ただ走る

今日からちょいと早めの夏休み。
週末の疲労をとるべく、午前中に陸上競技場にjogに行った。
近所の高校の陸上部員がインターバル走に汗を流していた。そろいのTシャツには「無我夢中」の文字。
「いいなあ若いって」
うらやましいねえ。
ふと高校時代のことを思い出した。
「ただ走っておもろいか？」
陸上部のクラスメイトに僕が聞いた。
野球は、
「ボールを追いかけて走る」
「ベースを目指して走る」
「速いボールを投げれるようになるために走る」
「しごきで走る」
何か目標、目的があるから走るのだ。走れるのだ。
だから、「走るために走る」陸上部の練習は面白いものに思えなかったのだ。
そのクラスメイトが何と答えたのか覚えていない。
今、僕は「走るために走っている」。
あのときの陸上部員の答えが思いだせるかなあ。