あたらしい一週間が、曇り空の朝から始まりました…
お昼近くになって薄日が射してきて、時おり強めに風の吹く音が聴こえて
むくむくとした厚い雲の向こうに、ところどころ青空が覗いています。
昨日、一昨日は、今年度最初のスクーリングで「聴覚・言語障害の指導」の講義を
昭和30年代後半から、長年「ことばの教室」での指導にあたっていらして
その後も、いろいろな形で子どもたちの教育に携わって
元北海道立特殊教育センター所長、星槎国際学園高等学校の校長先生を
なさっていらした、跡部敏之先生より伺いました。
「子ども一人ひとりに向けるまなざしのあたたかさ」と「子どもを見る眼の確かさ」と
「わからないことが、まだまだたくさんある」という真摯な問いかけを忘れない…
そして「言うべきことは、きちんと伝えていく」キビシサも教えていただきました。
「ことばをめぐる」アレコレは、今の私にとって大きな興味と関心のあるところなので
とても、有意義な講義であっただけでなく
また、新たにいろいろなことを考えたり深めていく、良いきっかけもいただけました。
この場を借りて、こころよりお礼を申し上げます!!
講義の中では、「子どもの成長と発達」「子どもの言語の発達」
「子どもの言語障害と支援の方法」「『通級による指導』の現状と課題」
についてお話がありましたが、
最後に伺った「まとめに代えて」のお話が、とても印象深く感じましたので
以下に、引用させていただきます。
・言語障害の改善・克服は当面の目標であるが、最終目標ではない。
・最終目標は、その子が心豊かに生きることであり改善・克服は手段である。
・心豊かにとは、日々生き生きのびのびしていることである。
・そのためには、指導に名を借りて矯正したり、訓練したりしてはならない。
・伸びるのは、子ども自身であり、子どものサイズに合わせたプログラムを用意。
・ことばを育てるには心を育む(精神力)事が肝要である。
さらに、『精神力(心の働き)とは? 活動・行動の源⇔感情』
・好奇心→「何かをしてみたい」心の衝動 興味・関心の中核⇔意欲の基
・安心感→「ゆったりした気持」「安らぎ感」 咎められない、受け入れられる
・感動→「輝くひとみ」「満足・成就感」 心の揺さぶり、生きてる実感
『精神力を発揮するために』 応答的な環境を設定する
指示・命令・比較・批判をしない
受け入れる・認める・励ます
一緒に楽しむ・遊ぶ とのことでした。
目の前の子ども一人ひとりの持ち味を見極めながら
それぞれにあうような関わり方を、いろいろと試行錯誤しながら
見つけていくことが大切なのでしょうね…
私自身は、親としてkirikouにどんなことばかけをしているのか…
どんな態度で臨んでいるのかを、大いに反省させられることばかりでした!!
母親としては…いまkirikouと一緒にいることよりも、
こんな風に駆り立てられるようにして学ぶことについて、思いあぐねながら…
いろんな場面に当たって、その時々に、いろいろなことをやりながら…
考えすぎることなく、かといって場当たり的ではなく
真剣にかつ自然体でできるようにしていきたいなぁと、つくづく想いました。
さて…お話の糸口を探りながら…
まずは、身近な出来事から、少しずつ書いてみました…
子どもたちをめぐるお話は…ほんとうに、尽きることがありませんね…
最後に、おととい大学の本棚から借りてきた、
面白そうな…(まだ読みかけなので)本をご紹介します。
岩波書店の「シリーズ 子どもと教育」の中の
河合隼雄 著「臨床教育学入門」と
佐伯 胖(ゆたか)著「『わかる』ということの意味」 です。
読みやすくて、わかりやすい語り口で書かれていますが
内容は、とても深く、いろいろと考えさせられることばかりです。
身近で、子どもや若いかたと接している方も
現代のいろいろな課題に、関心のある方や何かをしていこうとお感じの方にも
何らかの考えるヒントやきっかけが見いだせるかもしれません。
決して、派手な目立つ本ではありませんが
どこかで目に留まったら…お手にとってみてください…
そうこうするうちに…
雲が風に流されていき…北側には、眩しい青空が広がってきました。
ランドセルに黄色いカバーをつけた1年生が、帰って来るのが見えました。
4年生は、5時間授業ですから…
kirikouが帰ってくるのは、もうしばらくしてからですね…
いつもの風景に、ようやく帰ってこれたような…気がしています。
また…ゆっくり、少しずつ…
お話をしていくつもりですので、どうぞよろしくお願いいたします…
お昼近くになって薄日が射してきて、時おり強めに風の吹く音が聴こえて
むくむくとした厚い雲の向こうに、ところどころ青空が覗いています。
昨日、一昨日は、今年度最初のスクーリングで「聴覚・言語障害の指導」の講義を
昭和30年代後半から、長年「ことばの教室」での指導にあたっていらして
その後も、いろいろな形で子どもたちの教育に携わって
元北海道立特殊教育センター所長、星槎国際学園高等学校の校長先生を
なさっていらした、跡部敏之先生より伺いました。
「子ども一人ひとりに向けるまなざしのあたたかさ」と「子どもを見る眼の確かさ」と
「わからないことが、まだまだたくさんある」という真摯な問いかけを忘れない…
そして「言うべきことは、きちんと伝えていく」キビシサも教えていただきました。
「ことばをめぐる」アレコレは、今の私にとって大きな興味と関心のあるところなので
とても、有意義な講義であっただけでなく
また、新たにいろいろなことを考えたり深めていく、良いきっかけもいただけました。
この場を借りて、こころよりお礼を申し上げます!!
