女医EMIのJOY HAPPY LIFE

旅行・映画・イベントなどとにかく遊びが(遊びも)好きな毒舌ママ女医EMIが楽しくすごす毎日のエッセイ。株もはじめました

読書

2013-05-20 20:18:30 | Weblog
最近の読書。

ジェイニー・ボライソーの「夏の夜のわるい夢」。レイプやレイプ殺人が連続で起こり、3人の容疑者のうちあやしいと気になった人が犯人でした。更にローズの身内にも大変なことがたり切ない。


DVD「ファミリー・ゲーム」。二人のロッテふうの映画。リンジー・ローハン主演で別れて暮らす双子があるキャンプで偶然出会い、お互いの境遇を知り、両親を仲直りさせるために入れ替わる。なかなか可愛いのですがリンジーの日本語吹き替えの声が下手。双子役だから多少ごまかされるけど。


DVD「探偵少女レクシー」。ジャーナリスト志望のお金持ちの少女二人と貧乏な少年二人がタッグを組んで教師の失踪と横領事件の真相を追う。若い頃のリンジー・ローハンがキュートで比較的面白い。ただディズニーチャンネル版の日本語吹き替え版のリンジーの声優がとにかく下手くそ。子供っぽく喋りたかったのかもしれないが棒読みで、下手すぎてイラっとくる。字幕がオススメ。

東川篤哉さんの「魔法使いは完全犯罪の夢を見るか?」。電気羊をパクったタイトルだがなかなか気を抜いて読める殺人謎解き短編集だった。でも魔法使いの魔法で犯人がわかるというのはちょっと物足りない。


碇卯人さんの「杉下右京の冒険」。三宅島の事故死を探るうちにまたしても犯人を見つける右京。三宅島のガスレベルが高くなるとガスマスクが必要とかあれこれの知識もなかなか面白い。一般人の金欠による欲や悪意に疲れる気がします。後半は鳥インフルエンザの話で、鶏やカラスや鴨や白鳥や鶴には感染するがスズメには感染しないことから謎を解いていきます。ある人物の国籍も予想外でなかなか面白い。


喜多喜久さんの「美少女教授・桐島統子の事件研究録」。バリバリの科学者が若返りウイルスにかかり若い美少女になってしまう。科学者志望の主人公と協力して吸血鬼の正体を暴き、ノアの方舟計画を暴き、殺人者を解き明かす。著者は製薬会社の研究員をしているらしいのですがドラマ化を狙っていそうな設定とかがややあざとい気がするが、ドラマ化には向いていそうで、まあまあだった。続編が出るなら読みたいが続編を出したそうな終わりかたをしている。


宮部みゆきさんの「ソロモンの偽証 1」。分厚いけど中学生やそれを取り巻く人の実態や悩みをリアルに書いています。恐ろしい演技力の弟を持ったせいでひたすら親から目をむけてもらえず、兄だから我慢しなさいと言われ続けられてきた柏木宏之が哀れで切ない。しかも目を向けないくせにただ家にしばりつけようとする親にはイライラする。しかも弟が死んだ時に兄を拒絶するような態度。こういう親は全くムシャクシャします。上手く嘘をついて家から逃げた長男は賢い。他にも母の病気を世話している野田健一は相談という名目で騙されやすい父から急に自宅を売ってペンション経営するなんて決めてしまったことを伝えられて無理やり連れていかれそうになったり。子供である健一のほうが三重底で欲深いおじのたくらみを見抜いているのに聞いてもらえない姿も切ない。どうやら私、親のネグレクトにはかなり怒りを感じるようです。「2」。優等生とされてきた藤野涼子がみんなの幸せと安寧のために裁判ごっこをマジメにやるという不思議な展開。他校の謎の少年も出
てきて裏読みしてしまいます。「3」。とうとう、学校裁判が始まりこずるい三池が証人として立ちます。しかしラストの和彦の告白は多少予想していたものの壮絶。人殺しの息子(とはいえ他人でなく夫婦間だが)が愛されて育ったはずの自分より人に好かれて幸せになるなんて許せない、という柏木の子供っぽさに怒りを感じる。しかし、判決を決めた陪審員の温情も良いし、子供なのに大人以上の良い裁判でした。最後のパートで野田の成長後が出ているが、意外な雰囲気。妻が涼子ではなさそうなのも意外にリアル。3巻が最も圧巻でした。


