goo blog サービス終了のお知らせ 

President

持続型社会へ向けたアウトリーチ活動を目指します。
ブログランキングにも参加しています。

フィリピンの地熱発電

2009年03月29日 | エコなプチ情報
再生可能エネルギーとしては,太陽光発電,風力発電が良く知られるが,地熱発電もその一つであるが,日本ではそれほどなじみがない。

地熱発電は,分かりやすくいえば温泉で発電するようなものだが,もっと高温水を地下から得て,それで発電する。

世界の地熱発電の先進国は,アメリカでそのうちでもそのほとんどはカリフォルニア州に集中しているようだ。そのような記事が

http://news.goo.ne.jp/article/wiredvision/life/2009news1-19229.html?C=S

にある。カリフォルニアの地熱発電は理解できるが,意外だったのが第2位がフィリピンだと言うことだ。

フィリピンは国内総発電量の約4分の1を地熱でまかなう「地熱発電大国」だと言うから驚きだ。

第3位がメキシコ,第4位がインドネシア,第5位がイタリア,そして日本が第6位に続く。これらの国で全世界の85%に達する。ほとんどが火山国であることは言うまでもない。

地熱発電に問題がないわけではない。地下からくみ上げた温水の排水が問題なのだ。日本で地下水と言えば,そのまま飲料水になると思われているが,高温・高圧に晒されている温泉水には,地質の多様な成分が溶出しており,その中には有害な成分も多い。





この記事に興味を持った方は,ブログランキングマークに是非ポチッとお願いします。  

亜鉛の功罪

2007年04月22日 | エコなプチ情報
キリンビバレッジ 亜鉛配合…「オヤジ」を応援、スポーツドリンク発表(産経新聞) - goo ニュース

何故,「オヤジ」を応援? よくわからないが・・・・・。

亜鉛は,新陳代謝に必要な反応に関係し,細胞の生まれ変わりが活発なところで多く必要とされるようだ。そのため,新陳代謝が盛んな味らい細胞(口の中の味を感じる器官)では,亜鉛が不足すると細胞の生まれ変わりに支障をきたし,味覚の低下がおこると考えられている。

高齢者の亜鉛不足は,免疫力の低下に繋がるらしいから,それで「オヤジ」を応援なのか・・・(と,勝手に納得)。

しかし,極端なダイエットをしたり,偏食でもしない限り,亜鉛は普通の食物に十分に含まれる。

食べ物を食べると,食べ物中の亜鉛は,体内での過剰分は体外へ出て行く。当然これらは,下水道に流れていくことになる。

下水処理場では,下水中の有機成分が下水汚泥となるが,この下水汚泥中に結構,亜鉛が濃縮される。金属によって濃縮の度合いが異なるが,亜鉛は比較的濃縮率の高い金属の一つである。このことが,下水汚泥のコンポスト化の障害となり得る。

下水汚泥に含まれる金属で問題となるのは,カドミウム,銅,亜鉛などである。

カドミウム,銅などがコンポストに含まれるのは良くないのは判りやすいが,亜鉛はどうしてか。亜鉛が過剰に農地に含まれると,作物の生育を阻害するそうだ。したがって,農用地の亜鉛については基準が設けられている。

下水汚泥中には亜鉛が結構多く含まれる。



このブログに興味を持った方は,ブログランキングマークに是非ポチッとお願いします。  

国民公園その2

2007年03月25日 | エコなプチ情報
京都御苑を通りました。

京都御苑は国民公園のひとつ。既に,このブログで国民公園について記事にした。今回は,その第2弾。

ちょうど,桃の花の見ごろ。(写真は先週のものです)

新宿御苑とは管理方法が違うのか,京都御苑は無料。新宿御苑は有料。

次は,皇居外苑に行ってみよう。それで,3つの国民公園を制覇。ところで,皇居外苑のいい季節は?




