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ひつじ瞑想中…

羊好きが高じて、NZに羊の勉強をしに来ています。
NZでの生活で発見したこと等、NZらしく適当に発信しています。

北島+α旅行 ウェリントン 植物園&ケーブルカー 12th Aug 06

2007-01-11 22:51:26 | 旅行記
国会議事堂見学ツアーを堪能した後は、歩いて植物園へ。
地図で見ると近そうなのに、実際は道路がとても広いせいか、
けっこう遠い。
しかも小高い山の上に入り口があって、植物園自体は
その山の起伏に沿って作られているので、一回りするだけでかなり疲れそう…。

そんなわけで、植物園散策はやめた。
私が好きなのは植物より動物だもんっ←言い訳。

植物園の付近がちょうどケーブルカー乗り場になっているので、
ウェリントンの名物でもある真っ赤なケーブルカーに乗って
植物園を後にしました。上の写真がそのケーブルカーです。

バックに見えるのがラグビー場という点が
NZっぽいでしょう~。

このケーブルカーは観光用というよりは、住民の交通の足として使われており、
途中の駅で、ラグビー場のある学校にでも通っているらしい学生さんも
たくさん乗り降りしていきました。

ラッシュとは無縁そうなこんなケーブルカーで私も通学・通勤したいわ

歩くのが大好きなので、長時間歩くのはあまり苦にならないのですが、
寒がりなので厚着している→たくさん歩く→汗をかく→乾燥した気候なので汗がすぐひく
→寒い→寒い→寒い…→8月は冬なので日没が早い→早めにYHAに帰着
→なにか物足りなくて目の前のスーパーNew Worldでワイン購入→晩酌…

そんな気ままな一人旅のウェリントン滞在でした



北島+α旅行 ウェリントン 続・国会議事堂 12th Aug 06

2007-01-10 00:01:33 | 旅行記
この写真は、国会議事堂を少し離れた場所から見たものです。
手前左の蜂のマスコットは、NZの国民的アイドルBuzzy Beeです。
ちょうどBee Hive(国会の愛称)に向くよう作られています。

ここにBuzzy Beeが設置されたのも数ヶ月前だとか。まだピカピカ

さて、議事堂見学ツアーですが、参加したのが土曜日で国会がお休みだったからか
議員さんは全然居ませんでした。
そのためか、普段は議会が行われる部屋にも案内してもらえ、
首相ヘレン・クラークさん(女性です!!)の席も見れました。

余談ですが、NZは世界でも有数の男女平等社会です。
3年ほど前は、北欧の国々に次いで世界男女平等度ランキングの上位で、
06年は7位です。ちなみに日本は79位ね。

世界でも珍しい女性首相というのもあるけれど、
実は女性に参政権が与えられたのは、NZが世界で初めてなのですよ。

女性首相のせいなのか、政治の汚職・腐敗も低いらしく、
『世界の政治・汚職 清潔度ランキング』はNZは世界1位です。(日本は17位)
あまり何かを隠そうとしない、大らかな国民性のせいでしょうね、きっと。

でもすごいぞNZ

さて、国会議事堂内はとても広く、1時間も短く感じられるほどでした。
建物内部には、国際的に重要なお客さんとお話をするお部屋(かな?)もあり、
マオリの伝統である彫刻や模様で壁が埋め尽くされています。
たぶん初めてNZに来た人がここに通されたらちょっと怖いと思うかも知れません。
舌を出したギョロ目の彫刻が目を光らせている訳だから。

マオリ伝統の彫刻は、非常に壮大で精巧で、お値段も張ります。
そして見入ってしまう程の魅力があります。
そんな素晴らしい彫刻が部屋中に施されているという、何とも豪華な会議室でした。
こんな所で私も会議に出たいわ

しかし、この部屋だけで制作費いくらかしら?という疑問が抜けなかった…。

このマオリの伝統文化を見るだけでも、国会議事堂見学ツアーに参加する価値は充分あります。

建物の内部に入る時は、のんびりニュージーランダーと言えども、持ち物のX線検査をし
手荷物は預け、撮影も一切禁止です。
なのでこの素晴らしいツアーを文章でしかお伝えできないのが惜しいです。


