兄媛 

昔、呉の国から四人のはた織りめが渡来し、
裁縫、染めの技術も伝えたといわれています。

宝尽し。

2010年05月09日 | 日記

熊本 島田美術館

「宝尽し」この言葉をきいただけでお金持ちになれそうなどと
自分勝手なことを考えます。



今日、用事があって熊本に行きました。



前から観たかった細川ガラシャ夫人所用の
「宝尽刺繍腰巻(たからづくしししゅうこしまき)」も観てきました。



腰巻は小袖の一種です。渋い茶色地の腰巻全体に
約2000個以上の文様が刺繍されています。



隠れ笠、隠れ蓑、丁子、筒守(つつもり)、
小槌、鶴、分銅・・・などなど。



一つ一つ形や色が異なり、桃山時代の名品です。



あの戦乱の世に



どんな女性だったのだろう・・・。
ガラシャとは「恵み」という意味があるそうです。



「散りぬべき時知りてこそ世の中の花も花なれ人も人なれ」  
                    細川ガラシャ




島田美術館の庭園に咲いていた山あじさい



腰巻は袖を通さずに腰のまわりにまとうようにしてつける
夏の礼装でもあります。
信長の妹「お市の方」の肖像画にも
腰巻をつけたものがみられます。


宝尽刺繍腰巻  財団法人 島田美術館所蔵 http://www.shimada-museum.net/





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