サプリメント依存症の場合も、健康に過剰にこだわる余り、サプリメントがなくては生きていけない、とすら思い込み、実際に毎日大量のサプリメントを摂取してしまうことになります。昔は依存症というと、「アルコール依存症」、「ギャンブル依存症」、「薬物依存症」といった、第三者から見てすぐ分かるような深刻な症状がメインでしたが、今はお手軽な依存症が蔓延しています。しかも本来サプリメントとは通常の飲食では補い切れない栄養素を補充する目的で作られています。サプリメント依存症だけではなく、現在は日常生活の延長からくる依存症が非常に多く出てきています。
依存症になりやすい性格の方は、一般的に、完ぺき主義で依頼心、向上心が強く、自信がなく周囲の評価を敏感に気にする、といった共通点があります。何かに夢中になることは誰でもあります。サプリメントは薬ではないので、大量に摂ったからと言って身体に直接悪影響を及ぼすわけではありませんが、ビタミンの種類によっては過剰に摂取すると内臓に負担がかかるものもあるので、適切な量を守るというのはとても大切です。
適切に利用すれば健康維持、健康増進にプラスになるサプリメントですが、現在若い女性を中心にサプリメント依存症という問題が起こっています。例えば1日中携帯電話をいじり、携帯電話がちょっとでも自分の手を離れると不安で堪らなくなる「携帯依存症」や、仕事を通さないと自分を評価できない「仕事依存症」、そして毎日ありとあらゆるサプリメントを摂り、サプリメントがないと不安な気持ちに陥ってしまう「サプリメント依存症」です。どこからが依存症かというラインは明確には引けませんが、頭では過剰だと分かっていても、どうしてもそのことをしてしまったり、身体的、経済的な範囲を超えて日常生活に悪影響を及ぼしている、やめたくてもやめられない、家族や周囲の人間に迷惑をかけている、あるいは指摘される、といった段階は依存を通り越して依存症と判断する目安になります。
サプリメント依存症の方はサプリメントに頼る余り、最も大事な通常の食事を疎かにする傾向があります。サプリメントは万能ではないので、真に健康な身体を求めるなら、普段の食事の栄養バランスを整えることが必要です。もちろんこのような性格以外の方でも何らかの依存症に悩む方はいますので、必ずしも「絶対」あてはまるとは言えませんが、多くの場合はそうした性格の方が依存症になりやすい、と言えます。
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