今日もテクテク散歩…

―月日は百代の過客にして、行かふ年も又旅人也―
                              芭蕉

夏井のはさ木

2006-01-09 | Weblog
写真は角田山とはさ木風景です

冬前は今冬は暖冬模様の予想だった。
冬に入ったらいきなりの大雪。
新潟県・津南は4㍍近くの積雪を記録してしまった。
問題はお年寄りが多い過疎地であること。
毎年の大雪に慣れているはずの古老が
「こんなにいっぺんにこんなに早く積もった大雪は初めてだ」
とため息をついていました。
今日は雪も一服状態でしたが冬本番はこれから
大雪に負けずにがんばろう!

今日は新潟も雪は一服でした。
と、いうわけで久しぶりに郊外へドライブしました。
新潟市夏井(旧岩室村・夏井)に「はさ木」という立ち木があります。
ポピュラーな山登りで賑わう角田山と
「おやひこさん」と親しまれている弥彦山を背景に立ち木(はさ木)が越後平野のど真ん中に一直線に並んでいます。
春になり「はさ木」が芽吹くころ、田植えのゴーサインになります。
秋には「はさ木」に黄金色の稲を干します。
かってはどこにでも見られた「はさ木」でした。
今はほとんど見られなくなりました。
そこで夏井集落の方々は後世に残そうと保存しています。
説明が長~くなりますが案内板を紹介します。

夏井のはさ木
日本一の米どころ越後平野を古くから特徴づけてきた「はさ木」。
かっては刈り取った黄金の稲を身にまとい、
さながらあぜ道の両側に金屏風を並べ立てた様な光景を見せていました。
農業の機械化、近代化が進んだ今、はさ木は静かにその役割を終えようとしています。
しかし、時としてはさ木は、私たちに雪や雲や霧といった四季の移ろいの中で輝きを見せてくれています。
はさ木と平野の醸し出す美しい情景をすこしでも後世に残せていけたらと思います


先人の知恵である越後国・夏井の「はさ木」を訪ねました。


最新の画像もっと見る

1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
絵画のよう (say.f)
2006-01-11 22:58:27
この写真を見ながら絵が描きたくなるような、ステキな構図。まだ年が明けたばかりだけど、同じ構図の秋の風景写真、楽しみにしてます
返信する