Little Tree

日々のいとなみのなかで感じた子どものこと、季節の移ろいやこころに映る風景

「里山」・・・

2009-08-22 09:10:28 | 地域の暮し
雲の向こうに、うっすらと水色の空が透けて見えています。

昨晩から、少々湿度が高めのようで、今も風はかすかに吹いているようです。

昨日の日中の日差しの明るさと強さは、まさに残暑という感じでしたね。


今年初めて実を付けた、我が家の花梨もすくすくと大きくなって

ちょうど、私の握りこぶしくらいになりました。


学校へ向かう階段横のお家の柿の実も、こんなに大きくなってまいりましたから





季節は、確実に秋に向かって歩みを進めているのでしょう。




実は、私自身は、<環境>という言葉についてお話しするのは、荷が重くって

できることならば

「目についたモノコトを、そのままのカタチで皆様にお話していく」方が
性に合っていると感じています。

ということで、普段は「私の身の回りのモノコト」を中心に
お話をしておりますけれど

今の世の中には、本や雑誌や映画やテレビやインターネットなどなど

大昔からあるものも含めて、本当に便利で面白い道具がたっくさんあるので

そちらで目にしたり耳にしたことなども、(私自身の覚書の意味も含めて)

コチラに書き留めておけたら、どんなにか愉しいかしら?と想っています。



サテ…一昨日の夜、NHKで「秩父山中 花のあとさき」という番組を観ました。

以前放送されて、多くの方からの反響が寄せられていたとのこと。


これまでムツさんが夫の公一さんと、守ってきた畑を、少しずつ山に返していく…

訪れた方々に愉しんでもらえるようにとの願いを込めて
桃や紅葉などを植えていらっしゃる姿は、ほんとうに温かくって

その笑顔は、きらきらと輝いているように見えました。


畑を耕したり、下草を刈ったり、枝打ちをしたり、落ち葉を集めたり…

そのように手入れをしたり、手をかけたことの恵みとして、
豊かな実りがもたらされるのでしょう。

里山では、人と自然が、お互いを受け入れながら「共生」しているのでしょうね。


阿蘇に行った時も、「半自然」というご説明がありましたけれど

伝統的な「野焼き」をしていくにも、今では地元の方だけでは人手が足りなくて

「ボランティアの方々を募っている」と伺いました。


そういえば…今読んでいる伊谷純一郎さんのご本の中に

(今すぐにどこだったか見つけられなくて、詳しく申し上げられませんけれど…)

アフリカの人々の暮らし方には(当時1960~70年代の研究調査によれば)

自然の中で、最小限の影響を与えるのみで、埋没(?)しているような暮らし方と

「開拓型」として、自然に対して「変えていく」タイプがあるのでは、とのこと。


西洋文明との接触にって、多かれ少なかれ「近代化」の道をたどっていくと
考えるとすると、

日本が明治期に開国してからの流れを重ねていくこともできそうです。


やはり…「守っていきたいモノ」と「変わっていくモノ」を

どのようにバランスをとりながら、そのあたりの塩梅を見計らっていくのかなぁ?

ということになるのでしょうか?


サテ…今日のタイトルにいたしました

「里山」という映画が、今日から公開されているそうです!

NHKのスタッフの方の制作とのこと。


(そういえば…以前、雨の落ちるシーンで水滴の映像を観た記憶があって
はっきりとは、想いだせませんけれど、その番組の関連だったのでしょうか?)


ぜひ、劇場に行って、大きなスクリーンで観てみたいなぁ!

できれば、家族を誘って一緒に観に行きたいなぁ…と想っております。



今日は、夫がkirikouと一緒に「漢字の学習」に取り組む予定です。

母は、というと…どうにも気になって仕方のなかった

「ダーウィン生誕200年記念シンポジウム」のお話を伺ってまいります。


(時間があったら…熊田千佳慕さんの原画を観に行きたいんですけれど…)




残暑の厳しき折ですけれど


秋の訪れは、静かな足音とともに、もうすぐ身近なところに感じられます。




   皆様も、お気持ちの晴れ晴れとさわやかな



         お健やかな佳き一日をお迎えくださいね!!!
        




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