・ダンデリオンDandelion だんでりおん
キク科、多年草。ヨーロッパ、中国で根を薬草としていた。繁殖力が旺盛なため世界各地で帰化し春先になると、道端に黄色い花を咲かせ野生化している。葉がギザギザしていることからフランス語で「ライオンの歯」という意味をもつ。
西洋たんぽぽともいい日本でも葉、根を苦味が強いが茹でてよく水にさらし、お浸し、和え物、油炒めにしていた。
漢方でも蒲公英根(ほこうえいこん)として利用し、根を炒って粉にしたんぽぽコーヒーとし利尿(カリウム)、解毒(肝機能強化)作用があるとし飲まれる。フキタンポポ(蕗蒲公英)の地中にあるこの花蕾を乾燥したものを款冬花(かんとうか)といい射干(やかん:ヒオウギ)とともに処方し射干麻黄湯(やかんまおうとう)といい痰を切り、咳を止める。
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