ecru*な昼下がり

デザイナーAikoのひとりごと

ある夏の日に…

2010-10-23 | ORDER MADE WORKS

付箋のついた一冊のVERYが
大量のベビーパールたちと共に
エクリュに届いたのは、初夏の頃だったか…

お客様のご要望は、これはいつでも構わないので
まず叔母さまにプレゼントするパールのリメイクを
仕上げてほしいとのご依頼。

パールはご本人様/妹さん/叔母様
それぞれが違うデザインで
イメージ的にお揃いにしたい…というものだった。

納品後、放置していた訳ではないけれど
なかなかこれといった案が浮かばず
イメージ通りのパーツ類も見つからなかった。

雑誌で一目惚れして、
掲載されているブランドショップに
足を運ばれた際、実物はなんとなく
全体的にチープで、価格に見合わなかったのが
ご購入に至らなかった理由だとか。

そうなんですよね。
私もそうだけど女性って、見た目と価格を比較して
価格よりグレード感のないものには
食指が動かない生き物。

5000円にしか見えない10000円のジュエリーは買わないし
20000円に見える10000円商品だと飛びつく。

ブランドという看板や莫大な経費の分上乗せされてるのは
わかるけど、だったらもうちょっと高くてもいいから
高級感だしてくれるとな~みたいな商品って
巷にあふれてる。

「こんなの作れるかしら…?」とのご依頼に

真冬近い今頃…完成寸前まで到達しました

思い通りの仕上がりにならず何度も試作したこの子。
なんせパーツがないので、組み合わせて土台を作る事から
始まり、ワイヤーワークで根気よく組み立てていく
作業は骨が折れる。力を入れすぎると切れるし
ゆるいとブワブワたわむ。
配色が気に入らなくて何度解体したことか…

その甲斐あって、かな~り良いです!

月曜日に長さ等のお打ち合わせに入りマース!
喜んで頂けるかな~。ドキドキ…。




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