・薺Shepherd's purse なずな
アブラナ科、野原に自然に生えている春の七草のひとつで若葉を使いお正月の七草粥(かゆ)には欠かせない。
3~6月にかけて白い小さな小花を多数つける。大きくなって背丈2、30cmまでになり初夏に三角のバチの実をつけるのでシャミセン草、へんぺん草とも呼ばれる。
ナズナ(薺)は、撫でて汚れを除くといわれ七草粥に利用している。旧正月(陰暦)は、現在の暦(陽暦)で1月の末頃にあたる。一見タンホポの葉と間違えやすいが雑草でどこにでもみられる。
まだ実をつけない日差しのあるところでは正月から早春1月~4月に摘み取った草丈5cmほどの若芽はやわらかく青味がよく濃緑色がさえ、お浸し、和え物、汁の実、菜飯、塩漬けにしてくせもなく食べられる。
なずな100g中でエネルギー36Kcal 水分86.8g たんぱく質4.3g 脂肪0.1g 炭水化物7.0g ナトリウム3mg カリウム440mg カルシウム290mg マグネシュウム34mg リン92mg 鉄2.4mg 亜鉛0.7mg 銅0.16mg マンガン1.00㎎
ビタミンA870μg ビタミンD0μg ビタミンE2.5mg ビタミンK330μg ビタミンB1:0.15mg ビタミンB2:0.27mg ナイアシン0.5mg ビタミンB6:0.32mg ビタミンB12:0μg 葉酸180μg パントテン酸1.10mg ビタミンC110mg コレステロール0mg 食物繊維5.4gを含む。
食物繊維が腸内環境をよくし、鉄分の貧血予防、カリウムの利尿作用、カルシウムに精神を安定作用がある。