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[アクアポニクス] 食生活について語ろう

2021年04月20日 | 美容ダイエット

・アクアポニクス  あくあぽにくす
魚の養殖のアクアカルチャーAquacultureと水耕栽培ハイドロポニクスHydroponicsを融合した造語、さかな畑ともいいます。魚の養殖とおもに葉物野菜の水耕栽培を一体化させたシステムのことです。
基本は上部に野菜の水耕栽培で、下部にて魚を養殖することが一般的です。太陽光、ハウスでの人工光で栽培する方式もあります。
魚からの排泄物で水槽内の汚れた水が水中ポンプによりフイルターを通して 上部に汲(く)み上げられ、野菜ヘッド内で微生物と植物の働きで水がキレイになります。浄化した水が、魚のいる下の水槽の養殖スペースに貯水タンク、ポンプにより戻されて、これを繰り返し循環することにより葉物野菜類の栽培と魚の養殖を行うのです。
葉野菜であれば基本的には何でも水耕栽培が可能なので、一部では果菜類(アボガド・トマト)を栽培する事もあるようです。また、養殖できる魚は環境変化に強いティラビア・いずみ鯛、オニテナガエビ、巻貝などの食用・淡水魚などが主に行われています。
生け簀の魚にエサを与えると、アンモニアが豊富な排泄物が溜まります。排泄物のアンモニアはバクテリアによって硝酸塩や亜硝酸塩に分解していきます。
水耕栽培の中の無害な硝酸塩は窒素肥料として栄養源として植物に取り込まれて生育に役立ちます。植物の根がフィルターの役割を果たし、浄化した、きれいな水になって、下の魚の水槽に再循環できる仕組みです。
植物の生長に必要な微量元素が不足する場合には外から追加することもあります。栽培と魚の養殖との両立ができる生産システムなのです。
土耕栽培と比較し80%以上の節水、無農薬・無化学肥料・無除草剤で行う事で環境にやさしい方法といえるでしょう。
水棲(すいせい)生物、植物、微生物のみならず気温、光線、空気、水、養分、エネルギーの確保といった環境整備も重要です。環境と生物体は一体となって循環に沿って活動しています。環境条件がしっかり確保できれば安定して立ち上げられるとしています。
欧米では遮光ネットのみの設置、屋外による大規模施設、温室ハウス内での中規模施設、完全人工光型植物工場に近い閉鎖空間内において野菜の水耕栽培と同時に、別ルームや地下空間に魚を養殖するタンクを設置するなど、設置場所に応じて様々なタイプのアクアポニクスシステムによって稼働しています。
国連でSDGs(No one will be left behind)の理念に基づく環境負荷の少ない循環型農業として世界で注⽬を集めています。2015年9月に、MDGs(Millennium Development Goals)の、21世紀に全世界が取り組むべき共通の開発目標の後継で2030年までに達成すべき持続可能な開発目標でありSDGsの理念は「誰ひとり取り残さない。」です。 この理念が示すように、SDGsは世界すべての人に共通する普遍性を特徴としています。

生産性と環境配慮の両立ができる生産システムがアクアポニクスなのです。

 

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