折りにふれて、お話をしているニラの花ですけれど・・・
6枚の白い花弁が枯れたあとに
三角形の、まるでカマキリのアタマのような
黄緑色の実ができています。
今年、道端で見つけた白い花が、ニラだということを知ってから
気がつくと、あちこちのアスファルトの隙間から
この、ニラが生えていて、白い花が咲いています。
(もしも、花が咲いていなかったなら
いちいち、気にも留めないくらいの地味な見栄えの葉っぱです。)
おそらく、以前から、咲いていたはずなのに、気づかずにいたなんて
「ヒトの意識」や「注意力」とその向かう先とは
不思議なモノだなぁと、つくづく想っています。
「ヒトは自分が見たいように見る」という格言(?)を
耳にしたことがありますけれど
ただ漫然と見ていて、観えているモノコトもあり
観えていない・・・モノコトもあり
さらに、一方から見ただけでは、裏側の景色は観えませんし・・・
あぁぁ・・・「見ること」やら「観ること」やら
なかなかに奥深いもののようですね。