北島+α旅行 ウェリントン 国会議事堂 12th Aug 06

2007-01-09 23:59:40 | 旅行記
NZで最も大きな街はオークランド(Auckland)なので、
NZの首都はオークランドでしょ?と、よく間違えられます。

が、NZの首都はウェリントン(Wellington)です

ウェリントンは楽しいという話は全く聞いていなかったので、
はじめはウェリントンの滞在も必要最低限にしようかと思っていましたが、
NZに来て、首都に行かないのもちょっと勿体ないかも?と思い、
ウェリントンでは3日間もの完全フリーの日を作っていました。

ウェリントンでのフリー2日目は滞在していたYHA(ユースホステル)から
国会議事堂(Parliament Building)植物園(Wellington Botanic Gardens)
ケーブルカー(The Wellngton Cable Car)テパパYHAに帰着
と歩き回ってきました。ケーブルカーで小高い丘を降りる以外は全て歩きです。

ガイドブックを見て、簡単に歩き回れる距離だと信じていたら、想像以上に大変でしたが…。

上の写真が国会議事堂です。
NZはとってもオープンな国のせいか、議事堂の敷地には誰でも入れます。
建物の前には広い芝生もあるので、ピクニックも出来るかもしれないくらい、
誰でも入れます。
私が行ったのは土曜日だったから議員さんも居なくて
のんびりしていたせいかもしれませんが。

そして、NZでは国会議事堂見学ツアーが無料で行われています。
参加してきました!!だって無料なんだもん。

政治のことなど無知に近いので、政治の話を英語でされても解る訳はないのですが、
1時間近くも議事堂の中を細部まで連れて回ってくれるこのツアーは
本当に素晴らしかった。

単に色々な部屋を回るだけでなく、地下(建物の基盤)にも行き、
大きな地震に備えた耐震装置なども見ることが出来ます。

実はこの議事堂は1990年頃に改築された物なのですが、
阪神・淡路大震災の教訓からそういった構造を取り入れたそうです。
普通は建物の基盤は見えないものですが、わざわざ観光用に
一部の壁をシースルーにし、説明用のパネルまで施してあるのです。

NZも地震の危険は充分にあるのですが、甚大な被害を経験したことがなく、
人々も地震の危険性は感じてはいるものの、対策は殆どとられていません。
なので、議事堂の耐震構造は素晴らしいけれど、前例がないために
実際の災害時に本当に安全か否かはやや疑問ですが。
何もないことを祈りましょう。


これは左側の建物で、閣僚の執務室だそうです。

この独特な形から、国会のことは愛称Bee Hive(蜂の巣)で呼ばれています。
NZは知る人ぞ知る、ハチミツ王国だからね~


北島+α旅行 ウェリントン 続・ウェリントン動物園 11th Aug 06

2007-01-07 22:53:05 | 旅行記
NZ Wood Pigeonです。世界最大級のハト。
その大きさ、実にニワトリくらい!!それがちゃんと空を飛ぶんですよ~!

このハト、ある種の木の実が大好きで、その実がなると
ずっと食べ続け、しまいにはお腹いっぱいで飛べなくなるのだそうです。
それでも生きていけるNZのおっとりさがステキ
この話、前にも書いた気がするけど…。



生まれて初めて見た!!たぶん日本ではリカオンの方が一般的かな。
犬の先祖とかアフリカの肉食獣として知られていると思います。
不思議なブチのある怖そうな犬、といった感じでした。
でも飼育員さんが近寄ると嬉しそうで、やっぱり犬だねぇ、と思った。


