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2019年10月12日 雄次郎さんと、アコーディオン。

2019年10月12日 | 素朴な?演奏編

雄次郎さんと、アコーディオンの出会いは
 池袋でスケートボードをしていた頃、結成したバンドのメンバーが、アコーディオンを探していたとき、雄次郎さんの高校近くのアコーディオン教室で、メンバーが欲しがっていたアコーディオンを売っている事を知りました。値段を聞くついでに教室も見学しました。しかし、メンバーがアコーディオンを買わない事になり、雄次郎さんは突然自分がやってみたいと言い出しました。その後、雄次郎さんはローン払いでアコーディオンを手に入れました。
(参考:東京大衆歌謡楽団・会報NO.2より)
愛用のアコーディオンのメーカーは
 何台か持っている中で、よく演奏に使われるのは、EXCELSIOR(エキセルシアー)社製です。同社は、1924年(大正13年)に、ニューヨークで設立されました。同社から製造される高品質なアコーディオンは、瞬く間にアメリカ全土に広がりました。
1948年(昭和23年)には、製造と販路拡大のため、イタリアに新しい工場が建てられ、エキセルシアーの素晴らしい音・品質・美しさが世界中で認められる様になりました。
 同社のアコーディオンの販売価格は50万円~150万円以上と、値段の幅が有るようです。
 
(参考:エキセルシアー社、HPより)
左手で押す、丸いボタンは何?
 
黒鍵・白鍵の他、丸いボタンの数は、1列20個✕6段=120個もあります。
 大きく分けて、ベース(低音)と、コード(和音)になり、左手だけでも演奏ができるようになっています。
 〔6列の分類〕
 対位ベース~初歩では、使われません。
 基本ベース~?
 メジャーコード~明るい響きを持った和音です。
 マイナーコード~もの悲しい響きを持った和音です。
 セブンスコード~主に、コードとコードのつなぎに使われます。
 ディミッシュコード~複雑な響きで、飾りに使ったり、コードとコードのつなぎに使われます。
丸いボタンは、120個も有るのに、何で弾けるの?
 白鍵・黒鍵は、演奏者から見えますが、ボタンは目視出来ません。まして、120個も並んでいるのに何で弾けるのでしょうか?
 ある時、演奏会の後で、ご本人に聞く機会がありました。それによると、「基準となるボタンに、触ると分かる印が付いています」との事でした。なるほどと思いましたが、それにしても生半可では弾けるものでは有りませんね。不断の努力で、才能が花開いたのでしょう。
 また、街頭に立ちだした当初から、暗譜をして譜面を見ない事も凄いことですね。
 軽快なテンポの演奏に乗せて唄う、明るく伸びやかな孝太郞さんの歌声に、どれだけ多くの人が癒やされているのでしょうか。
或る演奏者との出会い
 雄次郎さんは、元々、ヘビースモーカーだったのですが、或る時、アコーディオンの演奏者に諭されて、ピタリとタバコを止めたそうです。その後、段々と愛用のアコーディオンの台数が増えていったそうです。