公害等調整委員会のホームページに都道府県別の公害苦情件数のデータがある。
公害等調整委員会と言えば,公害紛争について,あっせん,調停,仲裁及び裁定を行い,その迅速かつ適正な解決を図ること,などを行う行政委員会である。
最近のニュースでは,「ヒ素汚染:茨城・神栖の被害 公害等調整委で審問始まる」で登場している。
典型7公害の都道府県別人口10万人あたりの苦情件数で,多い都道府県,少ない都道府県を調べた。
多い都道府県
16年度:群馬県,埼玉県,長野県,愛知県,三重県
17年度:埼玉県,長野県,福井県,愛知県,宮崎県
少ない都道府県
16年度:北海道,秋田県,福島県,富山県,熊本県
17年度:北海道,秋田県,福島県,富山県,熊本県
苦情件数の多い都道府県では,16年度と17年度で多少の入れ替えがあるが,少ない都道府県は,不動である。(この5道県は,順位ではなく,北から並べてある。)
なお,典型7公害とは,大気汚染,水質汚濁,土壌汚染,騒音,振動,地盤沈下,悪臭のこと。
この項目別に見ると,さらに興味深いものが見える。
公害といえば,水質汚濁を思い浮かべそうだが,これが意外と少ない。しかも,東京都の総件数は,福島県,富山県,熊本県より少なかったりする。
多いのは,大気汚染,騒音,悪臭である。空気を伝わってくるものに敏感らしい。
被害の種類別のデータもあるが,健康被害,財産被害,動植物被害に比べて,感覚的・心理的被害がダントツに多い。みんな,イライラしているのか。
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公害等調整委員会と言えば,公害紛争について,あっせん,調停,仲裁及び裁定を行い,その迅速かつ適正な解決を図ること,などを行う行政委員会である。
最近のニュースでは,「ヒ素汚染:茨城・神栖の被害 公害等調整委で審問始まる」で登場している。
典型7公害の都道府県別人口10万人あたりの苦情件数で,多い都道府県,少ない都道府県を調べた。
多い都道府県
16年度:群馬県,埼玉県,長野県,愛知県,三重県
17年度:埼玉県,長野県,福井県,愛知県,宮崎県
少ない都道府県
16年度:北海道,秋田県,福島県,富山県,熊本県
17年度:北海道,秋田県,福島県,富山県,熊本県
苦情件数の多い都道府県では,16年度と17年度で多少の入れ替えがあるが,少ない都道府県は,不動である。(この5道県は,順位ではなく,北から並べてある。)
なお,典型7公害とは,大気汚染,水質汚濁,土壌汚染,騒音,振動,地盤沈下,悪臭のこと。
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公害といえば,水質汚濁を思い浮かべそうだが,これが意外と少ない。しかも,東京都の総件数は,福島県,富山県,熊本県より少なかったりする。
多いのは,大気汚染,騒音,悪臭である。空気を伝わってくるものに敏感らしい。
被害の種類別のデータもあるが,健康被害,財産被害,動植物被害に比べて,感覚的・心理的被害がダントツに多い。みんな,イライラしているのか。
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