うわごと日記

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お葬式

2009-09-23 02:00:00 | 日常
一男伯父が亡くなりました。
うちの父ちゃんの兄、例の大金持ちの伯父です。

17、18日が仮通夜、
19日が本通夜、
20日がお葬式でした。

本通夜&お葬式の会場は、祭壇の両隣も、左右の壁も、花でみっしりと埋め尽くされ、
しかもその花が、故人が菊がでえっ嫌いなせいもあったと思うけど、
ベースが胡蝶蘭、アクセントに百合にカトレア、隙間を埋めるにも白いデンドロビュームに黄色いオンシジュームという、
葬式の供花というより高級クラブのリニューアル祝いみたいな、豪勢な花ばっかりで、



こーゆー感じの花々が会場を埋め尽くしてたんです。

最後のお別れのとき、一枝に五つ六つ花をつけたそれらの胡蝶蘭がざくざく切られ、手渡され、それをみな、お棺の中に手向けていったのですが、
お棺の縁を越えた頃。

莉菜 「なあ、あれ、蓋、閉まるん?」
わし 「花はふわっとしてるから、けっこう入れてもけっこう閉まるもんやねん」

などと言ってたのですが、
縁を越えてからも胡蝶蘭はさらにどんどこ積み重ねられ、
葬儀屋さんのスタッフも、さすがにこれはまずいかと、カトレアに切り替えたりもしたのですが、

切り替えたあたりに並んでたのは、ええ年のおっさんがたで、それがみな手に一輪づつおおぶりのカトレアの花を持っているという、シュールな光景が…

いつしか棺の上は、「これ、ほんまに閉まるんかい…」とさすがに不安になるくらい、胡蝶蘭、ところどころカトレアの、こんもりした小山に…。
足元にもあちこち散乱し、どかどか踏まれている胡蝶蘭。
蓋は閉まりました。ぶじ、なんとか、どうにかして、閉まりましたが。

胡蝶蘭が二束三文にあふれかえったこんなアホな風景、一男のおっちゃんの葬式ぐらいでしか見られるもんちゃうなあと思ったら、
なんかわからんけど、急にぼろぼろと、泣けて、泣けて。



これは初めて見ました、紫の胡蝶蘭。
とある有名人とそのお姉さまから、対で届いていました。
 
 
【エンバーミング】

伯父は一年ほど前から肺気腫を患ってて、
以前、肺癌をごくごく初期で発見、治してもらった先生に手術してもらうため、ハワイの病院に入院、そこで亡くなりました。
亡くなったのが八日、ハワイ時間で七日、
そちらでエンバーミング処置(※)を受け、ものすごくややこしいらしい遺体空輸の手続きを経て、ほぼ十日後にやっと帰ってきたわけですが。

※ 遺体の防腐処理。血液を抜いて防腐剤入りの溶液に入れ替えたりする、土葬国ならではの処理

さすが土葬の国の処置。
凄いよー。
亡くなってから十日も経ってるのに、ぜんぜん匂いもなくて、ほんとにただ寝てるだけみたいで、でも触ると固くて冷たくて、
17日18日は自宅のお座敷に敷いたお布団で寝て、
19日に納棺されて、20日に斎場に行くまで、まったく変わりがなかったのよー。

 
【奇男】

一男伯父の奥さん、ふみちゃんおばちゃんの兄さんの名前。
「奇男」と書いて「くすお」と読む。
通称「くっさん」。
香典帳などで「奇男」という名前は見かけていたが、それが「くっさん」おっちゃんの名前だったことを、今回初めて知った。
すしき魔が歌、歌うローレライ」(「ローレライ」3番より 原詞:ハインリッヒ・ハイネ 日本語訳:近藤朔風)の「すし」の「奇」ですが、ぼんさんにつけてもらった名前だそうです。

その話になって「『奇』で『くす』やてなんで読めるんやろー」という話になったとき、古典では見たことあるが、がっこで習ってみんな知ってる歌にもあったぞ、あったぞ、あったけどなんやったっけ…と考えたが思い出せず、今日やっと思い出した

くっさんおっちゃんの奥さんのいくちゃんおばちゃんによると、「まさかこんな名前がこの世に存在するはずがない」と思ってか、「奇」の上にわざわざ草かんむりをつけてくる人もいるらしい。

 
【六文銭を捜せ!リターンズ】

は、また別の機会に~。
 

【骨上げ】

焼きあがったお骨は、頭蓋骨が形をとどめていなかった。
それを見た一男伯父の中学の同級生で、同級生でただひとり東大に進んだという人が。

「頭、ほんまによう使うたんやなー。よう使うたとこは、骨が残らんてよう言うからな。
かずさん(一男伯父の通称)は、がっこの成績はあんまりようなかったけど、頭はほんまによかった。将棋がごっつう強うて、僕はいっぺんも勝てたことがない」

