今日もテクテク散歩…

―月日は百代の過客にして、行かふ年も又旅人也―
                              芭蕉

大江戸老舗めぐり

2006-02-24 | Weblog
新潟・大和デパートで大江戸老舗めぐりが開かれている。
民芸品から老舗の味めぐりまで江戸(東京)へ行かなくても満喫出来るデパートのイベントだが、平日でも結構な混み具合であった。

それに併設してデパート前のプロムナードでは

【湯島天神・白梅太鼓】

男性一人、女性五人が躍動感をみなぎらせ太鼓を打っている。
みんな若い!会場からは「イョー!」「日本一!」の掛け声が飛ぶ。
なんでも平安時代に時を告げる「時太鼓」として伝わり、もともとの『静』の打ち方に現代的な若々しい女性の躍動美溢れる『動』のリズム感を加えて復活させ、また和太鼓のすばらしを伝えるべくフランス・ドイツ・アメリカと海外でも活動しているとか。

今までにない、若い女性ばかり(男性は一人に限定)の躍動感溢れる和大鼓『白梅太鼓』を新潟に見ることができた。

ちなみに湯島天神は学問の神様・菅原道真公を祭り、受験生にとっては聖地。
ちょうど「梅まつり」。Webでみる梅は可憐だ。9割方白梅とか。

大江戸散歩もしてみたい気分ですネ。

春探し…

2006-02-19 | Weblog
久しぶりに朝からの柔らかい陽射しがまぶしい。
毎日々ダークグレーの空と雪ばかりの暮らしは気分もふさぐというものだ。
障子越しに入るやわらかい陽射しは気分を高揚とさせる。
ご近所をみれば申し合わせたように物干し台の洗濯物、あちらこちら車の洗車のはなざかり。太陽の恵みは素晴らしい。

春を探しに家を出た。
信濃川の河川敷に行ったが駐車場が満車(みんな春が待ちどうしくて河川敷に来たんだろうなー)。それでは、と、新潟県立鳥屋野潟公園へ車を走らせた。ここも満車状態。ようやく空きをみつける。
公園は子供連れの家族で一杯。子供は広い広場が一番。
雪に閉じ込められた開放感からか、走り回る子・凧揚げに嬉々としてる子、やはり子供は風に向かって元気に遊ぶのがよく似合う。

潟の周辺を歩いた。ウォーキングを楽しむ夫婦・春探しにカメラを構える年配の男性・お弁当をひろげている若き夫婦・ペットの犬を散歩させている人、そうそう犬も開放感?を満喫してはしゃいでいる、それぞれ、つかの間の暖かい一日を楽しんでいる。

公園のねこやなぎがしっかり芽吹いていた。春がすぐそこまできているような感。
「冬来たりなば 春遠からじ…」雪国・越後人(びと)には実感できる言葉だ。

明日の午前中までお日さまマーク。午後から曇りマーク。週間天気予報は雨マークはあるけど雪マークがすっかり消えている。さすがの冬将軍も衰えたり?三寒四温を繰り返しながら越後にもやがて春がやってくる。

冬 つかの間の夕日

2006-02-06 | Weblog
写真は1月の地元スーパー屋上駐車場から偶然撮った弥彦山・角田山(建物に隠れていますが)に沈む夕日ショットです。

とうとう越後・津南は積雪が4㍍16㌢を記録しました。
戦後三番目の積雪記録とか。
冬の風物詩にもなる雪ですが、また、そこに暮らす人々にとっては厳しい自然災害にもつながる雪でもあります。

しかし雪国の人々は雪を上手に利用する知恵もありました。例えば「かんずり」。新潟・妙高地方の香辛料である「かんずり」は秋口に塩漬けした唐辛子を一月半ばから真っ白に降り積もった雪原にまきます。なんで雪に撒くか?雪にさらすことでアクを取り辛さと甘さが加わるといいます。真っ白い雪原に撒かれた真っ赤な唐辛子のコントラストは見事な色合いです。
織物の町、十日町市・小千谷市の見事に染め上げた織物を「雪さらし」する風景も冬の美しい風物詩です。
また、スキー場、十日町・六日町の雪祭りは雪を逆手に観光にしました。
地元の新聞・新潟日報は毎年この時期、冬の生活詩・風物詩として必ずカラーで紹介しています。

