2012冬ドラマ 勝手に総括＆各賞発表

2012年冬ドラマ（１～３月期）、終わりましたね。
このブログも、まさに冬ドラマが始まる直前から開設して、これまで好き放題書いてきましたが、冬ドラマカテゴリーの締めくくりとして、勝手に総括＆勝手に賞を考えてみました。

私が完走した冬ドラマは、以下の６本です。
　月８（ＴＢＳ） ステップファザー・ステップ
　月９（フジ）　 ラッキーセブン
　火９（フジ）　 ストロベリーナイト
　木９（テレ朝） 聖なる怪物たち
　土９（日テレ） 理想の息子
　日９（フジ）　 早海さんと呼ばれる日
（水10・日テレは第２回でリタイア）

各ドラマの総括は下の方で書きますが、全体としては、パッとした作品があまりなかったなぁ、と
巷でジンワリと好評だった「最後から二番目の恋」や「運命の人」を私が観なかったのもあるかもしれません（でも、この二作品を観なくて後悔したという思いもなく・・・）。
なので、他のブロガーさんとは各賞の受賞者ラインナップが全然違うと思いますが（笑）、「30代主婦の気ままで勝手な自己満足」ということで、笑いながら流し読みしてください！

優秀作品賞　「ストロベリーナイト」
私の観た６作品の中では断トツですね。
作り方が丁寧でしっかりしていたし、キャストもキャラもしっかりしていました。
特異な殺人事件ばかりを扱う作品で、万人受けする内容では無かったので、視聴率はそれほど高くはなかったですが。

２位、３位は・・・順位をつけるほどのものが残念ながら無かったので、「良かった順」として書きますと・・・
「早海さんと呼ばれる日」＞「ステップファザー・ステップ」＞「理想の息子」＞「聖なる怪物たち」＞「ラッキーセブン」
でしょうか（視聴率ＮＯ．１の月９が一番下）。
最初の３つは、ストーリーはまずまずで良かったのですが、もう一つ何か欲しかった、という感じ。
「聖なる怪物たち」と「ラッキーセブン」は、キャストは良かったけど、ストーリーと演出がダメでしたね。「ドキドキした」のは「聖なる怪物たち」の方だったので、こちらの方を上位としました。


優秀主演女優賞　竹内結子さん（ストロベリーナイト）
今まであまり観たことのない竹内結子さんでした。
頑張っていましたね。あんなに大声を出せる方とは思いませんでした。
（でも・・・私は、今までの美しい竹内さんの方が、やっぱり好きです・・・）


優秀主演男優賞　山田涼介さん（理想の息子）
うーーん、ごめんなさい。正直に言うと、観たドラマの主演男優さんを並べて考えていったら、残ったのが山田くんでした。
でも、山田くん、すごく頑張っていたよね。
あまり今まで山田くんのことを観たことがなかったのだけど、すごく気持ちが入っていて、涙もよく流していて、本当にいたらいいなと思わせるような「理想の息子」で、タイトルとピッタリでした。
あとの主演男優さんは・・・ちょっと役と合っていなかったor主人公のキャラクター設定が悪かったですね。。。


優秀助演女優賞　中谷美紀さん（聖なる怪物たち）
もう・・・本当に中谷さんは素晴らしかったです。
凛とした看護士姿、妹思いの姿、義弟と対峙する姿、妹を守るためにどんなことでも守り通そうとする姿・・・全てが良かったです。
このドラマを見続けることができたのは「中谷さんがいたから」。
映画でのご活躍が多いですが、またテレビドラマでも拝見したいです（私はあまり映画を観ないので）。


優秀助演男優賞　要潤さん（早海さんと呼ばれる日）
「おっと！菊田じゃないの！？」という声が聞こえてきそうですが・・・。
西島さんは好きな俳優さんなんですよ！でも、前クールの「僕とスターの９９日」の役がすごく良かったので、その時の役＆演技と比べると、どうも「菊田」は・・・「良いヤツ」止まり？
その点、今回の要潤さんの役＆演技は、とてもひねくれた役だけど、「高校球児時代はものすごく努力して地元のスターだった」という雰囲気が出ていて、でも内心は「これではいけない」と思いながら苦悩しながら、だんだんと自分の人生について答えを見つけ出していく・・・という過程が、とても良く出ていました
要潤さんも「僕とスターの９９日」に出ていてヒール役でしたが、その時よりも難しい役をしっかりと演じていたと思います。


主題歌賞　嵐「ワイルド アット ハート」（ラッキーセブン）
もう、この曲がかかるだけで気分が盛り上がり、軽快なテンポでとても良かったです。
第１話で聞いた時は、「これからどんな楽しい月９になるんだろう！？」と本当にワクワクしました。
でも途中から、ドラマの方が主題歌に負けてしまうことも多く・・・。
「ずっとこの曲を流していたら、もしかしたらもっとワクワクして観れたかも！？」と思ってしまう位、良い曲でした。


