今日はキッズインターナショナルスクールの卒園式でした。スクールの卒園式は二部構成になっています。
第一部はスクールの子どもたちによるクラス別のステージです。その学期にそれぞれのクラスが取り組んだテーマに基づいたプレイ(劇)を作り、それを演じます。その中には歌あり、ダンスあり、楽器演奏ありで、一人ひとりの成長がしっかりと見られるように工夫されています。第二部は卒園生のための卒業証書授与式と思い出のスライドショーです。
私は音楽担当として、第一部では劇中の歌の伴奏をしたり、子どもの動きに合わせて効果音をつけたりして応援しました。子どもたちが少しでも音楽の助けによって、よりリアリティのある気分に近づくことができるように考えてみました。さまざまな動物に扮装した子どもたちの歩みはそのときどきによって違いますが、一足一足を見つめることでその時の気分がよくわかります。舞台の上で緊張して重い足取りになる子、いつもの練習のように歩ける子、見られていることで元気になってルンルンしながらスキップ気分の子…。さまざまな心情が足取りからもわかって愉快でした。
6歳児の今年の劇は、おじいちゃんの誕生日にハグを贈りたい、というとってもかわいい男の子のお話でした。郵便屋さんにバースデーカードを渡し、これをハグと一緒に届けて欲しい、と、男の子は郵便屋さんをハグします。それを受け取った郵便屋さんは、隣の地区の郵便屋さんに事情を話してカードを渡し、そしてハグをします。ハグの郵便です。子どもたちが舞台で役になりきってハグするのがとっても可愛くて暖かい気持ちになりました。最後におじいちゃんが住んでいる地域の郵便屋さんがおじいちゃんにカードを渡して、おじいちゃんをハグします。なんて素敵なお話なんでしょう!みんなとても暖かい気持ちになりました。
第二部では卒業証書授与式の厳かな雰囲気を演出するために、ショパンやモーツアルトの小品集の中から選曲しました。小学校の卒業式さながらに、ひとりひとりがしっかりと演台の前に立ち、まず片手を添え、両手で賞状を受け取り、深々と客席に向かって一礼をするシーンは感動的です。特に外国人の方々には日本文化の伝統として目新しいものに違いありません。幾度かの練習で「お辞儀」は意味深いものだということを、彼らはしっかりと学んでくれたことでしょう。
今日の式で一番嬉しかったのは、子どもたちが子どもたちを一生懸命応援していたことです。舞台の上でダンスが始まれば、観客の子どもたちの中から自然発生的に手拍子が始まり、みんなに広がっていきました。音楽を体で感じ、楽しみ、そして表現することが自然にできてきているのです。一緒に楽しみ、一緒に応援し、一緒に最後の時をシェアすることが出来たことは私にとって大きな喜びでした。私がキッズインターナショナルスクールで音楽を教えるひとつの目的が達成できたような気がしました。
子どもたちの耳に届く音楽が、未来の音楽との出会いを築く…。そんなふうに考えながら、4月からもいろいろな音楽を彼らと一緒に楽しんでいきたいと思います。
第一部はスクールの子どもたちによるクラス別のステージです。その学期にそれぞれのクラスが取り組んだテーマに基づいたプレイ(劇)を作り、それを演じます。その中には歌あり、ダンスあり、楽器演奏ありで、一人ひとりの成長がしっかりと見られるように工夫されています。第二部は卒園生のための卒業証書授与式と思い出のスライドショーです。
私は音楽担当として、第一部では劇中の歌の伴奏をしたり、子どもの動きに合わせて効果音をつけたりして応援しました。子どもたちが少しでも音楽の助けによって、よりリアリティのある気分に近づくことができるように考えてみました。さまざまな動物に扮装した子どもたちの歩みはそのときどきによって違いますが、一足一足を見つめることでその時の気分がよくわかります。舞台の上で緊張して重い足取りになる子、いつもの練習のように歩ける子、見られていることで元気になってルンルンしながらスキップ気分の子…。さまざまな心情が足取りからもわかって愉快でした。
6歳児の今年の劇は、おじいちゃんの誕生日にハグを贈りたい、というとってもかわいい男の子のお話でした。郵便屋さんにバースデーカードを渡し、これをハグと一緒に届けて欲しい、と、男の子は郵便屋さんをハグします。それを受け取った郵便屋さんは、隣の地区の郵便屋さんに事情を話してカードを渡し、そしてハグをします。ハグの郵便です。子どもたちが舞台で役になりきってハグするのがとっても可愛くて暖かい気持ちになりました。最後におじいちゃんが住んでいる地域の郵便屋さんがおじいちゃんにカードを渡して、おじいちゃんをハグします。なんて素敵なお話なんでしょう!みんなとても暖かい気持ちになりました。
第二部では卒業証書授与式の厳かな雰囲気を演出するために、ショパンやモーツアルトの小品集の中から選曲しました。小学校の卒業式さながらに、ひとりひとりがしっかりと演台の前に立ち、まず片手を添え、両手で賞状を受け取り、深々と客席に向かって一礼をするシーンは感動的です。特に外国人の方々には日本文化の伝統として目新しいものに違いありません。幾度かの練習で「お辞儀」は意味深いものだということを、彼らはしっかりと学んでくれたことでしょう。
今日の式で一番嬉しかったのは、子どもたちが子どもたちを一生懸命応援していたことです。舞台の上でダンスが始まれば、観客の子どもたちの中から自然発生的に手拍子が始まり、みんなに広がっていきました。音楽を体で感じ、楽しみ、そして表現することが自然にできてきているのです。一緒に楽しみ、一緒に応援し、一緒に最後の時をシェアすることが出来たことは私にとって大きな喜びでした。私がキッズインターナショナルスクールで音楽を教えるひとつの目的が達成できたような気がしました。
子どもたちの耳に届く音楽が、未来の音楽との出会いを築く…。そんなふうに考えながら、4月からもいろいろな音楽を彼らと一緒に楽しんでいきたいと思います。