリンク。

＝＝＝追記＝＝＝
よく見ると六幻と一緒に落ちてた。危ねー(汗)
次のコマで六幻拾ってるけど、あの体勢じゃ足斬りそうだ。
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テワク「兄様」


突然、リンクが抱えていたテワクに異変が起きた。
札の効果が切れたのか、アルマの怨念に呑まれ始めたのだ。


テワク「兄様はどこ…？　殺したんですの…？　兄様はッ、アレン・ウォーカー…！！」


リンクの元を飛び出すテワク。
慌てて止めようとするリンクだが、もう札がない。


テワク「兄様はどこぉおおおぉお」


アレンに襲いかかるテワク。
拘束されているアレンは動けない。
アレンが思わず目を瞑ったその時、巨大な球体がテワクを弾き飛ばした。
その球体の正体は、巨大化したティムキャンピーだった。



ああ…テワク…orz
ひとり変化せずにいたから、無事に済むかと思ってたら…。



ティムの姿に驚愕する一同。
その時、再び暴走を始めたトクサがリンクに襲いかかる。


アレン「ダメだよせーーっ」


万事休すと思われた次の瞬間、トクサの姿が突然消えた。
驚くリンク、アレン。


テワク「トクサ…？」


トクサの消えた場所を呆然と見つめるテワク。
その足元に、黒い波紋が広がる。


テワク「兄様、トクサ、キレドリ、ゴウシ…」

アレン（！！！　伯爵の方舟！！）

テワク「みんな、テワクを、ひとりにしないで…」


涙を流すテワク。


アレン「そこから離れろぉ！！！」
リンク「…テワク！」


テワクを引き戻そうとリンクが手を伸ばすが時既に遅く、テワクは伯爵の方舟のゲートに消えてしまった。



―リンにいさま


脳裏に蘇る幼い声。
幼き日、並んで座る6人の後ろ姿。



リンクだけあんま驚いてないなと思ったら、そういやリンクは既に巨大化ティム見てたんだっけ。


テワクは何かリナリーに似た過去がありそうな…家族亡くして、鴉の仲間が家族で…とかそんな感じが。
マダラオは実兄なんだろうか？
リンクにも「にいさま」って付けてたみたいだけど…。

てかサード5人＋リンク、鴉の中でも昔から特に一緒にいたのか。
…なんかこれ、リンク切なくないか。
知らん間に他の5人がサードになってて、しかも皆異形に変化して死んだりどっかに消えたり…。

ところで幼鴉6名がかわいいです。



伯爵「貴方方が計った『第三使徒計画』。実に良く理解できマス。生存を求める故のごく自然な行動ダ」


伯爵の背後に現れる黒い波紋。


伯爵「しかしながら我々には理(ルール)があるノデス　我々は自らが掲げた『神』で殺し合わねばナラナイ　その筋道からハズれる事は断じて許しマセン　力を欲するなら『ハート』を探すコトデスヨ」


方舟のゲートから、マダラオを抱えたマーシーマが姿を見せる。


リンク（！）
アレン（マダラオまで…っ）
伯爵『第三使徒はこちらの駒にさせて頂きマスヨ。理(ルール)に従ッテネｖ』


ゲートに消えて行く伯爵達。



マーシーマ何しに来たｗ　迎えに来たのか？
とりあえずマダラオが一応無事ってことは、アルマ細胞の暴走を止めるのは伯爵じゃなくてもノアなら可能なのか。


にしても「理(ルール)」か…。
これが暗喩なのか言葉通りのものなのかはわからないけど、言葉通りだとしたらやはりゲームを管理してる存在がいるということなのか。
…伯爵がサウロンとかサルマンとかそのあたりで、その上にメルコール(モルゴス)みたいな存在が　←お前は何を言っているんだ

それと、「自らが掲げた神“で”殺し合わねばならない」ということは、その掲げる神自体はゲームの管理者ではないのだろうか。
オセロやチェスや碁でいう“黒”“白”みたいな意味合いなんだろうか。


