湯めぐりシリーズNo.92
平成21年1月17日(土)~18日(日)
ゆの里 みよし 大滝村北湯沢温泉
泉 質 単純泉(含硫化水素)(低張性弱アルカリ性高温泉)
泉 温 76.4℃ 無色澄明無味無臭
p H 値 7.9 成分総量0.867g/Kg
適 応 症 神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、うちみ、くじき、冷え性、疲労回復、運動障害
宿泊料金 ¥9,000 全8室 (部屋名 草笛)
この湯宿は、念願かなってようやく利用できることになった。
以前、ここは「鯉の里 なかむら」で、中村記念病院の保養所だった。
再三、宿泊の可否を問い合わせたが、関係者のみとのこと。
先日、オロフレ峠越えでカルルス温泉へ向かう際、宿名が変わっていたので予約してみた。
経営が変わったのは、昨年5月からだとか。
建物の内外は純日本風で、玄関などは京都の和風旅館のようだ。
平成元年の開業というから、まだ新しい。
廊下は赤じゅうたんを敷きつめ、ノースリッパで、すべて床暖を配している。
また、部屋の洗面室や、ベランダホール、トイレなども心地よい床暖だ。
前宿名のとおり、飼っている錦鯉が泳いでいる池の噴水塔や、内湯の湯口、槽底のタイルなどにも
鯉をあしらっている。
部屋からの眺望も良好で、広い日本庭園の池には太鼓橋が架かっており、あずまやの向こうが
長流川の清流とダムの貯水池、さらには小高い山が借景として活用されている。
夕・朝食とも、少人数の宿泊客のみだから、暖炉のあるレストラン風のゆったりとした食事処で、
明るく落ち着いた雰囲気である。
和風会席膳で、地元の落葉や舞茸、生椎茸などのきのこを供してくれる。
若者や、団体客がワイワイ、ガヤガヤ集うところではなく、年配層のゆっくりと静かに時を過ごす
というお客が似合う宿だ。
自分達にのみ隠しておきたい、しかしこっそりとだれかに教えたい温泉だ。
宿泊料金も、¥12,000といわれれば当然と思うし、¥15,000と提示されても納得できる。
きょうの宿泊客は三組6名のみで、この料金でいいのか?…と感じた。
ウイークデーも休日前日も同じ料金だとか・・・ありがたい。
翌朝、出発の際は宿のスタッフと、オーナー兼料理長がクルマの所まで見送ってくれた。
高級感を味わえる温泉旅館であり、また、すぐにでも訪れたい。全行程210キロ。
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