トカゲの一種?
この日は8月で確かに寒かったのだけど、ヒーターの真下にいるのが
なんとも愛らしかったので撮影。

その他にもカワウソやライオンやワラビーなどもいます。
あとはNZという事で忘れてはいけないのが国鳥KIWI。

KIWIは夜行性の飛べない鳥なので、WLT Zooでは真っ暗なお部屋で飼われています。
AKL Zooでも飽きることなく30分くらいは暗がりの中でガラスの向こうのKIWIを
見ていたほどKIWI好きの私ですが、
WLT ZooのKIWIはガラスの向こうではなく、私たちと同じ空間にいて、
運が良ければ目の前を横切るかもしれない、という身近な所で飼われています。

ここでも粘りに粘ってKIWI探しをしたのですが、とにかく見つからない!
同じ空間で飼われていたフクロウとチュアタラ(ムカシトカゲ)は見つかったけれど
どうしてもKIWIが見つからない。
諦めかけていたら、親切な飼育員さんがやってきて、KIWIの居場所を教えてくれました。

すぐ目の前数メートルの所で動くKIWIを見られたのは感動でしたが、
やっぱりよく見えない…。

KIWIを見たい人は、オークランド動物園がオススメです。

昼過ぎ、予定より随分早く動物園を出たら、

桜が咲いていました。8月…春ですね

もしかしたら梅か桃かも。NZは街路樹が桃だったりする国だから…。

北島+α旅行 ウェリントン ウェリントン動物園 11th Aug 06

2007-01-06 23:26:57 | 旅行記
ウェリントン滞在のフリー1日目はウェリントン動物園(WLT Zoo)に行きました。
オークランド動物園(AKL Zoo)があまりに魅力的だったので、すっかり動物園マニアに。

あくまで動物園を見る目的であり、動物種にはこだわりはあまり無い。

ウェリントン動物園はNZ国内最古の動物園だそうです。
たしかにとっても古かった…。

個人的な感想としては、AKL Zooがお気に入り過ぎなので、
それに比べればだいぶ劣ります。展示法とか施設面とかでね。
でもAKL Zooにはいない動物もいたし、初めて見る動物もいたので
行っただけの価値は充分にありました。

上の写真は見たままですが、イノシシです。2007年の干支なのでトップに抜擢
養豚場での経験があるのでブタは見たことあるけど、イノシシをじっくり見たのは
これが初めて。しかも日本じゃなくてNZでイノシシだなんて…
縁はどこに落ちているのか、わからないものです。


レッサーパンダ。英語ではRed Pandaという。
AKL Zooでも見たけれど、レッサーパンダをじっくり見たければWLT Zooの方がお勧めです。
というのは、数が多いのと広さの割に園内が空いているのとで
じっくり時間をかけてレッサーパンダの行動を見ることが出来るから。

この写真の子は男の子なのか、ずっと歩き回り、たまには木に登りながらも
10歩ごとくらいの頻度でマーキング(縄張りの主張?)をしていました。

日本では直立するレッサーパンダが大人気ですが、
NZのレッサーパンダはもの凄いところまで木登りし、
つい見落としてしまうくらいの高さでお昼寝しています。

動物と私たちとの間に金網や柵は一切ないので、
手が届くのでは、と思うほど近くに感じられます。
そして、なぜかNZの動物園はレッサーパンダを7~8匹飼っている…。多くない?


タマリン。子猫くらいの、小さなサルです。
たしかゴールデンタマリンだったか、そんな名前の子。
名は体を表すように、キンキラ金でした

NZ最大(たぶん)の蜂蜜メーカー、アラタキハニーのマスコットのマレークマ。
アラタキハニー社(Arataki Honey)は本当にWLT Zooに出資しています。
NZにはそもそも熊もいないし、AKL Zooにも熊がいないので、熊そのものが珍しい。
そのせいなのか、マレークマはWLT Zooでは人気者
ストレスが溜まっているのか、ずっと同じ所をうろうろ回っていたのが気になりましたが。
額に苦悩していそうな深いシワまで…!