このブログに興味を持った方は,ブログランキングマークに是非ポチッとお願いします。  

新幹線の省エネ

2007年02月28日 | エコなプチ情報
雑誌に,新幹線N700系の省エネルギーが掲載されていた。

(1)走行抵抗の低減
(2)車体傾斜システム
(3)車両重量の低減
(4)電力回生ブレーキの拡大

とある。(1)~(3)は,当然考えられる省エネ対策であるが,(4)は電車ならではのことか。

ブレーキ時にモーターを発電機として働かせて,運動エネルギーを電気エネルギーに変換して,発電した電力を元の架線に戻すと言うもの。

自動車のハイブリッドカーが燃費が良いのも,この原理。但し,自動車の場合には,発電した電力を戻すところが無いので,バッテリーを積んで,そこに電力を一時保管する,と言う仕組みだ。

0系新幹線に比べると,N700系の場合には,(1)~(4)を全部あわせて,32%の省エネとなっているようだ。プリウスほどではない。

そもそも,新幹線のエネルギーは,高速運転時が多く使われているのではないか。空気抵抗を減らしたところで,限界がある。回生ブレーキの効果は,停車駅が少ない新幹線の場合には,全体としてそれほど大きなメリットはない。

回生ブレーキの省エネ効果が見られるのは,山手線のような,短い区間の駅を各駅に止まるような電車だ。山手線では,回生ブレーキを備えた電車はあるんだろうか。



このブログに興味を持った方は,ブログランキングマークに是非ポチッとお願いします。  

巨大露天風呂

2007年02月04日 | エコなプチ情報
アイスランドに大きな湖のような巨大露天風呂があるらしい。その名は「ブルーラグーン」

写真でみると,海水浴に見えるが,冬には夜空に繰り広げられるオーロラを眺めながら愉しむことができる温泉とのこと。一度は行ってみたい。

地熱エネルギーを調べていて,見つけた。この人工温泉は,地熱エネルギー利用が進むアイスランドで,地熱発電所の熱水を利用したものだ。


地球の中心部には,数千度の熱エネルギーの塊がある。しかし,地球にとっては薄皮のような地殻の断熱性の良さにより,地表面までその熱が伝わってこない。そのため,数百度程度の熱を得るためにも,数キロメートルも掘削しなければならない。現在の技術では,3kmを掘削するのが限度らしいので,その意味では地球内部のエネルギーを利用するのは容易ではない。

しかしながら,日本は火山国。ところどころに地表面近くまで,マグマがその熱を持ってきてくれている。その証拠に,温泉がある。このようなことを考えれば,火山の近くであれば,温泉を掘削するように,地熱の利用が出来る。すでに,あちこちで地熱発電所が作られている。地熱発電は,極めてクリーンエネルギーと言える。

ところが,このような地熱発電所も,実際には克服しなければならない数々の問題があり,直ちに広く普及すると言うわけにはいかなさそうである。

この辺の問題も今後,フォローしていきたいと考えている。


※ 写真は,数日前に雪が降ったときのもの。今年の珍しい雪景色。こんなときは,温泉でゆっくりするのもいいね。



この記事に興味を持った方は,ブログランキングマークに是非ポチッとお願いします。  


ゼロエミッション発電所

2007年01月08日 | エコなプチ情報
ゼロエミッション化石燃料発電所なる構想がヨーロッパにあるらしい。

ゼロエミッションとは,「廃棄物がない」ということ。

化石燃料発電所からの廃棄物と言えば,ほとんど二酸化炭素である。この二酸化炭素をゼロにするということは,発電所から大気に二酸化炭素を放出せずに回収してしまおうと言うことである。

回収した二酸化炭素は,地中貯留や海底貯留しようとしている。日本も,遅れじと海中貯留の計画が推進されることが昨年末のニュースとなっていた。

CO2の地下貯留で法整備へ 環境省専門委が容認

火力発電所からの排ガスから二酸化炭素を分離回収する研究は,もう随分以前から行われているが,いまだ実用的ではないようだ。もちろん,回収した二酸化炭素をどう始末するのかも問題であるが,二酸化炭素を回収するためのエネルギーが馬鹿にならないからである。

