・蜂蜜Honey はちみつ
植物の種類によって蜂蜜も変化に富んだ特徴のある蜜ができる。主に花の咲く春季に南西地方は2~11月に、東北地方は4~9月に蜜蜂が集めた蜜で、最近はクローバーからの蜜が一番多いといわれ一般に淡い黄色で結晶しやすい。
れんげ、なたね、そば、柑橘類、あかしやからの蜜が出回る。蜂が1kgの密を作るのに560万個の花が必要といわれ一群の採密量は、一日最大収蜜量は、10~100kg(花期)という。
冬季には結晶しやすく夏季には液状化する性質がある。甘味の他に香りもあり、その風味を生かしたそのままパン、ホットケーキに塗って、紅茶に入れたりする。菓子の風味づけ、蜂蜜漬けにも利用しレモンの蜂蜜漬けは、ビタミンC、クエン酸、単糖類で疲労回復によい。
花の蜜からミツバチは体内で2度消化酵素によって分解し主成分はぶどう糖と果糖から成り砂糖に比べ消化吸収がよい。ビタミンB群が含まれ美肌によく、また咳止めとしても使われてきた。
まれにボツリヌス菌の芽胞(耐熱性)がいることがあり1歳以下の乳児には与えないほうがよい。
天然物と人工的に生産もするものとがある。100g中に(エネルギー294kcal、タンパク質0.2g、脂質0g、炭水化物79.7g[ぶどう糖36.20% 果糖37.11% ショ糖2.63%]、灰分0.1【そば、しなのきなどの濃色0.2】g、ナトリウム7mg、カリウム13mg、カルシュウム2mg、マグネシュウム1mg、リン4mg、鉄0.8【そば、しなのきなどの濃色5.0】mg、亜鉛0.3mg、銅0.04mg、マンガン-mg、
ビタミンA:0μg、ビタミンD:0mg、ビタミンE:0mg、ビタミンK:0μg、ビタミンB1:0.01mg、ビタミンB2:0.01mg、ナイアシン0.2mg、ビタミンB6:-mg、ビタミンB12:0μg、葉酸1μg、パントテン酸0.05mg、ビタミンC3mg 、コレステロール0mg、食物繊維0g)を含む。
他にギ酸、乳酸、リンゴ酸、色素、芳香物質、ろう物質など微量含んでいる。ニュージィランド産のマヌカ蜂蜜が殺菌力が強くピロリ菌の働きを抑えるといわれる。
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