以上、各賞発表でした！
（ただ、ＴＶ誌でのドラマ賞投票だと、ＮＨＫ朝ドラが入りますよね。
朝ドラ「カーネーション」も含めてになると、私は「作品賞はカーネーション」、「主演女優賞は尾野真千子さん」と書きます・・・。
それ位、今回の朝ドラは素晴らしいのです。総集編が放送されたら、記事を書こうかなぁ）


ここからは、それぞれのドラマを総括します。

月８（ＴＢＳ）ステップファザー・ステップ
第１話は私の評価はかなり低く、だんだんと評価が上がっていたこのドラマ。
けっこう序盤の感想でズバリと書いてしまっていたのですが、主軸の方々（お二人＋お子様の４人）がドラマのキャラクターに合っていなかったなぁ…。
違うキャストなら、もう少し盛り上がったと思います。ストーリーは最終話以外良かったので。
上川さんも、小西さんも嫌いではないのです。むしろ「上川さんが出ているから見た」のです。
でも、演出の問題なのかもしれませんが、今回の役は合っていなかったかな、と。
ズバリ書いてしまい、申し訳ありません
視聴率は悪かったけど、月９よりは全然良いストーリーでした。

※これまでの感想
第１話　第２話　第３話　第４話　第５話　第６話　第７話　第８話　第９話　第10話　第11話


月９（フジ）ラッキーセブン
第１話の感想で絶賛し、「息切れしないことを願っています！」と書いたのですが、まさにその悪い予感が的中してしまいました
自分が書いた感想を振り返ってみると、どうやら第３話辺りから「トーンダウン」したようで…。
そして第４話で「瑛太さんがいなくなる訳がない」と書いていたけど、第５話でいなくなり…。
そしてそして、第５話感想で「今回の探偵社＆新田を陥れた案件は、警察の上層部が関わっているらしい＆瞳子の過去にも関係！？という伏線が張られていましたね。それと立ち向かっていく、というのが、シーズン２（←勝手に命名）の見所なのかな。そして、新田が探偵社から離れながらも密かに探っていく、みたいな（私の個人的な希望！？）」なーんて書いたけど、見事的中！！
という位、平凡な主婦でも分かるラストまでのストーリー展開だったことにビックリ（笑）
キャストの使い方が、良く言えば「贅沢すぎる」。悪く言えば「ただ集めただけ」。「俳優の無駄遣い」。
視聴率が良かったのは、まさにキャスティングだと思うのですが、これだけ集められるんだから、もっとストーリーやキャラ設定をしっかりすれば、絶対もっと評判になったはずです。
厳しいことばかり書いてしまいましたが、期待が高かったものですから・・・。
でもね、ヒドイ内容では無かったんですよ。
「もう少し工夫すれば、すごく面白くなったはずなのに、普通のドラマになってしまって残念」といったところでしょうか。
それだけ月９は視聴者の期待が高いのですよ！フジさん！！

※これまでの感想
第１話　第２話　第３話　第４話　第５話　第６話　第７話　第８話　第９話　第10話


火９（フジ）　ストロベリーナイト
ストーリーもキャストも演出も、しっかり作っているなぁ！と感心したドラマでした。
そして、「主人公は姫川」ということがずっとブレなかったのも良かったです（最近は、主軸がブレる作品が多いので）。
これまでも何度となく書いたのですが、グロい映像やドス黒い感情を描くドラマはあまり好きな分野ではないのですが、臨場感というか迫力があるので、結局全部見終えてしまいました。
今クールの中では私の中では抜き出ていたのですが、やっぱりちょっと思ってしまうのは、「連ドラ向きじゃない」んだよな～、ということ。
２話or３話またぎのストーリーの時が、どうしてもドキドキ感が薄れてしまうのですよね。
「前編で大体犯人が分かってしまう」とか、「いろいろな伏線があるけど次週まで記憶に留めておけなかった部分もあるような…」とか。
「２時間ドラマなら、絶対にドキドキするのだけどな～」と思ってしまいます。
あと、結果的に、姫川の家族の問題は最終話で解決しましたが、最終話で急に解決してしまってビックリ。
良かったのですが、連ドラなので、もう少し途中の回からジワジワと入れ込んでも良かったのでは？と。性犯罪の描写のみではなくて。
でも、脇役陣がキチンとそれぞれ個性を発揮しながらも「脇役」として活躍していたのは、連ドラでこそできたのかもしれませんよね（菊田、ガンテツ、日下、保さん、ノリ、今泉係長、井岡、國奥、姫川の両親・・・ナイスな演技でした）。