通常の火力発電所からの燃焼空気は,そのほとんどが窒素であり,二酸化炭素は希薄である。このため,二酸化炭素の分離回収に用いる吸収剤または分離膜の高い性能が求められる。

このように考えると,化石燃料からエネルギーを取り出すのに,空気を使うからこのようなことが起こるわけであるから,空気を使わない方法が考えられた。

その一つが,酸素燃焼である。燃焼のために,空気ではなく極めて純度の高い酸素を使用すれば,主に二酸化炭素と水蒸気からなる燃焼ガスが得られる。水蒸気は簡単に分離できるから,二酸化炭素のみの分離プロセスが単純になる。(なるほど・・・・・) この場合は,空気からの酸素の分離技術がポイントとなろう。

次に,化石燃料をほとんど空気と接触させることなく,場合によっては水蒸気と反応させて,最終的に二酸化炭素と水素からなる合成ガスを生成させる。この場合には,比較的容易に二酸化炭素が分離できた後は,水素を豊富に含む燃料が得られ,これを燃焼させて,あるいは燃料電池などを用いて電力を得ると言う方法である。(なるほど,なるほど・・・・)

一応,これらには名前が付けられている。
(1)燃焼後回収法(Post-combustion Capture)
(2)酸素燃焼法(Oxy-fuel Firing)
(3)燃焼前回収法(Pre-combustion Capture)


ところが,これらの方法は,地球温暖化の対策には効果があろうが,実際にこれらの技術が実用化されれば,これまで以上に化石燃料の使用量が増すのではないか。化石燃料の枯渇の問題は加速度的に深刻さが増してくる。


しかし,よくよく考えてみると,化石燃料をバイオマスに置き換えてみればいいのではないか。バイオマスの場合には,それほどがんばって二酸化炭素を回収する必要はない。バイオマスは,カーボンニュートラルだから。

現在のところ,バイオマスによる発電はコスト高である。しかし,化石燃料による発電では,二酸化炭素の回収を義務付ける。発電所における二酸化炭素の分離回収はさらなるエネルギーと高額な費用がかかる。したがって,その時点で,バイオマス発電の優位性が出てくることが期待される。

などと考えながら,(遠い目で・・・)バイオマスエネルギーに期待してみる。




この記事に興味を持った方は,ブログランキングマークに是非ポチッとお願いします。  

年の初めに小さな節電

2007年01月02日 | エコなプチ情報
電気屋さんで,「LED常夜灯」なる商品を見つけた。衝動買いした。

これまでのナツメ球の常夜灯は5ワット。これは,0.7ワット。1/7の消費電力だ。

常夜灯は,消費電力は小さいものの,点灯時間が長い。そのため,年間では相当の消費電力になる・・・・と思いきや,LEDが3個付いたこの商品は,「1日8時間使用として年間50円未満」と説明書きにある。その程度のものか。金額はわずかでも,節電しようとする気持ちが大切だ,・・・と自分に言い聞かせて,衝動買いの言い訳をしてみる。

当然,ナツメ球の代替商品としてLEDを用いた商品が現れることは予想できたはずであるが,見つけてみて感動した。しかも,ナツメ球のように電球色一色ではなく,赤色,黄色,青色,白色と多彩であることも面白い。これまで,ナツメ球では考えられなかった使い方も今後期待できる。

後は,寿命だな。ナツメ球は,買い置きをしておくほどに交換頻度がある。このLED常夜灯は,切れにくく長寿命とある。ナツメ球の4倍ほどの価格であったから,4倍以上の寿命を期待しよう。ただ今,テスト中である。

