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Little Tree

日々のいとなみのなかで感じた子どものこと、季節の移ろいやこころに映る風景

「鳥の目と虫の目が交錯する」・・・?

2009-08-21 15:19:02 | 科学の眼
皆様も、もうよくご存じの通り…

「整理整頓・お片づけ」が、どうも苦手な私ですから

「綺麗にファイリングして、仕舞っておいたり
すぐに何かに結び付くかどうかも観えないようなモノコトを捨てること」が、

なかなかできずに、(=忘れられないで)おります。


(正直に申し上げますと…

その「混沌とした訳の分からない状態から、ひょっこり浮かんでくるモノコト」の

行方やその成り行きが、案外嫌いではない…つまり大好きなのかもしれません?)




そんな中から、以前に撮り置きした写真を添えて

昨日の新聞の記事の中で「気になった言葉」について、メモ書きしておきます!



先日も、ご紹介した「ヒトの科学シリーズ」の中「包まれるヒト」のお話も

〈環境〉について、様々な方面の方々がお話していましたけれど。


(いわゆる環境ではなく〈 〉の付いているところに意味があると想われますので

そちらは、ぜひお読みいただくとして…)

8月21日付の神奈川新聞の「From 55」という特集記事に

「涌井雅之さん」のお話が載っていました。

『…今後はかつての日本型農村をモデルとした環境革命(第三の革命)が必要だと思うようになりました。…日本の町を考えると、城壁は城にはあるけれど、町にはない、入れ子の構造になっていて、町と自然は一体化して、大きな都市といえども、農村が分化したような構造です。これは一体何かといえば、町に共生と循環の構造があったのです。…プロジェクトを動かすときは、説教だけでなく、一緒に考えて命題を解いていく仕組みを作らなければなりません。そして世の中にどういう苦しみがあるのかを体験的に伝えなければならない。しかも、環境問題というのは、企業や行政だけでは解決できません。環境問題というのは、一人ひとりがそういう認識を持たないといけない。…
 いわば、鳥の目で俯瞰的に地球はこうだというだけではだめです。藤沢周平的な見方を持ってもらうことです。それは虫の目。自分たちの生活の中から、環境を見ていく姿勢が必要です。つまり、みんなが一本一本ろうそくをともしていて初めて完成します。鳥の目と虫の目が交錯しないと環境問題というのは解決しないのです。』

さらに『共助の精神』として『共の精神とは、まず自助があり、次に顔見知りの人を助ける互助があり、そして顔見知りではないけれど思想を共にする共助があります。この、公、共、私、これが日本の古代から中世、そして現代にいたるまでの社会的な構図なのです。』

来年、名古屋で「生物多様性条約第10回締結会議(COP10)が
開催されるとのこと。


サテ…日本の中での社会の発展や移り変わりを、知った上で


その良さと、改善すべき点を検証しながら


それらを、様々な多様性を示している現在の世界の方々に、伝えていくには…


色々な手立てや多くの方々のお知恵の結集が必要になるのでしょうね!!



ヒトが人になっていくうえで、身につけてきた様々なモノの見方を駆使すること…


例えば、鳥であったり、虫であったり、動物であったり

さらに進化した(?)「複眼的な見方」だったり…を、十分に生かしていくこと。


つまり、自らを取り囲む「環境に対して、これほどまでに積極的に働きかける」

という、動物種のヒトとしての特徴を、自覚的に意識していくことと


私たち一人ひとりの「モノの見方」や「見え方」が、


ますます大切になってくるように、想いました。




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