・乳酸カルシウムCalcium lactate にゅうさんかるしうむ
甜菜(砂糖大根)などを発酵したものと、通常は発酵作用によって作られる自然の乳酸と、貝殻粉末などのカルシウムを結合させ作る。乳酸の一部は牛乳のカルシュウムと結びついて、L型発酵乳酸カルシュウムという吸収されやすい物質となり、カルシュウムの吸収を促進する。
水にも溶けやすく、ビタミンの吸収率が高いのが特徴で炭酸カルシウムが結びついてできるもので、こうすることで水に溶けやすく吸収 しやすいカルシウムになる。
製造に 乳製品は使用していないので乳アレルギーの人でも利用できる。食品添加物としてフルーツ缶、乳酸飲料などに 電気分解を促進させるための触媒として使われるが、乳酸Caなどを、Ph調整の目的で使用すると表示義務がある。カルシウムとして栄養強化の目的で使用すると表示しなくてよい。低カルシウム血症に起因する代謝性骨疾患、妊婦・産婦の骨軟化症、発育期におけるカルシウム補給で乳酸カルシウム水和物Calcium lactate hydrateとして成人1回1gを1日2~5回経口投与する。
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