以前に,ネパールでのLEDの照明の話題を記事にした。確かに,暗闇での照明を考えれば,LED1個でも十分な明るさである。




この記事に興味を持った方は,ブログランキングマークに是非ポチッとお願いします。  

エネルギースター

2006年12月10日 | エコなプチ情報
オフィスなどで,省エネルギーの話になると,パソコンに使う電力が槍玉に上がる。

パソコン1台あたりの消費電力はそれほど大きくなくても,その台数とランタイムを考えると馬鹿にならない。使っていないときは,さっさと電源を切るべきなのだが,使いたいときにさっと立ち上がらないので,ついついそのままにしてしまう。良くて,スリープ状態だ。

そこで,この待機状態の消費電力に注目して,省エネルギー化の基準を満たす商品につけられるマークが「エネルギースター」である。

パソコンを使っている人は,きっとエネルギースターをご存知ですよね。

しかし,管理人もうっかりだったが,2006年1月からマークが変わっている。最近は,パソコンを買っていないから,気がつかなかった。

http://www.eccj.or.jp/ene-star/prog/index.html

最初は,コンピュータ本体とモニターが対象となっていたようだが,現在はほとんどの家庭用ないし業務用の電気・電子機器に適用されているようだ。

もともとこの制度は1992年にEPA(米国環境保護庁)によって開始された制度だが,日本では経済産業省が運営している。日米のその違いが,それぞれのホームページに表れているように思う。

米国版はこちら

日本版はこちら

アメリカ版には,Protect Our Environment for Future Generations. のロゴが踊る。さらに,The Quality of Our Environment is Everyone's Responsibility. ともある。




この記事に興味を持った方は,ブログランキングマークに是非ポチッとお願いします。  

南極大陸観測史上の三大発見

2006年11月26日 | エコなプチ情報
南極大陸観測史上の三大発見と言うものがある。

オゾンホールの発見

南極隕石の発見

ボストーク湖の発見

である。

オゾンホールの発見は,日本隊の観測が1982年に南極上空でオゾンが春に急激に減っていることを世界で初めてとらえたことで有名である。

南極隕石の発見では,日本の第15次南極観測隊(1974年)による大量の隕石の発見と収集がきっかけとなっている。南極では,大量の隕石が発見されたが,その6割,さらに全世界で発見された隕石の5割が日本が所蔵すると言う。

このことから,オゾンホールや南極隕石については,日本でよく知られていると思うが,ボストーク湖のことについては,つい最近知った。1989年、ロシアの南極観測所ボストークの近くで,氷床の下に眠る湖が発見された。2000万年前に閉じ込められた液体(水)であると言う。したがって,その湖水の調査により,2000万年以前の地球環境が解明される可能性がある,と言うことだ。

そのような結果を楽しみにしていよう。しかし,実際に湖水のサンプルを取り出すことは,その湖水を汚染することに繋がる可能性が高いために,未だ調査は進められていないということだ。




この記事に興味を持った方は,ブログランキングマークに是非ポチッとお願いします。  


国民公園

2006年11月16日 | エコなプチ情報
国民公園のことについて。

国立公園,国定公園は知っていたが,国民公園という公園は知らなかった。

皇居外苑,新宿御苑,京都御苑を国民公園という。

管理は,環境省自然環境局であるとのこと。

先日,環境大臣からご招待状を頂いた。新宿御苑100周年記念行事でもある,新宿御苑菊花壇展だ。皇室ゆかりの伝統技法を受け継ぐ菊花壇ということだ。

早速,先日行ってみた。あらためて,新宿御苑の広さに驚かされる。御苑の全てを散策するには時間がなかったので,お目当ての日本庭園で催されている菊花壇展のみを見てきた。

いずれも見事に手入れがなされた菊ばかりであった。その概要は,下記の新宿御苑ホームページにも写真が掲載されている。

「新宿御苑の菊花壇」

懸崖作り花壇,古典菊だという伊勢菊,丁子菊,嵯峨菊花壇,大作り花壇・・・いずれも見事であった。

ところで,苑内の作業車は電気自動車を使い,舗道は透水性舗装だとか,工夫されていたのは,環境省らしいところか・・・・。




この記事に興味を持った方は,ブログランキングマークに是非ポチッとお願いします。