石川英輔さんの「江戸人と歩く東海道五十三次」。分かりやすく非常に面白い。道路がアスファルトでなく土だというだけで表面温度が10℃低いとのことで今より涼しそうです。草地ならアスファルトより15℃低いのでは人が庭を持ちたがるのも道理ですね。馬の利用も今のように蹄鉄がないため10キロ歩かないうちに馬用ワラジがすりきれて交換というあまり使えないシステムだったのにはびっくり。教育程度の高い人が旅行に出ると日記を書く場合が多く記録が多いというのも面白い。現代ならブログですね。江戸人の伊勢参りをリアルに書いてあるので情景が浮かんでオススメ。


鷺沢萌さんの「ビューティフル・ネーム」在日韓国人の名前に関する短編小説集。風俗や慣習のネタは興味深かった。今はあまり韓国人だからと差別とかイジメは少ないんじゃないかと思うけど、通名や本名や帰化名を選ぶのはなかなか興味深い。自分の名前をまっすぐ言える社会だといいなと思う。あと、何世も日本にいたら(本人が強く韓国人でいたいと主張しない限り)在日韓国人というより既に日本人だと私は思っちゃっているのですが、なんでまだ在日というのかなぁ。英語の教科書でI am Japaneseと書いてあることの違和感とか、たしかに!という感じ。でも朝鮮学校の制服のチマチョゴリは違和感があります。可愛いとは思うけど日本人だって着物で通学なんかしないし、もう少し時代にあわせた普通っぽい制服でも良さそうな気がします。あとちょっと昔は外国籍の人は在日二世でも指紋登録していたようでそれに外国人が反対運動してなくなったというエピソードがあり、ほほぅ!という感じ。外国人の登録をなくすより日本人も全員、指紋登録させる運動にす
れば良かったのに。確かに日本で悪さばかりする中国人とか韓国人もいるけど日本人だって悪さする奴がいるんだし、全員登録させとけば犯罪はずいぶん減るんじゃないかな。あと韓国人でも日本に移住していたら兵役がないのは目からウロコでした。


ジェイニー・ボライソーの「容疑者たちの事情」。画家カメラマンのローズの今回の客は裕福そうなレディ。でもその殺人を巡りいろんな事情が見え隠れします。常に自分の環境のせいにして自分を哀れみ未来の夫の母まで遺産のために殺そうとするアンナの狂気がホラー。刑事ジャックとの出会いと恋愛も始まる回でなかなか面白い。


ジェイニー・ボライソーの「しっかりものの老女の死」。たかり屋の長男とちょっとオツムは弱いが優しい次男のために財産管理を徹底する老女ドロシーが誰かに殺される。長男の妻グウェンが金の亡者すぎて義母の死を待ち望む姿が怖い。私の昔の同僚だったナース(もう付き合いを断ったけれど)が夫の両親のもつ世田谷の二軒の家とどこだかのビルをあてにして死を待ち望んでいたのを思い出して気分が悪くなった。がめつくて他人の財産をぶんどろうとする人って嫌い。誰かプロが運用して少しずつだけお金を渡してくれる信託財産というシステムはなかなか良いなぁと思います。あと友人に遺産を残すのも素敵なおばあさんでした。



イワン・クーシャンの「ココと幽霊」。「なぞの少年」の続編だそうですが、そちらを読んでいないので冒頭は分かりにくかったです。ココが引っ越してなぜか嫌がらせにあい、その原因ががめついおじいさんの隠し財産とわかり、後半はだんだん面白くなりました。


嶽本野ばらさんの「アラジンと魔法のお買い物」。ハマりもののお買い物と引っ越しエッセイ。タバコを吸うのと鞭マニア以外は私と共通点がありそうな気がして読みました。ビビアンのオウブのライターをつけた特注ステッキなんて私も欲しい。商品じゃないものを買いたがるとかシャンデリアや天蓋つきベッドや燭台やティアラやスワン鉛筆削りや鍵モチーフを買うとかも、うちにもあるから分かる!(笑)アナログ時計もアリスみたいで分かる分かると思ってしまいました。部屋に噴水も買ったらしいけど私も欲しい(笑)鞭は要らないけど(笑)トレーナーがダサいというのも同意見。しかし嶽本さんは乙女ですね。