北島+α旅行 ウェリントン 続・続・続・続 テ・パパのこと

2006-10-23 12:34:09 | 旅行記
さて、NZはマオリという特有の文化の他、固有の動植物も多いのです。
ひつじのイメージばかりが強いためか、あまり知られていないのですが。
以前にも何度か紹介した飛べない鳥の数々、木生シダ類、カウリと呼ばれる
世界的にも巨木の類に入るナンヨウスギも自生しています。

博物館でお目にかかれる生物に、上の写真のポッサムがいます。
NZは人口400万くらい、ひつじが4000万くらい、というひつじの国なのですが
実はポッサムはひつじよりも多く、5000万匹以上はいるんじゃないかな。
NZはポッサムの国なのです。
ポッサムはオーストラリア原産の有袋類で、フクロギツネを指すそうです。
オーストラリアではポッサムは珍重されていて、人々にも可愛がられているようですが、
NZでは逆に「死んだポッサムが良いポッサム」と言われるように一番の害獣です。

理由はNZの植物を食い荒らすから。
ポッサムがNative bushを荒らすことで、Kiwiをはじめとする固有の動物が
すみかを奪われることが大きな問題になっており、森林にはポッサム用の罠や
毒餌がたくさん仕掛けられています。

夜行性動物なので、夜道路に出てきて轢かれることも少なくありません。
というより、NZではポッサムがいたら率先して轢くらしい。(ちょっとコワイ)
でもNZの自然環境のためなので仕方ないね。

こんなにポッサムが沢山いるっていうのに、
私は生きているポッサムを見たことがない…
結構オークランドの街なかにもいるらしいんだけどね。…どこにだ???
郊外に行けば、路上でペチャンコになってしまったポッサムはよく見かけます。
4月にミルフォードを歩いていた時に、外傷・汚れとも全くないポッサムの綺麗な
死体を発見したけれど、さすがに写真を撮るのは断念。

いろいろな所でポッサムの剥製を見て来たけれど、
ここのポッサムの剥製はキョトンとした表情と格好で何とも愛らしかったのでついつい撮影。
こんなに可愛らしい子は珍しく、殆どの剥製ポッサムは野性味溢れてて
(もしくは非現実すぎていて)コワイです。


でもこのポッサムが、実はものすごく素晴らしい毛皮の持ち主なのです。
ポッサムだけでは毛糸にならないので、メリノ種という最高級のウールを生産する羊のウールと混合し、
メリノポッサム(Merino Possum)と呼ばれる製品となります。
これがまた、素晴らしいんですよ!!
軽いのに、他のどの繊維よりも温かいという優れもの。カシミヤに負けません!

このポッサム、友達の旦那さん(NZ出身)のお話では、捕まえて毛皮を売れば
一匹数10ドルもらえるそうな。
実際にネイピアにはポッサム博物館の様な物があり、そこで加工・販売もしている。

ただしこのメリノポッサムのセーターはものすごーく高価です…
が、NZに来た時のお土産には最高!!たぶん日本では手に入らないから。

ちなみにNZで嫌われ者のポッサムがオーストラリアで珍重される理由は
オーストラリアでは天敵が多いので、ポッサムが少ないんだとか。
NZには肉食獣いないからねー。

ヘビだってクマだって毒グモだっていないから、山で野宿してもたぶん大丈夫


北島+α旅行 ウェリントン 続・続・続 テ・パパのこと

2006-10-20 00:16:33 | 旅行記
NZ内で5~6個近い博物館を回りました。
先住民マオリの文化、ヨーロピアンの移民の歴史、NZ固有種の動植物の数々といった物が
ほぼどこでも展示されており、それぞれとても興味深い品々です。

実はNZに行こうとはっきり決めるまでは、NZにマオリという原住民がいたことすら
私は知らなかったのですが、一度マオリの文化、特にオークランド博物館や
ロトルアのマオリ村でのマオリショーを見てからは、マオリの文化が大好きになりました。
といっても、あまり深い所までは理解してはいないのですが…

博物館ではそういった文化的な物を効率良く見れるので、オススメです。
以前にも紹介した、Jade製(ヒスイ)の武器や宝飾品の数々を見ては、
それらに施された彫刻の精巧さや、石によって微妙に異なる緑色の輝き、
切り出した石の形の巧妙さにため息ばかり…
Jadeは本当に美しい。

