両者の方法はまさに一長一短です。また、埋没法の場合は糸が切れたり変な形になってしまうと二重まぶたではなくなってしまったり、逆に変なまぶたになってしまったりする可能性がありますが、切開法の場合はそういったことがありません。その代わりに仕上がりは実に美しく、また効果がなくなってしまうことがありません。そのため、糸を中に埋め込むだけの手術よりは本格的なものとなります。
埋没法は手軽で料金も安く簡単に整形手術を受けることができ、効果もすぐに実感することが出来ます。このことにより「自然に二重まぶたにならざるを得ない状態」を作り出し、まぶたは何もしなくても自然に二重になります。これは事前の打ち合わせや希望をしっかりと伝えていなかったり、医師の説明が不足していたりと人災の側面が強いので、それを防ぐために事前の打ち合わせは大変重要です。つまり実際の仕上がりを見て「こんなはずではなかった」「求めていたものと違う」というトラブルです。
埋没法と根本的に違うのは、糸を入れたりすることなくまぶたの余分な脂肪を取り除いてしまいます。埋没法はあくまでも糸がなければいつでも一重まぶたに戻ってしまう状態を糸で無理矢理二重まぶたにしているのですから方法論としては強引ですが、こちらの切開法の場合は一重まぶたになってしまう根本的な理由を除去してしまうので、はるかに自然な仕上がりになります。それに対して切開法は埋没法ほどお手軽なプチ整形というものではないのでやや本格的な治療を受ける必要がありますし、料金も20万円~30万円程度とお高くなりますので気軽に受けられるというものではありません。二重まぶたにしたいラインのところに糸を埋め込んで二重まぶたを作り出すのが埋没法で、ここでご紹介するのは切開法と呼ばれる術式です。
技術的なミスなどによって手術を失敗するということは現在ではほとんど見られなくなりましたが、それに代わって増えてきているのが仕上がりに対するクレームです。それぞれの術式のどちらを取るかは金銭的な事情や時間的な事情、また好みの問題もあるかと思いますので、クリニックで受診した際には疑問に思ったことは何でも質問してしっかりと納得した上で進めるようにしましょう。プチ整形というにはちょっと無理があるかも知れない、ちょっと本格的な二重まぶた整形手術です。この切開法というのは、名前に切開とあるようにまぶたを一部切ります。