ハセベバクシンオーさんの「相棒 鑑識・米沢の事件簿 幻の女房」。スピンオフとして映像でも出ていましたが、米沢の元妻のそっくりさんが殺され、横領などの犯罪を分析する作品。書面の筆圧やインクの劣化から書いた時間の差を分析できるのは非常に面白い。パチンコの台に新台入れ替えの度に一台ごとに貼るPシールを東京都風俗環境健全化協会が150円くらいで販売していてそれが数億という額になりその協会の運営費にあてられるというのも意外で面白い。パチンコ禁止とかにするとこの協会も文句言いそうですね。設定上かもしれないけどこの協会が警察OB天下り先というのはありそうな話で面白い。


碇卯人さんの「杉下右京の事件簿」。書き下ろし後に映像化されたのか、何となく見た覚えがあります。前半はスコットランドのウイスキー醸造所の謎を解きますが、ブロッケン現象は有名だから知ってたので、「巨人」の正体には驚きませんでした。でも久しぶりにイギリスに行きたくなりました。後半の奄美大島の殺人猿の話も映像で見た気がして驚きは少ない。ただ、おもしろく読めました。このシリーズはいつも素晴らしい。読んでいてやはり奄美大島に行きたくなりました(笑)私はもう旅行ならどこでも良いみたいです(笑)


エドガー・ローレンスの「使える アメリカ手話 会話編」。たしかに使える感じで良かった。ただ、先に日本語の手話を習得したほうが良さそうだと反省。日本語の手話の本も以前たくさん買ったんだけど身に付いていないので、また読んでみようっと。

ジェイニー・ボライソーの「クリスマスに死体がふたつ」。画家ローズが出会った画家仲間たちが全員、殺人の容疑者らしく思われてしまう。画家ステラは嫉妬で大変そう。画家ニックと恋仲になりそうだったがやはり最後は古い元恋人のもとに行きそう。田舎なのにあまり付き合いたくない人が意外に多かった一冊です。


DVD「ティンカー・ベルと月の石」。気が早いといかんなぁと反省する作品。ラストはティンカーとして申し分ない作品を作ったティンク。とても素敵な杖でした。


DVD「ティンカー・ベルと妖精の家」。ティンクが人間につかまってしまい、ビディアを含めみんなが救出に向かいます。親子の仲まで直したティンク、素敵でした。ディズニーはジブリと同様、ほのぼのしますね。



石踏一榮さんの「ハイスクールD×D 13」。へこんだライザーをイッセーが立ち直らせたり、魔王レヴィアタンのTV番組でゲスト出演したり、イッセーの風邪をみんなで看病したり、悪魔と堕天使と天使の運動会とか、となかなか楽しい短編集でした。早く本編の続きが読みたいです。


ジェイニー・ボライソーの「待ちに待った個展の夜に」。画家ローズが友人の子供の死や拉致の謎を推理する。比較的面白い。コーンウォールのクリームティーやソーセージを食べてみたくなった。


三上延さんの「ビブリア古書堂の事件手帖」。ドラマと違って、栞子が長髪の巨乳で色気もちょっとあり内気でどもったりしていて、五浦と出会ったときすでに突き落とされて入院中だったり脊椎損傷で生涯歩けないかもしれないとか、兄弟が妹だったり、だいぶ違いました。小説のほうが素敵な気がします。漱石のそれから、小山清の落穂拾ひ、太宰治の晩年など、読み直したくなりました。五浦の血のつながった存在(おじいちゃんだけが同じだとハトコ?)にも会えたがそれもかなり意外でなかなか面白かった。


森本薫さんの「みごとな女」。多少言葉が古い割には読みやすかった。でも面白いというほどではない。


飯澤匡さんの「座頭H」。時々目の見えないふりをする座頭マッサージ師のH。押せば性交渉したくなるツボや性的な話を聞くツボを押しては他人にその話をもらしてしまうH。ツボって怖いなぁと思ってしまいました。


飯澤匡さんの「刺青師訪問」。昔の刺青関係の話が書いてあるが、そこそこ。ただ、オチは物足りない。


碇卯人さんの「杉下右京の密室」。前半は地海展望台での殺人の謎を解き、後半はクライミングジムでの密室殺人の謎を解きます。後半の犯人はかなり意外でその原因となった動機も意外でした。なかなか面白かったです。

今月のラッキー

2013-05-20 20:08:20 | Weblog
少し前のCM協力で3000円の謝礼がいつの間にか振り込まれていました(交通費混みですが)。すっかり忘れてたわ。

とりあえず、コレで今日はお惣菜買っちゃおうっと。

しかし今日は某学会費を1万振り込んだのでまた出費。仕方ないね。

ほんと、学会費は税金控除してほしいものです。