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蛍光灯のリサイクルのはなし

2006年05月09日 | エコなプチ情報
朝,NHKを見ていたら,蛍光灯のリサイクルのはなし。

いまどき,なんで蛍光灯のリサイクルが話題になるのかな?

番組名は,まちかど情報室。

http://www.nhk.or.jp/machikado/info/details060509.html

当管理人の情報が古かった。

蛍光灯は水銀を含んでいることはよく知られている。

この番組で,金沢で北陸の蛍光灯リサイクルをやっている工場があるとのこと。ちょっとびっくり。

水銀を含む廃棄物を処理できるのは,北海道のイトムカだけかと思ってた。googleでちょっと調べてみた。全国のあちこちで,蛍光灯のリサイクル工場があった。

ちょっと前(と言っても,もうずいぶん前になっているのか)までは,水銀廃棄物を処理する工場は地域住民の反対が強くて,なかなかできなかったと記憶しているが・・・・・・

おそらく,最近の処理装置は完全密閉系で,水銀がほとんどもらさずに処理できるようになって,地域住民の理解も得られるようになったのだろうか。

番組内では,蛍光管のガラスのリサイクルの話題で,それほど注目に値するものではないように思えた。





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水素ステーション

2006年05月09日 | エコなプチ情報
東京のビックサイトの近くで水素ステーションを見つけました。

有明水素ステーションです。

日本で唯一液体水素を供給するステーションだそうです。

http://www.jhfc.jp/station/kanto/ariake/index.html

ステーションの看板の右端に「地球温暖化防止」が見えます。


水素は,果たして地球温暖化防止の切り札になるのでしょうか。

現在の水素供給源のほとんどは化石燃料起源です。

したがって,現在は水素を製造すれば,二酸化炭素を増やすことになります。



自然エネルギーで発電した電気で水素を製造(水の電気分解)すれば,大丈夫と言われています。

しかし,一旦水素なんかにしないで,発電した電力をそのまま使ったほうが効率がよいのではないでしょうか?

沙漠などで太陽光発電をして,そのエネルギーで水の電気分解によって水素を製造し,それをわが国に輸送するという構想があるそうです。

このとき,問題が3つほどありそうです。

(1)爆発しやすい水素をどのように安全に輸送するか?

(2)沙漠で水をどのように確保するか?(水の輸送に莫大なエネルギーが必要)

(3)水の電気分解で同時に生成する酸素をどのように処理するか?

いずれにしても,水素エネルギーを地球温暖化対策に効果があるとするには,まだまだ越えなければならない課題が膨大にありそうです。

なかなか近未来のエネルギーとは行きそうにはありません。

これからも地道な研究の継続が必要でしょう。



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樹皮を木炭にして火力発電所に販売

2006年05月07日 | エコなプチ情報
こんなニュースが日経新聞に。

ファーストエスコ、樹皮を木炭にして火力発電所に販売

樹皮もバイオマスの一種ですが,バイオマスと言えば,肥料や土壌改良材にしようとしがち。ところが,樹皮は脂分が多いせいか,水をはじいてしまう。これが結構やっかいな性質。

と言うのは,水になじまなければ,発酵も起こりにくく肥料にもなりにくい。水をはじくので,土壌ともなじみにくく,土壌改良剤ともなり難い。

樹皮を蒸し焼きにして炭化してしまえば,水はじきは問題にならない。炭として燃料にしてしまえば,石炭代わりに使える。

バイオマスから出る二酸化炭素は,地球温暖化の寄与にはカウントしないので,化石燃料の使用量削減に有効である。

後は,コストの問題だが,ビジネスにしようとしているのだから,その問題もクリアしてるんでしょう。

今後の発展に期待したい。



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第1回地球の誕生と歴史

2006年02月26日 | エコなプチ情報
地球の誕生と歴史

150億年前 ビックバン
50億年前  太陽の誕生
46億年前  地球の誕生
40億年前  海洋の誕生
36億年前  海の中で生物の誕生(ガイア誕生)
25億年前  ストロマトライトが酸素を大気に放出
18億年前  大気中の酸素濃度が現在の1%に到達(パスツール点)
 6億年前  海からの生物の上陸(イマ・ガイアに変身)
5.7億年前 海中の生物、爆発的に進化
 4億年前  オゾン層の誕生
 3億年前  巨大植物の大森林が広がる
2.5億年前 哺乳類の誕生/珪藻の大量死→石油の起源
 1億年前  地上に恐竜が大繁栄
6500万年前 メキシコに巨大隕石が衝突、気候の大変動、生物の大絶滅
6000万年前 恐竜の絶滅により哺乳類が爆発的に進化
5000万年前 原始的霊長類の出現
 500万年前 猿人の登場
 200万年前 人類の誕生
 1.3万年前 ヤンガードライアス期(マンモスの絶滅)
 3000年前 歴史のスタート
  200年前 石油の発見

