湯めぐりシリーズNo.25
平成16年4月24日(土)~25日(日)
八雲温泉 おぼこ荘 二海郡八雲町鉛川622 0137-63-3123
泉 質 ナトリウム・塩化物炭酸水素塩泉
泉 温 47℃
効 能 リュウマチ、皮膚病、筋肉痛、疲労回復など
食 事 夕・朝食とも 食事処
宿泊料金 ¥6,260(暖房費、入湯税込) 和室6室 特別室2室
4月3日~4日、京都の観桜に行き、翌週の10日~11日に当温泉を訪れる予定だったが、
上の孫が急に40度の高熱を発し、ほとんど食事もできず、ぐったりして小児科で数回点滴を受けた。
身体は気だるく眼は虚ろ…。その後、下の孫も、娘も風邪でダウン。
10日間ほど一家全員我が家で過ごすことになった。
わが子のときはただ夢中で育てたものだが、孫の場合はちょっと間を置いたところから生育を
見れるので少しは気が楽だ。
子~孫~曾孫(ひまご)~玄孫(やしゃご)~来孫(らいそん)~昆孫(こんそん)…兎に角、元気でさえ
あればそれでいい。
欲深いが、せめて上の孫の成人式くらいまでは生きたいものだ。
おぼこ荘は、八雲の市街地から山間に20キロほど入ったところ、標高999メートルの雄鉾岳の麓に
ある温泉宿で、延宝二年(1674年)頃から、近くにあった鉱山の労働者がすでにこの湯で疲れを癒して
いたという。
川にせり出し巨岩を並べた露天風呂は、男湯女湯合わせて100㎡の広さ。
通年は無理だが、降雪シーズン以外はフルに利用できる。
湯色は茶褐色の濁り湯で、湯量も多く掛け流しだ。
遊楽部川の支流、鉛川のせせらぎを見下ろし、対岸にはブナ、カエデ、ナラなどの広葉樹の森
がある。木々を飛び交う小鳥の歌声を聴きながらの湯浴みはたまらない。
八雲町は、明治十年代旧尾張藩主徳川慶勝が旧藩士を、当時「遊楽部」と呼ばれた現在の八雲町に
入植、開拓させた。
当温泉に並んで建つ「小牧荘」は名古屋市、小牧市両市にその名を絡んでいる。
おぼこ荘の名物料理は「名古屋コーチン一人鍋」。
愛知県特産の高級鶏肉「純正名古屋コーチン」を直接仕入れて、固めの肉質と、こくのあるスープを
提供しており、宿泊客の人気を得ているようだ。
夕食のメインディシュになる塩味の「名古屋コーチン一人鍋」には愛知名物の「きしめん」、八雲産の
軟白ネギなどを取り合わせ、コクのある鶏がらスープと、ブロイラーとは全く違った歯ごたえのある
名古屋コーチンの味を楽しめるという。
ほかに、「胸肉のアスパラ炒め」「もも肉のピリ辛煮」「もも肉のから揚げ」「ささ身の刺身」などの別注
特別料理もある。(テーブルに表示してあるメニューから抜粋)
どんな高級名古屋コーチンであろうがスープであろうが一切受け付けない。
以前、家族で沖縄旅行したときもそうだった。観光コースでの昼食が「焼肉屋」…
団体旅行のようなときは、本当に困る。
一層のこと、空酒をあおり、メシには生味噌か醤油かけごはんにするか思案したが…予約の際、
鶏料理を何かとチエンジしてくれるよう頼んでみた。快く引き受けてくれ、ホタテの陶板焼きに換えて
くれた。ふき、わらび、タケノコ、あずきな等の山菜料理も食膳に供してくれる。
腹がへってはどうしても不機嫌になるが、きょうはご機嫌だ。最高だ!!
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