女医EMIのJOY HAPPY LIFE

旅行・映画・イベントなどとにかく遊びが(遊びも)好きな毒舌ママ女医EMIが楽しくすごす毎日のエッセイ。株もはじめました

最近の読書

2013-09-09 23:43:09 | Weblog
手島史詞さんの「影執事マルクの彷徨」。この前々作くらいから過去の思い出と現実が錯誤して読みにくいが、面白いことは面白い。マルクが古巣のサーカスで働いたり、マルクが誕生日プレゼントをもらうどころかそういう風習すら知らなかったという哀れな過去など非常に良かった。


荒木源さんの「ちょんまげぷりん」。シングルマザーのひろ子は侍の格好をしたタイムスリップしたらしい木島安兵衛を拾うことになる。養われるお返しに家事を手伝い主夫になるが、テレビに出てパティシエとして有名になる。ラストは、江戸時代に戻ってしまうようだが、母と息子と安兵衛の絡みが非常にあたたかくて、泣けてしまう。安兵衛が大人や親に口のききかたを考えるように「ならぬことはならぬと申さねば子供には分かり申さぬ」と叱ったり、「やらせなければいつまでたってもでき申さぬ」と手抜きせず見守り、こういう人が家にいたら幸せだろうなと思う。うちの夫も悪くないけどね(笑)あと、子供と向き合う時間をたくさん作るというのは大事だと思うので自分を反省した。ともかく、タイトルのネーミングも素晴らしい(笑)

荒木源さんの「ちょんまげぷりん2」。ちょんまげぷりんの8年後、今度はひろ子の息子、友也が江戸時代へタイムスリップしてしまう。安兵衛を探したり歌舞伎の女形になったり牢屋に入ったり、安兵衛と将軍の前で豆乳ぷりんを作ることになったり。自分の道を見つめる大切さを学べる素敵な本でした。


小川洋子さんの「寡黙な死骸 みだらな弔い」。死にまつわるいろいろな話を書いた短編集だが、それぞれが一部、つながっていて、興味深い。ただ、死や悪意や殺人がさらっとたくさん転がっていて、私の好みではなかった。

Dさんの「銭湯の人魚姫と魔女の森」。フウは恋人との仲を魔女のような占い師に占われながら、話が進む。なかなか面白い。でも恋人の浮気と思っていたら妻子がいて自分が愛人だったらちょっとガッカリしますね。

酒井順子さんの「黒いマナー」。さほど黒くはないがハゲに対する指摘するかのマナーとか、まあまあ面白い。親との旅行は苦痛だが親はお金出しても子供や孫に連れていってもらったといいたいものなので頑張って無理しすぎずに我慢してみなさいよ的なことが書いてありました。我が家は親にお金出してもらったことないですけどね。というかむしろ我が家がというか私が出してます。

朝倉かすみさんの「肝、焼ける」。肝が焼けそうな焦らす男がからんだ短編集。私なら捨てちゃうな(笑)直球勝負が良いです。

小川洋子さんの「完璧な病室」。余命1年の弟の病室を完璧だと考える姉が、病室で弟の主治医と裸で抱きあう話。何だかかなり無機質な感じで、無味乾燥だった。何が面白いのか分からない。

池井戸潤さんの「オレたちバブル入行組」。ドラマ半沢直樹の前半。だいたいドラマは原作に忠実だが、妻の半沢花がドラマでは口は悪いがしっかり支えてくれているのだが原作では自分と息子第一で自分の保身だけ考えているのが違う。あと父が生きていて直樹の銀行入社も認めてくれた。父の会社からさっさと融資を引き上げた銀行員の木村も浅野のときの聞き取り員として登場して土下座されている。なかなか違いも面白い。

池井戸潤さんの「オレたち花のバブル組」。ドラマ半沢直樹の後半部分。やっと国税局の黒崎が登場。味があり面白い。近藤も登場しますがドラマと違い、疎開資料からホテル重要書類を取り出すときには暗証番号覚えていたりはしないし、半沢も悪さをした古里に一人で勝手に書類を取り出させている。大和田との対決が出てくるが黒崎のフィアンセの父である岸川を脅し、うまく大和田の罪を暴くがその逆恨みで飛ばされることになる。三巻で出向から戻るが非常に面白い。