が、頭蓋骨とは対照的に大腿骨付け根、骨盤にはまっている丸い部分、いま調べたところ「大腿骨頭」というらしい、は、「こんなん初めて見るーっ」くらい、形もなにもかもが、見事な状態で残っていた。

かっちょ 「ほんまに使うてへんかってんなー。おっちゃん、歩くのん、嫌いやったもんなー」



斎場から帰っての初七日のお経のときに見つけた傷。

莉菜 「えみちゃん(わしの本名)、そのリストカットみたいな跡、どないしたん?」
わし 「ほんまや。なんやろ。…うわ、こすったらひりひりするー」

どうも、骨上げのとき、うっかりやけどしてきたらしい。

 
【メルセデス】

仮通夜からお葬式までの間、何度も聞いた言葉。

「かずさんがまだ子供の頃やった。
『おっちゃん
(もしくはおばちゃん)、おれ、将来金持ちになって外車に乗るねん。外車買うたら、おっちゃん(もしくはおばちゃん)、乗せたるからなー』て。
ほんまに乗せてくれよったもんなー




時代劇専門チャンネルファン感謝祭2009 in 大阪。

2009-09-13 02:00:00 | 日常
大阪ビジネスパーク円形ホールで、時代劇専門チャンネルファン感謝祭でした♪
応募したら当たったの♪
ご招待の封筒が届いたの♪
封筒ひとつでふたり入れるとのことだが、こんなんつきあってくれるの、映美ちゃんくらいしか思いつかず、しかし、映美ちゃんが日曜日に地元にいることは滅多にない。
が、だめもとで誘ってみたら、今日は奇跡のように予定のない日だったの~♪ 大阪にいる日だったの~♪



開場:午後4時。
開演:午後5時。
席は早いもん順だったので、3時に現地待ち合わせにしたんですが、
わたしはかっちょとこ以外の大阪市内に行くときはなかもず駅のそばに車停めてくんですが、
今日はなかもず駅周囲のパーキング、どこもかしこも満杯で、
駐車場探すのに右往左往して大遅刻ー。

着いたら、入場待ちの長者の列ー。
でも、待ち合わせの時間どおりに着いた映美ちゃんが、前から十数人目のとこに並んでてくれました。
ありがたや、ありがたや。

で、入場。

第一部がデジタルリマスター版「御家人斬九郎」第一話上映。
第二部が原田龍二&山口馬木也のトークショー。

なので、第一部のことを考えてか、前から数列目の、スクリーンを見るのに適切な席を選ばれる方々を尻目に、映美ちゃんと顔を見合わせ、
「ええかー」「ええやん、いつものことやんー」と、
まだ空きのあった最前列にー。(= ̄∇ ̄=)
 
まずは、古い映画やTV番組をデジタルリマスターする方法についての、紹介VTR。
これ、面白かった♪
ビデオテープで撮ったものとフィルムで撮ったものを較べると、
フィルムで残ってるもののほうが処理によって、断然クリアになるそうです。
また、フィルムで残っているものは、TVで放映されたときにはカットされてた部分があるので、その部分を生かせば、4:3だった番組をワイド対応の16:9のサイズにリメイクできるそうです。

つうことは。

戦隊シリーズ、ビデオ撮影になったのは、2004年の「デカレンジャー」から。
2003年の「アバレンジャー」までは、(マスターテープ、TV東京みたいに紛失したり紛失したり紛失したりしてなければ)全部フィルムで残ってるわけだ。
「アバレンジャー」までの戦隊、そのうちデジタルリマスター化されるのかしら?

紹介VTRのあと、デジタルリマスターされ、サイズも16:9にリサイズされた「御家人斬九郎」第一話。

実はこれ、ほとんど見てなかったんです。
岸田今日子が出てるのに、なんでだろ?
益岡徹も塩見三省も出てるのに。
いま調べたら、’95年~’02年まで、全部で5シーズン、全50話、水曜日夜8時~に放映されてたらしいです。

第一話、面白かった~♪
筋も楽しいんだけど、
外から聞こえる物売りの声とか、
あと、食べるシーン。
斬九郎ん家で炊いてた煮物とか、斬九郎が下駄屋の若旦那と飲みに行ったときに食べてた鍋とか、辰巳芸者のおつたさんが船宿ですすってた鍋で炊いたおうどんとか、見てるうちにお腹が空いて空いて。

で、第二部。

最初に登場していた司会のお姉さんと、
時代劇専門チャンネルで「瓦版」つう時代劇情報番組やってる、ちゃっかり八兵衛・林家三平(もと一平)が登場。

喋ってるうちに、後ろのほうから、わるもんというか、斬られ役の方々が。
が、最前列にいたわたしたちは最初、後ろのほうからなんかがどやどや登場したらしいことしかわからず。