それにしても、例年にない大雪でした。
立春も過ぎました。
春待ちしいこのごろです。

越後平野のどまんなかに…

2006-01-10 | Weblog
昨日のブログ日誌に新潟・夏井のはさ木のことを書きました。
もうひとつ書き込みをします。
はさ木を管理する小屋の前に説明板があったのでなんだろうと見たら
なんと立川談志師匠のユーモア溢れる看板じゃないですか。

なんでこんな雪深い越後平野のど真ん中に立川談志が…?
いきさつはよく分からないが、まッこれはこれで立派な観光?

夏井のはさ木

2006-01-09 | Weblog
写真は角田山とはさ木風景です

冬前は今冬は暖冬模様の予想だった。
冬に入ったらいきなりの大雪。
新潟県・津南は4㍍近くの積雪を記録してしまった。
問題はお年寄りが多い過疎地であること。
毎年の大雪に慣れているはずの古老が
「こんなにいっぺんにこんなに早く積もった大雪は初めてだ」
とため息をついていました。
今日は雪も一服状態でしたが冬本番はこれから
大雪に負けずにがんばろう!

今日は新潟も雪は一服でした。
と、いうわけで久しぶりに郊外へドライブしました。
新潟市夏井(旧岩室村・夏井)に「はさ木」という立ち木があります。
ポピュラーな山登りで賑わう角田山と
「おやひこさん」と親しまれている弥彦山を背景に立ち木(はさ木)が越後平野のど真ん中に一直線に並んでいます。
春になり「はさ木」が芽吹くころ、田植えのゴーサインになります。
秋には「はさ木」に黄金色の稲を干します。
かってはどこにでも見られた「はさ木」でした。
今はほとんど見られなくなりました。
そこで夏井集落の方々は後世に残そうと保存しています。
説明が長~くなりますが案内板を紹介します。

夏井のはさ木
日本一の米どころ越後平野を古くから特徴づけてきた「はさ木」。
かっては刈り取った黄金の稲を身にまとい、
さながらあぜ道の両側に金屏風を並べ立てた様な光景を見せていました。
農業の機械化、近代化が進んだ今、はさ木は静かにその役割を終えようとしています。
しかし、時としてはさ木は、私たちに雪や雲や霧といった四季の移ろいの中で輝きを見せてくれています。
はさ木と平野の醸し出す美しい情景をすこしでも後世に残せていけたらと思います


先人の知恵である越後国・夏井の「はさ木」を訪ねました。


2006事始

2006-01-02 | Weblog
あけましておめでとうございます
今年こそは…と毎年々お願いし、お参りしますが
年だけは一丁前に増えていきます

新年のご挨拶はやはり神様から始まります
県下一番の初詣客で賑わう越後一ノ宮・弥彦神社も
元旦2日目となると並ばなくても静かにお参りできます

本年もつたなく、皆さんには、どうでもいいようなブログですが、飽きもせずお付き合いの程をよろしくお願いします。

師走の街

2005-12-30 | Weblog
久しぶりの「今日もテクテク歩き…」ブログです。
はや今日を入れて今年もあと二日の年の瀬になった。
流れるバック音楽もついこの前のジングルベルソングから
♪もういくつ寝るとお正月~♪♪ソングに変わっていました。
ここ新潟・古町ストリートは迎春の垂れ幕が飾られ新しき年を迎える準備も整ったようだ。

今年は
地球よりも重いはずの命が軽んじられた年だった。
JR西の脱線事故で多数の尊い命が奪われた。
小1女児が卑劣な事件で相次いで犠牲になった。
いつからこんな社会になったのだろう。

最近いい映画を観た。「ALWAYS三丁目の夕日」。
昭和三十三年代の話。豊か過ぎる現代と違い、物がない時代、皆が夢を持ち、助け合い、人情溢れる三丁目の暮らしを、建設中の東京タワーに希望を託して描いた映画だ。

昭和三十三年は中学二年生だった。
あの頃は良かったというつもりはないが、ほのぼのとした人間関係はあった。
「三丁目の夕日」はその忘れたものを思いださせてくれた。
忘れ物を思い出せれば世の中もっと良くなると思うのは私だけだろうか?