集英社「あの日、君と Girls」。モーガン、イエスタデイズ、エースナンバー、やさしい風の道、など面白かった。同じタイトルのBoysバージョンよりよっぽど良かった。

伊坂幸太郎さんの「魔王」。前半は他人に思ったことを言わせる能力のある兄、後半は勝負をカンで当てられる能力がある弟が主役。超能力の話だが、政治の話がたくさんあり、2004年くらいに書かれた話なのに9条改正、自衛隊海外派遣、徴兵などの話など現代の二回目安倍政権を予言したような内容ですごい!9条改正したら国民が諦めるからあとはいくらでもちょこちょこ好きに改竄できるというのも今の政治の未来そのまま。紙を25回たたむと計算上は富士山くらいになるという豆知識のは面白い。

映画「罠にかかったパパとママ(The parent trap)」。離婚で別居していた双子の娘がキャンプで出会い入れ替わって両親を再婚させようとする話。キャンプや服が特に時代を感じさせる感じでまあまあ良かった。リメイク版も見たことがあるが個人的にはリメイクのほうが服とかがなじめて双子役も可愛くて良かった。ストーリーはほぼ一緒。


梶山季之さんの「せどり男爵数奇譚」。ビブリアでも取り上げられた本。元華族で男爵の笠井菊哉が主登場人物で、語り手である作家といろんな話をしていく。古本のせどりでのシリーズ完全化や金の延べ棒の話や韓国でのせどりの話、それに盗癖があるヤッスーン夫人の話、放火も殺人もためらわず古書を手に入れるビブリオクレプト、最後は人皮で装丁する装丁家の話、と、せどり男爵がたくさんの話を折々に主人公に話していきます。ユダヤ人のヤッスーン夫人が欲しい本を盗もうとしてケガをしたからと高いお金をふっかけ訴訟する話とか、大変腹立たしいが面白い。


アニメ映画「スチュアート・リトル3」。1は実写で見たけどこれは全部アニメ。ネズミのスチュアートが人間の兄ジョージや家族とキャンプに出かける。小さくてボーイスカウトで足手まといになりながらもスカンクのリコの助けでうまく乗り越え、野獣につかまった飼い猫を救出して金色のスカーフをもらうまでを描いています。3から見始めましたがあいりの年齢でも楽しめました。


アニメ映画「チキン・リトル」。ダメダメくんとして有名になってしまったヒヨコのチキンリトルが父に認めてもらうために努力していく話だが悪くなかった。

ドラマ「蒼のピアニスト」。実子イナの兄としてジホを養子に迎えることになった母ヨンランは散々悪行を尽くし、ジホと憎みあうがジホが実子と分かり後悔する。最初は憎しみにあふれているが血がつながっているだけでこんなに変わるものかというくらいだが、ラストの失明したヨンランがジホを追いかけ崖にいくシーンは涙が出た。死んだヨンランのことを黙ってジホに言わず、兄弟和解演奏でドラマ終了。韓国ドラマって中途半端な終わりかたで先を見たくなるのが多い気がします。ちなみに、ヨンランが後悔するのは良いが、後悔が罪をきせた男についてはしていなそうでひたすら自分と子供のことだけなのがヨンランらしいがいまいち。


石持浅海さんの「ガーディアン」。守護霊のついた娘と孫娘の話だが、危害を加えられない安心の代わりに気を遣うことも多く、気味悪がられたり怯えられたり利用されたり大変そう。後半は孫娘が主役だが、友人がお嬢様育ちのせいか良い子ですね。しかし実際に側にいたら恥や嫉妬で逆恨みされないか気になるので、その先が読みたかった。

朝倉かすみさんの「夫婦一年生」読み直し。新婚をあっさり軽く、なおかつ和な感じで書いていて面白い。新婚半年で妊娠して話が終わるが、新婚すぐじゃない妊娠のほうが遊べるなぁとこっそり思う。でも安定していて信頼できそうな二人で気持ち良い。

