女医EMIのJOY HAPPY LIFE

旅行・映画・イベントなどとにかく遊びが(遊びも)好きな毒舌ママ女医EMIが楽しくすごす毎日のエッセイ。株もはじめました

外出はみんなの命のために本当に控えてください。

2020-04-04 17:39:03 | Weblog

都内の感染者100人越え。たぶん本当はそんなもんじゃないと思うけれど。

2週間前の連休、気が緩んで花見してる人とか旅行に行こうとしている人、その影響が今日あたりで出てきてます。

屋外ならどこでもいいか?違うと思います。屋外だろうと、距離が近ければ感染の危険があり、エアロゾル感染もと言われると少し前に歩いたが感染者だったら誰もそこにいなくても感染する可能性があるわけです。近所の遊歩道は桜が咲いていて、道幅が1mあるかないかですれ違いで歩くので、私たちは生活道路として使っているところに、花見しにきたお年寄り(とは限らないけど今日見かけたのはお年寄りで路傍のベンチに座っていておしゃべりしていました)がマスクなしでだらだら歩いているのは本当に困ります。

健康維持のための運動としての散歩というのは仕方ないということになりますが、なるべく自宅内でできる運動が良いとは思いますし、外出するならルート選びは重要です。

大きい道路であれば、今は人も少な目なので歩いていてもそこまでリスクは高くないと思いますが、外出は経路をしっかり考えて欲しいです。私もコロナ流行からはなるべく電車を使わず、通勤もなるべく歩いています。必ず毎回ではないですが、帰りで本当に疲れたときと、天候が本当にひどいときのみにしました。

杉並区の佼成病院も当初コロナが出たときは設備のととのった病院に搬送したのに、とうとう今週からコロナ患者の入院受け入れがスタートしました。私の勤務先も後方支援する形になっていくでしょう。医療崩壊に近づいている印象が本当に強いです。このままだとイタリアやNYの二の舞です。どうして日本だけが大丈夫なわけがあるでしょうか。自分はかからないと思うのはばかげています。マスクは必要ですが、それで完全に防げるわけではありません。一般の人は外出禁止になっても家にこもれば良い。でも医療従事者やスーパー・水道・電気など生命維持にかかわる職業の人は人々のために外に出ざるを得ないわけです。とりわけ、人と対面する医療系とスーパーなど販売系は、休めないわけです。スタッフと話しあうとナースや事務職もすでに恐怖感も感じています。私たちは医療にたずさわるものとしてのプライドがあるから、当面がんばると思います。ただ、私たちにも家族はいるし、無駄な感染は避けたいと強く思います。注意をしていてCOVIDに感染した人は仕方ない。でも、自粛依頼を聞きもせず遊んでいてCOVIDにかかった人のために自分たちの命を危険にさらしたくないのが本音です。

私の勤務先でもマスクも、防護衣のガウンなどももうすぐ底をつきそうです。感染疑いの人をガウンなしで診察するのはやはりみんな怖いものです。アルコールジェルもなくなりそうでしたが、なんとか確保できましたが。防護用のキャップももうなくなるので、消毒して乾かして再利用できるようためてあり、また、シャワーキャップも買って代用しています。フェイスシールドも消毒して乾燥させているところです。たとえば中野区ではマスクを月1箱、クリニックにでも配給されているのですが、うちの職場の区はマスク配布は大きい病院のうちのいくつかのみで、うちの勤務先では配給はありません。ドクターも1日1枚マスクを数えて1週間分を配給され、節約しながら使っています。今後、週1枚になるかもしれないと言われているので、現在はその1枚を3日くらいは使って余りを各自でその時のために確保しています。すでに一般的な病院の医療資源も感染対策的なものに関しては尽きつつあります。

大丈夫だと思っている若い人も、かかれば死亡や不妊症になる可能性などリスクはあります。乳幼児や13歳の健康な子ですら、死亡します。

お年寄りも、若い人も、どうか外出をなるべくしないでください。旅行・観光・ライブやショッピングはなるべく待って、ショッピングはネットで、そして飲み会などは今は待ってください。1年くらいは収束までかかるかもしれません。でも、お願いします。

アビガンの効果が立証されてきたり、ワクチンが開発されればきっと一般的な風邪ウイルスの1つになると思います。でも今は、命を守るためにお願いしたいところです。