※これまでの感想
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木９（テレ朝）聖なる怪物たち
第１話を見た時の評価は、けっこう高かったのですけどね…。
第２話からは急に辛口感想となり、「ツッコミどころ満載」ドラマとして楽しませていただきました
ストーリーとして（１）本編（２）司馬（岡田将生）の日常（３）看護師・平井（大政絢）と兄の金銭関係　がずっと描かれていたけど、
（２）の司馬と患者のストーリーは、結果的に不必要というか、必要以上に長かったというか…。
そして（３）はどうなったの！？毎話毎話少しずつ入れ込んでいたのに、結局分からずじまいなら、入れなくても良かったのに。（やっぱり本当は、もう１話位あるはずだったのかな？）
あとは、敏雄（長谷川博己）の前妻の存在も不要でしたね。ドロドロさせただけで、結果的に無くてもストーリーは変わらなかったし（※前妻役の女優さんは、全く問題ありません！変な役を与えられて大変だっただろうな、と思います）。
こういった結果的に不要だった分を切って、２夜連続の２時間スペシャルドラマで終わっていれば、そこそこ楽しめたのかもなぁ、と思ったりします。
第６話の感想でも書いたのですが、「もう、おなかいっぱいです」だったんですよね。ストーリーがグチャグチャしすぎて。
でも、そんな中で、看護師長・春日井優佳役の中谷美紀さんだけは、ブレずに終始素晴らしい演技を魅せてくれていました
始めから「春日井師長」目線の話にしていれば、もしかしたら良かったのかもね・・・（ナレーション、最後の数話は春日井師長だったのですが、最初からそうすれば良かったのかも）
主人公の司馬が・・・いまいち共感できない熱血キャラで、観ていてキツかったです。
岡田将生くんの他のドラマや映画の演技は好きなので、今後のご活躍を期待しています！

※これまでの感想
第１話　第２話　第３話　第４話　第５話　第６話　第７話　第８話


土９（日テレ）理想の息子
第１話では、全く興味を惹かなかった本作。
第２話以降は（第２話の感想にも書いたけど）、グダグダなんだけど、作りの粗さを「まぁいっかー」と思って軽い気持ちで見たら、笑いながら見ることができました。
コメディー部分が、最初の数話はテンポがやや悪かったけど、だんだん良くなってきましたし。
ストーリー展開が、「朝の鈴木家の会話→母ちゃんが調理室で変な情報を仕入れる→息子が他の生徒に絡まれる→母ちゃんが空回りする→息子が女装する→母ちゃんが美術室に行く→息子がコアラパンチをして倒す→息子と母ちゃんの問題も解決」という分かりやすい流れも、軌道に乗ってからは面白かったです。
時々空回りしたストーリーがあったり、コメディも滑っていた部分があり、「すごく面白かった」というほどではなかったのですが、良いセリフが入っていたり、母ちゃん側と息子側のストーリーが上手く繋がるところもあり。
ただね・・・最終回が、あんなに何でもかんでもブチ込んで駆け足にしないで、もっと感動的に仕上げてくれれば・・・というのが、少し残念でした。
でも、家族みんなで楽しんで観ることができるホームコメディーで、良かったと思います。

※これまでの感想
第１話　第２話　第３話　第４話　第５話　第６話　第７話　第８話　第９話　第10話


日９（フジ）早海さんと呼ばれる日
ごめんなさい！このドラマは中々観ることが出来ず、結局まとめて観て、一昨日まとめて感想を書いていました（こちら）。
なので、以下ほとんど、一昨日の記事の引用になります(^^ゞ
不必要なキャストが無く、みんなそれぞれの個性が丁寧に描かれていて、日曜の夜に相応しいホームドラマだったと思います。
ストーリーの結末に強引さが無いところも良かったです。
ただ、主人公の「嫁」の設定が、ちょっと浮世離れというか「いつの時代かよ」と思うような男尊女卑っぽい感じなのが気になったのですが、そのことを置いておいて観たら、けっこうホッコリあり、笑いあり、ホロリあり、で良いドラマだったと思います。
（脚本家の大島里美さんの過去作品、wikipediaで見てみたら、観たことのあるドラマばかりでビックリ。
派手な作品は無いけど、ホッコリ、ホロリさせる作品が多い方なのですね）



ということで、長々となってしまい、申し訳ありませんでした。

この３か月間、ブログを読んでいただき、コメントをいただき、トラックバックをいただき、web拍手をいただき、本当にありがとうございました。
とても嬉しかったです！！
そして、こんな拙い文章ですが、ＩＰ数で毎日２００人位の方が立ち寄っていただいていて、とてもビックリしています。
（月９、火９の次の日は、もっと多くなりますね。最近は、大河の次の日も多いかも）
まだ始めて３か月で試行錯誤中で申し訳ないのですが、来月は春ドラマも始まりますし、これからも書きながら勉強させていただきたいと思っています。
これからもどうぞよろしくお願いいたします！

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春ドラマは、個人的事情により土９（日テレ）「三毛猫ホームズの推理」は必ず観ます（笑）
あとは・・・深夜ドラマは今までほとんど見ていなかったけど、TEAM NACSのドラマと、鈴木福くんのドラマは、観ると思います。
あとは、錦戸君のはベタだけど観ると思います。
その他は・・・来週あたり整理できればと思っています。