4/15 東京大学2回戦

昨日の斎藤の快投にもびっくりしたが、今日の福井（1年　済美）の不出来にはもっとびっくりした。
斎藤があそこまで抑えるのだから、福井は150km近いストレートをビシビシ決めて東大打線を牛耳ってくれると思っていた。
そのストレートが今日は今一つ。が、初回はワンアウト二、三塁のピンチを２連続三振で切り抜ける。
これでのっていくだろうと思ったが、2回に6番・高橋に2-2からのカーブをレフトへ放り込まれる。
こんなはずでは...。観ている人間以上に本人もその思いが強かったのだろう。
3回、2連打されて、バントを処理して一塁へワンバウンドの送球。
練習を見ていて、守備は得意ではない、というか、ちょっとイップスのケがあるのかと心配はしていたが....。
たまらず応武監督が出て来て、松下（2年　明徳義塾）に交代。
松下は「普通に投げればいいんだよ」とばかりに2回で4三振を奪うなど東大打線をねじふせる。
5、6回は大前（2年　社）が得意のカーブを軸に東大打線をよせつけない。
7回は丹羽（2年　土岐商）が2三振を奪い、「投手としての神宮デビュー」を果たす。
8回、9回はエース須田（3年　土浦湖北）。
大量点差でのモチベーションの上がらないシチュエーションで登板ということもあってか8回には2本のヒットは許すが、9回はエースに貫禄できっちりと三者凡退。
打線は今日も、東大投手陣の「遅球」にタイミングが狂う選手が多かったように思う。
遅い球を打つのは確かに難しい。速い球はある程度、反射神経で打てる。でも、遅い球はタイミングをうまくとらないときっちりつかまえられない。
僕自身、「遅過ぎて打てんわ」と言い訳したことはある。
でも、いいバッターは速くても遅くても打つんだよなあ。
速くて打てないのは力不足、遅くて打てないには技術が足りんのだ。

今季の投手のローテーションは、1回戦は須田、2回戦は福井で行くはずだったと思う。
しかし、斎藤が好投し、福井がやられたことで少し変わるかもなあ。


エース　須田