湯めぐりシリーズNo.26
平成16年5月8日(土)~9日(日)
ちはせ川温泉旅館 島牧郡島牧村千走 0136-74-5409
泉 質 ナトリウムー炭酸水素塩泉・塩化物泉(旧含重曹食塩泉)
泉 温 38.5℃ 湧出量57.2リットル/min 深度10.5メートル
効 能 冷え症、神経痛、リュウマチ、打ち身、筋肉痛、やけど、皮膚病
食 事 夕・朝食とも別部屋食
宿泊料金 ¥7,000~(¥10,500)
いよいよ絶好の行楽シーズンがやってきた。
一昨日は札幌でも玉風が吹き、4日に開花宣言された折角の桜も、今年は短命か?と思いきや、
きょうは五月晴れで雲一つない好天だ。
手稲渓仁会病院に従兄弟を見舞い、島牧村へと日本海岸の229号線を南下する。
木々の新芽は、白樺は淡い薄緑に、カラマツはやや草色に染まってきた。
また、山々にはこぶしの花やエゾ山桜が満開で、民家の庭に咲く黄色のレンギョウや、
むらさきつつじ、水仙、チューリップも間もなく終わりになるだろう。
きょうの湯宿は、狩場山を源流とし、賀老の滝の飛爆をあつめて流れる千走川沿いにある
野中の一軒宿だ。
槽底から湧出する茶褐色のお湯は、浴槽も床面も湯の花で赤一色に染めている。
ドアー一枚で仕切られている露天風呂は、広くはないが裏山の木立の新緑が醸し出す
空気で清々しい。札幌の喧騒もここまで逃れてくると、もはや追いつくことはできない。
部屋にはテレビはないし、携帯も圏外だ。
ただ、ひたすら、お湯に浸かってビールをあおるだけが今日の仕事だ。
夕食は、海産物の宝庫、島牧海岸の前浜で採れた海の幸、近くの山に自生する山菜が食膳に
満載である。
活きた殻付ウニ3ケ、アワビの刺身、アワビの踊り焼き、貝付きホタテ焼き、生つぶの踊り焼き、
(アワビ、ふきのとう、えび、旬のたけのこ)の天ぷら、やまべの塩焼き、やまべの酢締め、
タケノコの刺身、たけのことふきの煮付け、(たけのこ、紅鮭、ホタテしめじ)の味噌仕立て陶板焼き、
アワビの“うろ”の酢の物、お吸い物。デザートに双子のいちご。
まだあったかもし知れぬが、腹に入れて背伸びをしたら忘れてしまった。
食後に二人で、立っても寝てもいられず、「食いすぎだ―」…
あとは、お湯の助けを借りて消化に励み、熟睡するだけだ。
翌朝、小鳥のさえずりで午前5時に起こされる。
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