大きな博物館になると、マオリ伝統の彫刻を施した建造物なども見られます。
素晴らしいです。

高床式倉庫の様な建造物を縁取る彫刻には幾つもの顔がかたどられ、
その目にはパウア貝というNZ特産のアワビの貝殻がはめられています(ちょっとコワイ)。
テパパには高床式食料庫の他、マラエと呼ばれる集会場(とても広い)、
戦闘用カヌーも展示されていました。ため息が止まらない…

その食料庫も、ただ外側を眺めるだけでなく、内側の様子も見れるように
倉庫の真ん中辺りに階段が付いているので、そこから登って
高床式倉庫の内部を無理なく覗くことができます。

上の写真はマラエです。神聖な場所なので、靴を脱いで上がらねばなりません。
内部の柱にもち密な彫刻が多数あり、さらに壁全体もマオリの伝統の模様の
編み物(植物を編んだ物)で飾られています。
テパパではなく、8月に行ったワイタンギにある屋外のマラエですが…。


北島+α旅行 ウェリントン 続・続・ テ・パパのこと

2006-10-18 18:41:03 | 旅行記
テパパがあまりに楽しかったので、テパパの事が一杯ですね。
テパパはとても広く、展示やゲームなどのお楽しみコーナーの他にも
いくつか講演会用のお部屋もあります。

初日にテパパに行った日に、よく解らず間違えて
その会議室のような所に入ってしまいました。
舞台にパネリストのお偉い先生が5人ほどいて、司会者席もあり、
傍聴席は階段状になっている立派な会場でした。

その日の講演は、WWF主催の野生動物を守ろう!に関するような議題でした。
動物好きとしては何となく惹かれるものがあり、入場。

講演が始まった瞬間に、自分が場違いの所にいることを悟り
脱出したいという心境に駆られたのですが、途中退席も目立っちゃうし
ま、英語の勉強になるかも…とはかない期待を胸に、その場にとどまることに。

何もかもさっぱり解りませんでした…。

そもそも野生動物に関する展示かなと期待して入った時点で間違いなんだな。

よく解らない講演に耳を傾けたために、博物館散策の時間を40分ほど失いましたが
心地良い椅子に座っていられたことで、クライストチャーチからの旅の疲れも
癒せたかもーと、前向きに考える事にしました。

あ、講演中は寝たりしてないよ。ちゃんと起きて聞いていましたよ。
ただ理解できなかっただけで…。

さて。
上の写真もテパパの展示物の1つです。
1930年代だったかな、その当時、本当に使われていた車です。
Holden社(オーストラリアの会社)製の車を改造したようですが
行く先々でセンセーションを巻き起こしたそうです。
うん、わかる気がする。こんな車を見かけたら、
私も持ち主に話しかけずにはいられないと思う。

実際に走ったのは2~3年だそうです。
すっごいオシャレ~と思うけど、車洗うの大変だろうねー。

北島+α旅行 ウェリントン 続・テパパのこと

2006-10-04 03:15:38 | 旅行記
前回に続き、テパパの展示物の写真を紹介します。
今回はMade in NZコーナーから、「PAUA SHELLで出来たサーフボード」です。

パウア貝(Paua)はアワビの一種で、NZ特産の貝です。
青や緑に輝き、とってもきれい
さまざまな宝飾品に加工され、NZならどこでも売っています。

そのパウア貝でサーフボードを作っちゃったのね。高そう…

さて、テパパで遊んだゲームの続きですが。
NZの動物コーナーでは、鳥も作ってみました。
NZ特有の鳥たちの頭部・胸部・羽・脚をめちゃくちゃに組み合わせると
コンピュータが勝手にその発明した鳥の名前を付けてくれる!

