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マタニティヨガの起源の情報収集について

2011-06-30 22:17:20 | 痩せるダイエット日記


研究者によると、紀元前2500年~1800年、インダス文明に、ヨガの遠い起源があるのではないか、という可能性が潜んでいることは指摘されています。ヨガという言葉が史実として見出される、最古の書物は「タイッティリーヤ・ウパニシャッド」で、歴史的にはこの書物がヨガの起源になります。その指摘の根拠は、インダス文明の都市遺跡、モヘンジョ・ダロからヨガのポーズを思わせる像、例えば色々なポーズをとる陶器製の小さな像や座法を組んで瞑想に耽る神像などが発見されているからです。ヤマ(禁戒 ; やってはいけないことを守る。



清浄、足るを知る、苦行、学誦、神霊への帰入)、アーサナ(座法; 正しい姿勢をとる)、プラナヤマ(調息;呼吸で気=プラーナを取り入れる)、 プラティヤハーラ(制感;外側に向けていた感覚を内側に向け、内的感覚を養う)、ダーラナ(凝念;意識を対象に集中させる)、 ディヤーン(観想;意識が対象から流出し、拡大する。「禅」はこの音写)、サマーディー(三昧;意識が対象と一体化する)、以上が8つの段階です。8段階のヨガに分かれ、その方法はアシュタンガ・ヨーガ(8階梯の、あるいは8つの手足のヨーガ)と言われます。暴力をふるわない、嘘をつかない、盗みをしない、貪らない、貞潔)、ニヤマ(勧戒; すすめられるべき道徳。



「タイッティリーヤ・ウパニシャッド」は紀元前800年~紀元前500年の「古ウパニシャッド初期」に成立しています。ヨーガ・スートラの内容は、観想法によるヨガ、静的なヨガがメインだったため、「ラージャ・ヨーガ(=王・ヨーガ)」と呼ばれるようになりました。インド哲学の一派であるヨーガ学派の根本経典である「ヨーガ・スートラ」も「タイッティリーヤ・ウパニシャッド」に記載された記述と同じ意味の「ヨーガとは心の動きを制御することである」という定義から始まります。



解脱への実践方法としてヨガが体系づけられたのは2世紀から4世紀の間で、サ―ンキヤ学派の形而上学を理論的な基礎としてベースに置き、具体的な実践方法がバタリジャリの手によって「ヨーガ・スートラ」としてまとめられてからです。ヨガの明確な起源は残念ながら定かではありません。更に紀元前350年~紀元前300年頃に成立されたと推測される「カタ・ウパニシャット」の中には、「感覚の確かな制御がヨーガである」とヨガの最古の説明の記述がなされています。




妊娠中のヨガについてどう思いますか?

2011-06-14 14:37:51 | 痩せるダイエット日記


マタニティ・ヨガは、女性が潜在的に持っている出産本能を引き出してくれます。その後経過さえ良好であるならば、臨月まで行うことができます。妊婦向けに特別にアレンジされたヨガのスタイルですから、15週以上の正常な妊婦経過の方なら、どなたでも簡単に行うことができ、無理や負担はありません。意識的に呼吸すると、とても深いリラックス状態を体験することができ、瞑想に心地よく入っていくことができます。マタニティ・ヨガによって、自分の身体や気持ちに、純粋に付き合えるようになり、妊娠中、快適に過ごすことができます。



マタニティ・ヨガは「体操」、「呼吸」、「リラックス」、「瞑想」から成り立っていて、全体が1つの世界を形作るところに特徴があります。身体で体得していくものなのです。こういったマタニティ・ヨガの技法は、もっと一般的に取り入れられていっても良いのではないでしょうか。マタニティヨガの対象は、妊娠15週目以降の「安定期」に入った、経過の順調な妊婦です。



