健康には菜耕! 

北海道に生まれ育ち、四季折々大地の恵みと自然美豊かな充実の日々
道内をめぐり未知の世界を発見できることに、ただ感謝!

91 カルルス温泉 鈴木旅館

2013-03-11 | 温泉めぐり

  湯めぐりシリーズNo.91               

平成20年12月20日(土)~21日(日)

カルルス温泉 鈴木旅館                                      登別市カルルス町1  0143-84-2855

泉   質  芒硝性単純泉(低張性中性高温泉)無色澄明無味無臭 

泉   温  44.4℃ 源泉数4本 1,200L/毎分 動力揚湯 飲用可

p H   値  7.0  成分総量0.676g/Kg

適 応 症   胃腸病、神経痛、筋肉痛、五十肩、うちみ、くじき、疲労回復

宿泊料金  ¥10,650  夕食 部屋食

 

  出発日は朝から天候が怪しく、中山峠では降雪のうえ濃霧が行く手をさえぎる異常な空模様だ。

  途中、喜茂別に立ち寄り、壮渓殊で小休止。奥さんも大分元気を取り戻したようだ。

  冬季間はコーヒーのみの営業だが、いつものようにご主人が焼いたレーズンパンやクッキーなどを

サービスで供してくれる。

   だんだんと食が細くなってくると、昼食としてはこれで充分だ。

  オロフレ峠の頂きあたりから更に天候が悪化し、濃い霧と横なぐりの吹雪で視界がすこぶる悪い。

  案の定、轍を外し道路の左側に切り込んだタイヤ痕があちこちに見える。

 それでも、安全運転に心がけ、どうにか無事に当温泉旅館に到着した。

 翌朝、カルルススキー場や新登別温泉郷、登別市街に至る木々の幹や小枝には、示し合わせた様に

樹木の西側にのみに雪がこびり付いている。一晩中、強烈な西風が吹いたことを物語っている。

 当館は、明治19年(1886)開湯、北海道で初の国民保養温泉に指定された歴史ある湯治温泉だ。

 最近の不況の嵐で、伝統の「かめやカルルス館」も宿を閉じ、その後「イアン登別館」に、更に

「湯のあうれ」へと衣替え・・・、そして閉館に追い込まれた。

 今日の宿は旧式の旅館だが、かえってそれが落ち着ける。

 建物の全体がきれいに磨かれており、内装はすべてが和造りだ。

 有生の湯…と称し「玉の湯・泉の湯・福の湯・気泡の湯・かぶり湯・洗い湯」などの湯槽や、打たせ湯、

ジャグジーなど、潤沢なお湯を掛け流している。

 また、当館の特色である木枕に頭をあずけ、湯船の周りの木床に身を横たえる。

 素肌にタオルを掛け、桶で浴槽からお湯をすくい身体に掛け湯をする。

 すると、サウナ効果と温泉のマイナスイオンを吸収できる。

 日帰り客も多くはなく、温泉浴を独り占めできるのだ。

 帰路、オロフレ峠の悪路を避け、白老廻りで苫小牧東病院の爺ちゃんを見舞い帰宅。

 走行距離270キロ


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