いわゆるエラの張った顔になってしまうので、小顔の大敵となります。これを咬筋肥大といいまして、顔が横に広がってしまいます。咬筋は次第に活動が少なくなり、筋肉も衰退するので薄く小さくなります。その筋肉は人間の表情を作ったりするために実にきめ細かに張り巡らされているのですが、その中には肥大して顔を大きくする原因になっているものやシワを作ってしまう筋肉もあります。そこにボトックスを注射することにより、咬筋の動きを抑えるのです。また、仮に噛む力が大幅に弱まってしまったとしても側頭筋という近くの筋肉が働くため、不自由はありません。
下顎骨には咬筋という筋肉があり、これはものを噛む時に働きます。これが進むと外見上はエラが小さくなり、あごのとがった形になりますので小顔になります。毒を使って小顔に？そんなの気持ち悪いと思った方も最後まで読んで下さいね。人間の顔にはたくさんの筋肉組織があるとお話しました。それではまずボトックスの医学的な理論についてご説明します。またボトックスの効果は半年ほどで薄れてしまいますので引き続き小顔を維持する場合は半年に一度ほどボトックス注射をする必要がありますが、何か違和感があって継続を希望しないならそのまま放置すれば元通りになります。
小顔になるための最終兵器「ボトックス」をご存知でしょうか。その結果、顔を大きくしてしまったりシワを作ってしまう筋肉の活動が弱まり、原因そのものがなくなるという理屈です。ボトックスによってこれらの悪い影響を及ぼす筋肉だけを弱らせて活動を抑えます。必要以上にある分だけを減らすので、噛む力そのものがなくなってしまうことはありません。ですが咬筋は食べ物を噛む時に必要な筋肉です。筋肉というのは頻繁に使っていると発達し、使わないでいると萎縮して小さくなる性質があります。
ボトックスには筋肉の収縮を弱める作用があります。これを小顔に限定してご説明すると、「咬筋肥大（こうきんひだい）」を治療することが小顔につながります。そんな大事な筋肉を弱めてしまった食べ物を噛むのに不自由はないのか、という不安がありますが…？先ほどお話しましたように、咬筋肥大は咬筋が必要以上に大きくなることが原因です。ボツリヌス菌というと食中毒を引き起こす菌類で、ボトックスはその中でもボツリヌス毒素という本来毒性を持った物質を利用しています。これはシワ取り、小顔になるための治療法として欧米では一般的に行われている“プチ整形”です。要するにボツリヌス菌の毒素が筋肉の収縮を弱めてしまうわけです。
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