近年、出産の準備教育の一環として、マタニティ・ヨガを導入する施設も増加の傾向にあります。これはヨガ自体が身体のリラックスや自由な動きをもたらす効果があり、呼吸も自発衝動に合わせて自由に行えるようになる、といった出産時に実際に役に立つことが認められてきたからです。西洋式の運動は筋力、心臓や肺の機能を高めることを目標にしていますが、ヨガは元々精神修行の行法だったために、マタニティ・ヨガではデリケートな妊娠中の身体をリラックスさせ、精神集中を高める、というメンタル面を特に重視しています。マタニティ・ヨガを行うと、出産に対する不安も解消されるというメンタル面でも優れた影響がありますが、西洋のアクティブ・バースでも、ヨガは出産準備教育のエクササイズとして、既に採用されています。



マタニティ・ヨガは、頭だけで理解するものではありません。呼吸法だけによるダイエットや美容法もあり、呼吸法は難しいというイメージが一般的にありますが、慣れてくれば「吸う」、「吐く」、「止める」が身体の動きに合わせてスムーズに行えるようになり、呼吸するだけで心地よい状態を実感することができるようになります。体操は身体を柔軟にし、妊娠によって引き起こされた腰痛や肩こりなどにも効果が期待でき、分娩時に必要なポーズも組み込まれています。自然出産の潮流の中で、現在は女性側の主体性というものが問われています。



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ヨガのうわさ

2011-06-14 13:40:34 | 痩せるダイエット日記


禅自体、達磨がインドから中国に伝えて成立したとされる大乗仏教の一派ですが、日本の伝統的な宗教と現在ブームになっているヨーガが歴史的に繋がっている、ということは、実際にヨガを健康法、美容法としてライフ・スタイルに取り入れている若い女性には案外知られていません。その後、真言宗や天台宗における「護摩」、「阿字観」といった密教行法として、現代に伝わっていますが、サンスクリットのホーマを音訳して書き写した「護摩」とは、バラモン教の儀礼から取り入れられました。難しい座法や呼吸法を重要視し、「超能力」や意識が対象と一体化するという意味の「三昧」を追求する傾向もありますが、現在、日本を含めて世界各地に浸透しているヨガは、このハタ・ヨーガの方法に分類されるのです。そして禅宗の座禅も、実はヨーガ・スートラ第2章に記述が見られる「観想」、すなわち「意識が対象から流出し、拡大する」という意味のディヤーナの音写なのです。



動的ヨガはタントラ的な身体観を基礎にしていて、ハタ・ヨーガと呼ばれます。また「阿字観」は「阿字観ヨーガ」「密教ヨーガ」とも言われますが、弘法大師によって平安時代に伝えられた瞑想の方法です。そうしたヨガの普及を受け、フィットネスクラブなどでも、エアロビクスやボクササイズなどと同じように、スタジオプログラムの中に取り入れています。ヨガはバラモン教、仏教、ジャイナ教の修行法でもあったので、歴史や詳細な学説に触れると記述が膨大なものになり、また現代でのヨガによる健康法やマタニティヨガについて言及する、というテーマから離れすぎてしまうので、世界でのヨガの歴史のお話はここまでにして、次に日本でのヨガの歴史について、簡単に触れたいと思います。



806(大同元)年、空海が唐から帰国し、日本に初めてヨガが瑜伽として伝わりました。健康法としてブームになっている今日のヨガが伝播したのは、昭和時代でしたが、一連の事件を引き起こし、一時期ヨガはタブー視され、下火になる、という影響を受けてしまいました。けれど2004年から健康ヨガは再びブームになり、脚光を浴びるようになります。



元々、宗教との深い関わりからは切り離せないヨガだけに、そうした影響を避けるのは当時難しかったと思います。ダイエットに効く、としてテレビなどのメディアで紹介されたり、ヨガを使ったCMも次第に増えていきます。「ヨーガ・スートラ」を根本経典として成立した「ヨーガ学派」は、インド哲学の中で、6派哲学(の1つにカテゴリーされ、静的なヨガでしたが、12世紀~13世紀にかけて、動的なヨガが出現するようになりました。