プレキャストコンクリート

2006年01月10日 | エコなプチ情報
環境にやさしい材料のプレキャストコンクリート。

調べてみた。

写真の名板には,

「コンクリートの建物を建てるとき,ふつう工事現場でたくさんの型枠用合板が使用され,廃棄されます。この建物の床や天井のコンクリート部材は,再利用できる金属の型枠を使い,工場であらかじめつくったもの(プレキャスト)を使用しました。天井に見えているT型のコンクリート板は冷暖房の放射パネルとしても役立っています。」

と書かれています。わかりましたか?

詳しくは,京都に行って見てください。

  

もったいないふろしき

2006年01月08日 | エコなプチ情報
「もったいないふろしき」って?


日本語の「もったいない」の意味を正確に説明するのは難しい。しかし,ここは気楽に考えて,

「もったいないふろしき」とは,ふろしきを捨てたか,無駄に使って,もったいない・・・・・

「もったいないふろしき」とは,もったいなくて,使えないような立派なふろしき・・・・・

なんて考えるのは,日本語が未熟な,わ・た・し・だ・け?



滅相もない,「もったいないふろしき」とは,恐れ多くも,もったいなくも,小池大臣がデザインされたもの。

http://www.env.go.jp/recycle/info/furoshiki/

現物は見てません。(↑)のHPの写真を見る限り,実におしゃれ,と言うか,上品なもの。ふろしきには,もったいなくて使えそうにありません。高級スカーフみたいですが。私のような貧乏性には,もったいない,もったいない・・・・・。




自治体などで,レジ袋や紙袋に代わるものがいろいろ考案されているが,一般的には,あまり普及していない。その理由の一つに,ダサい,かっこ悪くて持って歩けない,が言われている。

それに対して,この「もったいないふろしき」は,さすが小池大臣のセンスが光ります。発表以来,人気のほどはいかがですか。

私は,ぜひ,1枚ほしい。 できれば,小池大臣のサイン入りで。(←また,不届き発言)


偽装・捏造

2005年12月23日 | エコなプチ情報
このところ,国内外を問わず,偽装やら捏造やら。

いずれも,背景には何らかの圧力が働いているらしい。

偽装では,「他にもあるから」と言われて。

捏造では,期待というプレッシャーか?

ソウル大学教授の捏造は,まだ本人は認めていないが,ソウル大の調査委員会が捏造だったと中間報告をまとめた。

昨日NHKで,アメリカのベル研究所での若い研究者の捏造に関する番組をやっていた。

いずれも,はじめは何かのきっかけがあって,それが本人の能力以上の期待をもたれることによって,それがプレッシャーになって,捏造の魔の手に陥ったか。

大気汚染防止推進月間

2005年12月04日 | エコなプチ情報
12月は,大気汚染防止推進月間だそうだ。

「環境省、独立行政法人環境再生保全機構及び全国都道府県では、大気の状態が悪化する冬季のうち12月を大気汚染防止推進月間と定め、期間中、大気汚染防止を呼びかける様々な普及啓発活動を行う。」

http://www.env.go.jp/press/press.php3?serial=6550

だそうだ。(↑)

12月1日に,東京で,大気汚染防止推進月間ポスター図案優秀者,エコドライブコンテスト優秀者,大気環境保全活動功労者に表彰が行われた。

環境大臣が出席されての表彰式だった。

エコドライブコンテスト優秀者の記念撮影写真は,下記にHPにもう掲載されている。

http://ecodrivejp.com/info/

他の情報については,環境省あるいは独立行政法人環境再生保全機構のHPに近日中に掲載されるとのことだ。

http://www.erca.go.jp/taiki/suisin/index.html


脳科学

2005年12月04日 | エコなプチ情報
NEET2で脳科学の話を出した。そのついでで何なんですが,ちょっと生齧りの脳科学の話を。

最近の脳科学の進歩は目覚しいものがあります。その成果として,認知症の患者さんの治療に役にたっているとか,子供の教材作りに利用されているとか。

脳科学が発達した理由のひとつに,脳の血流量を測定する方法が開発されたことが挙げられる。頭の何箇所かにセンサーを取り付けて,脳のどこに血流量が増加したか,低下したかを解析するのである。血流量分布を図示されるとわかりやすい。