カッコ良いワシの頭部に、ほのぼのとしたペンギンの胴体、
退化したキウイの羽にプケコの長い脚を持つ鳥とか。
ペンギンの頭にカラフルな胴体、大きなワシの翼にずんぐりしたキウイの脚とか。
意外と私って新しい生物を作り出す才能に長けているかもー
でもどれも生存競争には勝てない気がする…

そのNZの動物コーナーでは、絶滅した世界最大の巨鳥(ダチョウより大きい)モアの化石や
世界最大のアホウドリ、ロイヤルアルバトロスが羽を広げた時の模型(3.5m!)、
世界最大のハト(チャボくらいの大きさ)、NZウッドピジョンの剥製、キウイの剥製、
巨大なコオロギウェタ(Weta)の標本などもあります。


NZは活火山も死火山もたくさんあるし、温泉もあるので
ご多聞に漏れず地震国です。
あまり知られていないけれど、70年位前にはネイピアで地震の大きな被害があったし
ギズボーン(北島東海岸)やオークランドは津波危険地帯だそうな。
ただ、めったに地震がないために人々は多分何の準備もしていない。

注意を喚起する目的もあるのでしょう、ネイピア地震の展示もたくさんあるし
地震体験部屋もありました。
この家に住んでいる人を地震の被害から助けよう!というゲームもあります。
家具を金具で止めたり、床下を補強したり、保険に入ったり。
日本人は地震対策という点では得意かもしれないですね。

地震があるのに対策をしていないのも危険ですが、
地震に慣れていると思われる日本での阪神大震災の被害状況を思い出す時、
その地震の大きさと被害について、改めて考え直さざるを得ませんでした。





北島+α旅行 ウェリントン テパパの事

2006-10-03 00:34:32 | 旅行記
前回に続き、テパパ(Te Papa 国立博物館)についてです。

めちゃくちゃなハンギディナーを作った後は、航海士になってみました。
バーチャルゲームの話ですが。

NZはそもそも原住民マオリ族の国ですが、イギリスからやって来たクック船長のNZ上陸により
ヨーロッパから多量の移住が始まります。
そこで18世紀末の航海士となってヨーロッパからNZへ移住しよう!というゲームに挑戦。

このゲームでは、誰を連れて行くか、何を持っていくか、どの航路を通るか、
などなどを設定し、道行く度に襲い掛かる困難に対処していかねばなりません。
かつ、なるべく航海日数を減らし、無駄の無いようにするため
船長の判断力とセンスが問われます。

これも2回挑戦。
1回目は上手くいった様な気がしました。
海水の蒸留装置を持って行ったために真水には困らなかったし、
家族が何かの病気になった時はどこかに寄航して、命は助けたし。
ただし航路の設定のミスや、寄航によりかなりの日数をロスしましたが。
結果は無事にNZに渡れたけれど、船長としては失格だそうです。
クビにされました…

2回目は日数を減らす事だけを考え、強引に(←得意だから)出発。
家族が病気になった時はただ隔離だけさせたら、妻子が病死してしまった…。
航海日数を減らそうと色々と考えたつもりでも、逆に裏目に出たりして
実際は大して効率良く航海していたわけでもなかったみたい。
結果、これも何とかNZに渡れたけれど、船長は多額の借金を負ってしまいました。
解ったことは、私は船長には向いていないということと、
航海って楽じゃないのね、ということでした。

他にも有料の楽しそうなゲームもたくさんあります。
バンジージャンプ発祥の地NZという事で、バンジー体験(どんなシステムなのか不明)や
ひつじの毛刈り体験など、NZの文化を遊びながら理解する工夫がたくさん。
ひつじの毛刈り体験は、ひつじ型の重い人形を抱え、
人形に貼り付けてある多数のバーコードを、番号順にバリカン型バーコードリーダーで
読ませていく、というもの。これも点数が出るらしい。
かなり興味はあったものの、大の大人が一人でやるのもちょっと…と思い
やりませんでした。実はちょっと後悔…。

上の写真はそのテパパの展示物です。
なぜフォルクスワーゲンなのか、なぜ緑色なのか…解りませんが
車大好きなのでお気に入りの一品です。

ちなみにNZはこの車のように、後ろにカートを付けている牽引車両が多いです。