ああ、管理者がいるとかではなくプレイヤー自らが駒になるってパターンもあるか。
(某少年魔法使い物語の第一作目で主人公達3人が魔法のチェスの駒になってたみたいな感じで。)
伯爵がノア側のキングで、ハートが教団側のキング。キングを取られたら終わり。
チェスで奪った駒を自らの駒としては使えないように、教団側がダークマターで戦うことはできない。ノア側がイノセンスで戦うことも(おそらく)できない。
いやDグレの場合駒にイノセンスやダークマターが付加されてる状態なのでチェスとは少々違うのだけども。

てかその「ルール」が言葉通り明確に存在するものだとして、それを知ってる人物がいるのは伯爵側だけなんだろうか？
教団側が知らないとすれば不公平だと思うが、大元帥とかはどうなんだろう。
第三使徒計画があっさり認可されてるぐらいだからやっぱ誰も知らないのかな。
いや伯爵の言うルールが言葉通りルールだとは限らないのだけども。


「こちらの駒にする」って、具体的にどうするつもりなんだろう…。
＝＝＝追記＝＝＝
①洗脳して戦わせる
②単なる人質
③守化縷にする
④誰か1人を怒りのノアの宿主にする
⑤アクマの餌にする
⑥アルマ細胞を研究して何か新しい魔導兵器を開発
⑦その他

…うーん…
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伯爵『あ　それから、理(ルール)からハズれまくっテルそこの貴方』
アレン「……」
伯爵『近いうちにお迎えにあがりマスネ　おまえはもう、その場所で生きられないでショウ…？』






教団本部。
牢獄か監禁部屋と思しき場所で、巨大化したままのティムが拘束されていた。

そして、アレンも…。



ああ、いよいよアレンの立場が…。
異端審問の足音が聞こえてくる…。

リナリーとかは猛抗議しそうだけど、ゴウシの件がかなりこたえてるだろうし、神田の(ブックマン師弟もか？)離脱も相当きついはず。
今は抗議する元気もないかもなぁ…。

今アレンを庇って真正面からルベリエに抗議するとすればバクぐらいか？
コムイは心情的にはアレンの味方だろうけど立場上難しいだろうし。
レニーはアレンを悪く思ってはいないと思うけど、セカンド・サード両計画に携わってた手前、今更後にひくのはやっぱ難しい…よな…。



◆現在の教団の戦力的状況◆（へブラスカとアルマ除く）

・戦闘可能（推定）8名
　ティエドール、ソカロ、クラウド
　アレン、リナリー、クロウリー、マリ、ティモシー

・戦闘補助可能（推定）2名＋ａ
　ミランダ、リンク(鴉)、ティム(ゴーレム)

・行動不能（推定）1名＋2ａ
　チャオジー
　フォー(守護神)
　アトゥーダ(ゴーレム：術者の体力が…)

・離脱or行方・生死不明7名
　クロス、神田、ラビ、ブックマン
　マダラオ、トクサ、テワク

・今回の事件での死亡2名
　キレドリ、ゴウシ



この状況でアレンを排除しようとするのは無謀というものですよ長官。
しかも彼は奏者ですよ。
彼がいなきゃ新しいゲートを設置することもできないし、下手すりゃ既存のゲートだってぶっ壊されるかも知れませんよ？



今後の展開めっちゃ楽しみです。

ところでティム、元に戻ってくれ…。
てかクロスが中から出てくるなんてことはやっぱなかったな…。
もういっそマイトラが全身タイツ脱いだら中身クロスとかでいい(笑)




＝＝＝追記＝＝＝
●ブックマン師弟の件はおあずけ(T∀T)。

●ラストのアレン、肌にトーンかかってるけどこれはノア化してるのか単なる効果なのかどっちだろう。
　雰囲気としては14番目というよりアレンぽい気はするけど…。
　アレンのままノア化してるとか？
　いややっぱ単なる効果(雰囲気)かな…。
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