講義の中では、「子どもの成長と発達」「子どもの言語の発達」
「子どもの言語障害と支援の方法」「『通級による指導』の現状と課題」
についてお話がありましたが、
最後に伺った「まとめに代えて」のお話が、とても印象深く感じましたので
以下に、引用させていただきます。
・言語障害の改善・克服は当面の目標であるが、最終目標ではない。
・最終目標は、その子が心豊かに生きることであり改善・克服は手段である。
・心豊かにとは、日々生き生きのびのびしていることである。
・そのためには、指導に名を借りて矯正したり、訓練したりしてはならない。
・伸びるのは、子ども自身であり、子どものサイズに合わせたプログラムを用意。
・ことばを育てるには心を育む(精神力)事が肝要である。
さらに、『精神力(心の働き)とは? 活動・行動の源⇔感情』
・好奇心→「何かをしてみたい」心の衝動 興味・関心の中核⇔意欲の基
・安心感→「ゆったりした気持」「安らぎ感」 咎められない、受け入れられる
・感動→「輝くひとみ」「満足・成就感」 心の揺さぶり、生きてる実感
『精神力を発揮するために』 応答的な環境を設定する
指示・命令・比較・批判をしない
受け入れる・認める・励ます
一緒に楽しむ・遊ぶ とのことでした。
目の前の子ども一人ひとりの持ち味を見極めながら
それぞれにあうような関わり方を、いろいろと試行錯誤しながら
見つけていくことが大切なのでしょうね…
私自身は、親としてkirikouにどんなことばかけをしているのか…
どんな態度で臨んでいるのかを、大いに反省させられることばかりでした!!
母親としては…いまkirikouと一緒にいることよりも、
こんな風に駆り立てられるようにして学ぶことについて、思いあぐねながら…
いろんな場面に当たって、その時々に、いろいろなことをやりながら…
考えすぎることなく、かといって場当たり的ではなく
真剣にかつ自然体でできるようにしていきたいなぁと、つくづく想いました。
さて…お話の糸口を探りながら…
まずは、身近な出来事から、少しずつ書いてみました…
子どもたちをめぐるお話は…ほんとうに、尽きることがありませんね…
最後に、おととい大学の本棚から借りてきた、
面白そうな…(まだ読みかけなので)本をご紹介します。
岩波書店の「シリーズ 子どもと教育」の中の
河合隼雄 著「臨床教育学入門」と
佐伯 胖(ゆたか)著「『わかる』ということの意味」 です。
読みやすくて、わかりやすい語り口で書かれていますが
内容は、とても深く、いろいろと考えさせられることばかりです。
身近で、子どもや若いかたと接している方も
現代のいろいろな課題に、関心のある方や何かをしていこうとお感じの方にも
何らかの考えるヒントやきっかけが見いだせるかもしれません。
決して、派手な目立つ本ではありませんが
どこかで目に留まったら…お手にとってみてください…
そうこうするうちに…
雲が風に流されていき…北側には、眩しい青空が広がってきました。
ランドセルに黄色いカバーをつけた1年生が、帰って来るのが見えました。
4年生は、5時間授業ですから…
kirikouが帰ってくるのは、もうしばらくしてからですね…
いつもの風景に、ようやく帰ってこれたような…気がしています。
また…ゆっくり、少しずつ…
お話をしていくつもりですので、どうぞよろしくお願いいたします…
私も現場にいると眼前のことばかりが気になり、生徒自身がしっかりと見れていない…と反省することが多々あります。
一斉授業という中で個に応じた教育プログラムを作成することは確かに難しいのですが、プリント内容をステップごとにするなど、いろいろと方法はあるでしょう。
いずれにしても、子どもに寄り添い、成長を見守るということがどのようなことなのか、具体的に改めて考えさせられました。
感謝です!!
何かをお感じになることができたとすれば・・・
それは、コロンさまの感性の賜物だと思います。
私は、跡部先生のお話をお伝えしただけにすぎませんので。
私も私なりに何かを受け取ったのだと思います。
長年「子どものことを、ほんとうに良く見ていらしたこと」が
その語り口や向ける視線から・・・なんとなく感じられました。
華やかな・・・光を放つこともあるのでしょうが
表からは、見えないような・・・森の道の途中や野原の中にも
ひっそりと、けれど確かに生きている草や花や木々があることを
私も、知りました。
コロンさまも、素敵な先生のお一人だと思っております!
私の場合、バタバタした中にも「少しの余裕」を心がけていきたいです!!