そこで,いろんなことをさせて,脳のどこに血流量の増加があったかを見ると,脳の活性部位が分かると言う仕組みである。大変に興味深い。

テレビゲームをやっているときは,結構脳の血流量が低下しており,脳の活性には繋がっていないこと。黙読よりも,声に出して本を読むと,脳の活性化に繋がること。計算問題を時計と睨めっこしてできるだけ早くすると,脳の血流量が多いこと。

これで,人の能力を測ることができるか,期待された。頭のいい人と,悪い人が一目瞭然でわかるのではないかと。

血流量を測定している限り,そんなことはできないようだ。

そこそこ難しい問題を解かせます。このときの脳の血流量を測定します。

普通は,うんうんうなって問題を解きますから,結構脳に血流量が高まります。

これに対して,問題が難しいと,最初から投げてしまう人は,脳の血流量が高まりません。

この時点で,血流量の測定によって,人の能力が判断できそうです。

ところが,簡単にその問題を解けてしまう人も,脳の血流量が上がらないそうなのです。

つまり,すごく頭の悪い人と,すごく頭のいい人の区別がつかないのではないでしょうか。

脳科学は,脳を訓練する方法が科学的にわかったことは成果のようですが,脳の性能を評価することはできなさそうです。脳科学の現状について,こんな理解でいいんでしょうか?

このように考えると,脳科学は小学生程度の教育に利用できそうですが,それ以上の高等教育にはまだまだのような気がします。もう少し,脳科学の進歩を待ちましょう。

総合学習って?

2005年12月03日 | エコなプチ情報
小学校の総合学習が失敗ではないか,と議論されているようだ。

そこで,小学校で行われている総合学習の主旨を調べてみた。

文部科学省のホームページから,

新しい 学習指導要領 は、平成14年度(2002年度)から実施される完全学校週5日制の下、ゆとりの中で一人一人の子どもたちに[生きる力]を育成することを基本的なねらいとして改訂されました。

(1) 豊かな人間性や社会性、国際社会に生きる日本人としての自覚を育成します。

(2) 自ら学び、自ら考える力を育成します。

(3) ゆとりのある教育活動を展開する中で、基礎・基本の確実な定着を図り、個性を生かす教育を充実します。

(4) 各学校が創意工夫を生かして特色ある教育、特色ある学校づくりを進めます。

これは,ほとんどJABEE(日本技術者教育認定機構)が求めていることとほとんど同じではないか。

さらに,多くのことを教え込む教育から,自ら学び自ら考える力を育てる教育 を目指すと言う。

知的好奇心や探究心を もって、自ら学ぶ意欲や主体的に学ぶ力

自らの力で論理的に考 え判断する力

自分の考えや思いを的 確に表現する力

問題を発見し解決する 能力

などの能力の育成を重視します,と言っている。

これは,正しく研究能力である。

さらに,次のことを積極的に授業に取り入れていくという。

(1)観察・実験、見学や調査

(2)スピーチ・討論、ディベート

(3)自ら調べ・まとめ・発表する活動

(4)自然体験やボランティアなどの社会体験

(5)ものづくりや生産活動

これらは,いずれも研究活動であると言える。

(1)は,正しく,実験,調査などによるデータの収集である。

(2)は,研究室内のゼミや学会でのディスカッションに相当しよう。

(3)は,文献調査や論文執筆,学会発表などのプレゼンテーションである。

(4)は,今研究者に求められているアウトリーチなどの社会貢献とも言えよう。

(5)は,科学的知見を技術に転換し,ものづくりを行うことである。

このように考えると,小学校から高等学校の間に,総合学習の効果が十分にあがっておれば,大学や大学院では,研究能力に優れた学生が来るはずである。

しかしながら,最近の博士課程の学生は,想像力がないとか,探究心がないとか,と大学は嘆いている。

東大総長の小宮山先生の講演を2~3回聞いた。先日のイノベーションジャパン2005での講演でも述べられていた。これからの大学に必要なことは,「知の構造化」であり,多くのことを教え込む教育から,自ら学び自ら考える力を育てる教育が必要であると。小宮山総長は,東大を大きく改革しようとされているようだ。

しかし,現在,恐らく大学受験のために,小学校から高等学校の総合学習がゆれている。これって,何か,矛盾していないだろうか。