わたし 「ナナシっ?!」
映美ちゃん 「ショッカー構成員っ?!」

番組が違ーうっ!>オレたち

四人の素浪人さんたちが舞台で司会のおねえさんを人質にとったところで、
これまた後ろのほうから原田龍二登場。

右側通路から二つ目にわたし、三つ目に映美ちゃんが座ってたんだけど、
ちょうど前まで来たところで原田龍二、そのまま舞台にあがると思いきや、客席をお振り返りになり、
えへ、握手してもらっちゃった~♪♪♪
いやもう、しゅっとした男前っした~♪♪♪

ごめんね、ごめんね、わたしだけー。>映美ちゃん

そのあと、わるもん素浪人側の用心棒として、山口馬木也が左側通路から登場。
舞台でそのまま、チャンチャンバラ~♪
最後は原田龍二と山口馬木也の一対一~♪
山口馬木也の袖に原田龍二の刀がひっかかるというちょっとした事故はありましたが、生チャンバラ、楽しかった~♪♪♪

で、トークショー。

原田龍二によると今黄門さまの里見浩太郎、
本番の30秒前にいきなり、

「足が痺れた、シビリアン・コントロール」

とか言い出す困った人だそうです。

山口馬木也が蜷川幸雄の「オセロ」に出たとき、
つい時代劇のくせが出て、腰を軽く落とした歩き方をしてしまい、蜷川幸雄に叱られた話とかも、
「人魚亭異聞」で袴姿の三船敏郎が階段下りるとき、やっぱり軽く腰を低めて上半身を動かさず滑るみたいに降りてたのに、「おお、階段下りるときも侍だわー」と感動したばっかだったので、すごい面白かった。

そんでわたし、山口馬木也ってよく知らずに行ったんですが、これまたしゅっとした男前でした。
いま調べたら、「僕が地球を救う」にレギュラーで出てたらしい。
見てたよ、これ。録画、まだ残ってるよ。
「必殺仕事人2009」にも出てたわ。第14話の悪徳同心役だったわ。
あと、あらら、うちの錦戸主演の24時間TV「にぃにのことを忘れないで」に出てたわ。
うちの録画が最初の10分切れてて、かっちょん家でもやっぱり最初の10分切れてて、かっちょが「にゃんママとこにたぶんあるわー。聞いとくわー」つったまんま、まだ見てないんだけど。

そんでもって、このファン感謝祭、
入場者全員プレゼントのおみやげもあったの~♪
ブラボ~♪



エコバッグとタンブラーとチャンネル専門誌今月号♪
あと、番組オリジナルグッズの即売会もしてて。



思わず買っちゃった、風呂敷700円なりと、ポチ袋300円なり~。




あれこれ。

2009-09-12 04:00:00 | 日常
 
夏場、ときどき47キロを切っていたわたしの体重、
涼しくなってご飯が美味しくなってから、あっという間に2キロ増量…。しくしくしくしく。



逆光徹平。撮影:映美ちゃん。
 
 
もうすぐ大型連休ですね。
職場のくびきを逃れて、また近所をのさばりやがるのね、原則優先原理主義者(別名:おっさん休日ドライバー)どもが…。
あいつら、自分の側が優先だと、そこがお互い譲り合うべき要注意箇所なことなんかお構いなし、スピード緩めやがらねえは、クラクションはぶーぶー鳴らしやがるは、すれ違いポイントもわからず突っ込んできやがるは。
 

古いほうの東芝くんに録画したまんま放置していた「人魚亭異聞」全22話(最終話は23話だが、12話がなぜか欠番)をやっと焼く。
1976年放映、維新後の横浜が舞台の、明治ウェスタンみたいな時代劇だ。
時代も設定も斬新で、当時夢中で見たドラマだ。
三船敏郎のミスターが渋くてステキなのよー。
小川真由美の酒場のマダムがほんとに可愛いのよー。
若林豪の洋装のガンマンもステキなのよー。
洋装なのに頭はちょんまげの大村昆も愉快なのよー。
時代劇専門チャンネルで録画したものなのでCMはないが、最初のはみだし分と最後のはみだし分を切ったり切ったり切ったりして、ちょっと休憩しようと普通のTV画面に戻したら。
画面いっぱいに若林豪のアップ…。
一瞬にして飛び越えた33年(=2009-1976)の日日…。

作業してたのが「コールセンターの恋人」の金曜日ならそんなに驚かなかったと思うけど、水曜日だったの。二時間サスペンスに出てらっしゃったの



夏から秋になった途端、猫の毛、妙に長さが揃って、散髪したて~みたいな感じになりませんか?