えみち刑事(でか)の事件簿

日々のことを綴る日記
最愛の家族「ルナ」
との思い出が詰まった大切な日記です

このブログは・・・

愛犬ボストン・テリアのルナ (2007.2.8-2018.12.19) との思い出が詰まった大切なブログです。 もうルナは私のそばにいないけど これからもブログは続けていきます。

ブレイブストーリー 宮部みゆきさん

2006-10-03 20:52:53 | 

映画を観て小説も読んでみたくなり上巻から購入して
通勤電車で読み始めて今日やっと上中下巻を読破しました

実は春にも上中下巻タイプの『ダヴィンチ・コード』を購入したのですが
『どうぶつの森』にハマッてしまって電車の中でいい年こいて
ゲームなんざぁしていたものだから下巻の最初の方まで読んでそのまま
放置プレイになってしまっていました・・・

『どうぶつの森』が一段落したもので電車の中でまでゲームすることもなくなり
通勤読書が復活したのですが、3冊ってやっぱり最後まで読めるのか
心配ではありました。でも読み出したらおもしろくて
ワクワクドキドキしながら最後はもう終わっちゃうのか・・・
と逆に寂しくなったりしてしまいました

小説と映画ではかなり話が違うところもあり
映画ではさらりとしか紹介されないかっちゃんのこととか
ワタルの両親の問題も小説ではかなりディープに書かれていて
ワタルの家に愛人が乗り込んできてお母さんはショックでガス自殺を試みたり
まあなんというか夏休みの子供映画では表現できない部分もありました

ワタルの冒険も映画ではAqua Timezの曲にスラーと流された部分も
小説ではいろいろな村や町を訪れてそこでの問題をワタルたちが
解決するといった感じ、まあ私としてはドラクエみたいな錯覚を覚えました

ワタルとキ・キーマとミーナが別れる時やミツルに自分の気持ちをぶつける
ワタルの言葉にとてもジーンとしました。

運命の塔で女神様に願いを告げるところは
ワタルがヴィジョンを旅してわかったことの集大成で感動的でした

「女神さまのお力にすがり、運命を変えることができようと、所詮それはひととき限りのものだ。
僕はこれからも、喜びや幸せと同じように、悲しみにも不幸にも、何度となく巡り合うことでしょう。
それを避けることはできない。ましてや、悲しみや不幸にぶつかるたびに、
運命を変えてもらうわけにはいかないのです」 下巻P435抜粋


本当にそのとおりだと思います。
いい物語に出会えて本当によかった、私の心の支えになる物語でした