健康には菜耕! 

北海道に生まれ育ち、四季折々大地の恵みと自然美豊かな充実の日々
道内をめぐり未知の世界を発見できることに、ただ感謝!

02 銀婚湯

2012-09-28 | 温泉めぐり

庭の芝刈り、インゲン豆(モロッコ)のさやとり、9,300歩余りのウオーキング以外特記すべきこともない。

昨日に続き、温泉めぐりを投稿します。

 

平成13年11月24日(土)~25日(日)

銀婚湯(八雲町)

 泉  質  弱食塩泉

 泉  温  49.8

 宿泊料金 ¥13,000

 

 国道5号線を八雲町にむかって走る。

 銀婚湯の看板を右折し、落部川沿いに進むと目的の温泉旅館がある。

温泉ファンには、とくに知られる宿だ。11月下旬ともなれば、道端の木々も、すっかり葉を落とし、その樹間から

望める落部川のせせらぎは、渓流釣り垂涎の清流だ。

早速、フロントでチェックイン。手馴れた接待である。

新館、旧館からなる建物で旧館2階の部屋に案内される。

純和風の落ち着いた造りで、ふすま、格子戸、床の間、トイレ、洗面所…すべてがレトロ調でゆったりとくつろげ

る空間だ。

浴場へと通じる廊下の壁面に、木彫りの分厚い板が掲げられている。

紙婚からダイヤモンド婚まで年次順に彫り刻んでいる。

この湯宿であたらしい泉脈を掘り当てたのが、大正天皇の銀婚式の年だったとか…

これが「銀婚湯」の宿名の由来だ。

全国から、銀婚式の記念に、また結婚間もない夫婦は25年後の銀婚式をめざしてやってくる。

先ずは、いつものようにひとっ風呂。お湯はやや熱めだが、まろやかで体にやさしい。

火照った体に川風を当てようと露天風呂へ…。落部川を背後にかかえ、これぞ自前の大型自然扇風機だ。

五千坪という広大な庭園の清々しい空気は、一品の料理に匹敵する。料理といえば、夕食の海鮮の美味し

さ。食器にもこだわりを感ずる。ひと部屋ごとに女将さんがあいさつ回り。お湯のこと、料理のこと、丁寧に説

明してくれる。

心憎いほどの気配りである。きっと、今夜は好い夢を見るに違いない。

翌朝、飲み過ぎにもかかわらず、すっきりした心地で朝食をいただく。

ご主人が浜辺で採ったという「ほとけの耳」の味噌汁は旨かったナー。

帰路につこうと身支度しているとき、突然のあられのスコール。

そうだ、もう師走も近いのだ。

この、静かで落ち着いた佇まいの仙郷の宿湯は、ひとびとの口に乗って伝えられていくのだろう。


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