来年こそはいい年でありますように
また会いましょう!!

越後・豪農の館

2005-11-28 | Weblog
本年新潟市と合併したばかりの旧横越・沢海(そうみ)にある豪農の館に行ってきた。少し長いけれどパンフレットから引用紹介する。

「この地に江戸時代中期、農より身を起こし代を重ねて豪農の道を歩み、やがて巨万の富を築き、越後随一の大地主となった一族があった。これが伊藤家でる。明治に入り……1市4郡64町村に1,370余町歩の田畑を所有、昭和期には県下一となり作徳米(さくとくまい)は3万俵余であった。」

この伊藤家は(現当主は八代目)豪農中の豪農だったのです。しかし、戦後の農地解放によりこれらの土地は伊藤家の所有から離れてしまった。
平成12年に国の登録有形文化財に登録され一般に公開されています。
写真は(11月28日撮影)大広間から見た回遊式庭園です。紅葉時は見事な色に染る。行った日はもう晩秋の景色色でした。

中に三角形の建物がある。建坪11坪余で畳、柱、建具も三角形もしくは菱形で不思議というか面白い建物だ。茶室みたいだけど兼書斎なんだそうだ。

駐車場も完備されこの日は奈良ナンバーはじめ関東ナンバーの車が結構停まっていた。
新潟県にはこのほかにも豪農の館ツァーを組める程豪農跡がまだまだある。

富士山

2005-11-22 | Weblog
11月19日(土)美しい富士山を見ようと横浜に住む娘夫婦の車で東名高速道を走り静岡・富士ICで下り国道139線を経由して田貫湖畔に行ってきた。午前中、新潟から東京へ向かう上越新幹線車窓(大宮辺り)から雪をかぶった富士山が見えたので今日はきっと富士山が間近に見れると期待して行ったのだが高速道路・国道を走行中の富士山は上の方が雲に覆われ裾野だけの時もあるし、かと思えば雲の切れ間から大きな富士山が見え隠れする時もあった。天候は悪くはないが雲が山の上にゆっくり流れている。雲が晴れてくれればと思いながらようやく湖畔に到着。

少し雲がかかっているが円錐型のきれいな富士山が出迎えてくれた。

まさに信仰の山・富士山、日本を代表する山・富士山は貫禄十分だ。

しばし写真撮影をし遅い昼食を食べようという事になった。食後また富士山を眺めながら湖畔を一周しょう、夕暮れ時の赤富士を撮ろう、と思っていたら、あ~富士山が雲に隠れようとしている。時折、切れ間から頂上部分が現れる。それでも陽が沈まり始める頃にはなんとか雲が切れないかなーと粘ったがどんよりした雲に完全に包まれてしまった。

山形・玉川渓谷

2005-11-14 | Weblog
昨日は車を走らせ、新潟県境を過ぎたすぐの山形県小国町へ紅葉散歩へ行って来ました。
紅葉で有名な赤芝峡はあいにくの雨にたたられカメラ撮りはいまいちの感がありましたがそれでも鮮やかな色合いでした。
さらに国道113号線をやや新潟方面に戻り迂回して玉川渓谷沿いに車を走らせる。雲の切れ間から陽が差し込めてきた。チャンス。赤い橋が見えてきた。橋は一車線が完全に縦列駐車になってる。最高のロケーション地点なんだろう。橋(橋名知らず)の上からの玉川渓谷は写真のごとく紅葉の絶景風景でした。紅葉はやっぱり陽に照らされているときが一番。
なぜか紅葉の名所はなぜか赤い橋と決まっていてそれがまたよく似合うんですよね!

紅葉満喫をおすそ分けします。


振り返ると飯豊の山々が白く雪に覆われ始めていました。

というわけで11月に入ってからのブログは紅葉がキーワードの記事ばかりになりました。