武内和久・山本雄士さんの「僕らが元気で長く生きるのに本当はそんなにお金はかからない」。医療の話なのにビジネス書みたいだしタイトルもそんな感じ、と思ったら、経歴を見て納得。武内さんは医者じゃないし、山本ドクターは東大卒の医者だけどハーバードビジネス学校を出てるんですね。マネジメント、イノベーション、ビジョン、マネジメント、リソース、インセンティブ、パラダイムシフト、など横文字が多く、ビジネス書みたいだと思ったらドラッカーの発言まで書かれていて、正直、違う畑の人とか患者さんには分かりにくいだろうと思う。


花輪陽子さんの「夫婦で一生に必要なお金がしっかり貯まる本」。分かりにくくはないけど、ロールモデルの3家族について一冊通して書いているので、もっと普遍的な書き方なら良かった。あと、あまり参考にならなかった。

ジャクリーン・ケリーの「ダーウィンと出会った夏」。1899年、家事や男の子より科学に興味を持つ12歳の女の子キャルパーニアが科学者の祖父から教わり、科学を知り、自分らしい将来を考えていく話。キュリー夫人、マクスウェル夫人、アニング嬢、バード嬢など女性科学者の存在を知り、名誉なことを与えられ、決心していきます。ソフィーの世界に少し似ていて、なかなか良かった。


愛川晶さんの「六月六日生まれの天使」。目覚めたら記憶喪失になった上に奇妙な男が寝ているのか死んでいるのかわからない状態になっている。徐々に記憶を取り戻すが、意外に若い主人公女性に最後はビックリ。冒頭の主人公は実は別人だったからか年齢をミスリードされた感じ。結末があっさりしすぎだが、なかなか悪くない展開だった。


有川浩さんの「シアター!」読み直し。プロ声優がメンバーに入った劇団で赤字解消のために芝居の精度をあげていく。やはり面白い。

ナンピザ

2013-09-09 18:58:20 | Weblog

今日はあいりとナンピザを作りました。

ナンにトマトソースを塗り、炒めた挽き肉ととうもろこしをのせ、溶けるチーズをのせて、バジルをちぎってのせました。

美味しく出来ましたよ(^_^)


元気良く頑張ります!

2013-09-09 08:29:29 | Weblog

昨夜のあいりはくまモンぬいぐるみを貰って嬉しいあまり、くまモンと寝ていました(笑)パパが「あいりは幸せだよね」と寝顔見ながらいうので私も同意見だけど「なんで?」と聞いてみたら「しょっちゅういろんなプレゼントとか貰ってるし」と笑っていました。ま、確かに(笑)私が子供の頃ってプレゼントというのは貰えても誕生日とクリスマスくらいでしたね。リカとバービーは貰ったことあるけど、クリスマスなんかは父が加入していたロータリークラブのクリスマス会のプレゼントくらいだったような。あとは親の趣味の普通の服とか。とりあえず、欲しいものを買ってくれるシステムでは基本的になかったので、あまり心に残っていないくらいです。あいりは親とのお出かけでいろいろ買ったり当たったり、私の友人や同僚からも時々プレゼント貰っていたりするので、毎月何かしら新しいオモチャは必ず増えています(笑)

今朝はバルーンがしぼむ前にみんなで写真撮りたいのと言ってなぜかくまモンぬいぐるみも一緒に写真を撮りました。

つねむねサンは子供みんなにバルーンを作ってくれたけど、バルーンを大人に配って膨らませたらミッキーを作ると言ったのでパパが頑張りました。私もやったけど難しくて膨らませられたのはたくさんの観衆のうちパパを含め二人だけでした。そんな貴重なミッキーです(笑)簡易型だと言って作ってくれましたが、見た目は簡易型と思えないできばえです。通常型はどんなのかしら?ちなみに、ミッキーと言うと登録商標にひっかかるからと言ってつねむねサンはミッキーでなく誤魔化して喋っていましたが(笑)あいりはミニーちゃんを希望したけどミニーは難しいみたいです。確かに赤白水玉スカートとかは無理そうだものね。

今朝はパパの出張でゆっくりで良いらしくパパがあいりを幼稚園に送ってくれました。久しぶりに自分のペースで出勤できて私も助かりました。

さて、今週も頑張って働きます!週末は連休だしね(笑)どこも行かないけれど(笑)