１１月３日といえば文化の日なのだが、私が住んでいる巨大団地の中の２街区では、
防災訓練デーとなった。
私は、自分の住んでいる号棟の、今年度の防災委員を仰せつかっている。
午前１０時の呼び出し放送があったら、我が号棟の住民の避難誘導をしなくてはならない。
預かっている防災委員グッズは、ヘルメットと腕章と旗、そしてホィッスルである。
渡されていたグッズを準備しようと押入れから出した途端に・・・、これである。
ジャッスミン、カジカジしたらだめですよッ！
すっかり気に入られてしまった。
ほれ、出てくださいよ。
あ～、おもしろかった。
３月１１日、家の中を逃げ惑ったあの恐怖を、ジャスミンは忘れているようだ。
そして、私は、今日すンごい恐怖を味わって来た。
いやいやいや！ 私は超・高所恐怖症である。
幅の狭い陸橋も、スキーのリフトも大の苦手！
ダメダッ！という私の言葉はかき消され、実験台に！！！
地上２０ｍ、「ヒィ～～ッ！」と言う私に、隣にいた消防庁の人が「３０ｍまで伸びますよ、
やりますか？」と聞いてきた。
「やりません、やりませんッ！もう充分わっかりましたッ！」
やっとハシゴが降りてきて、地上に足を着く瞬間、踏み台の足を踏み外し、ドッと笑いをとる。
でも、断じて、わざとではありませんッ！
そして、参加者へ配られたカレーと乾パンをご褒美に家に戻った。
だめよ、これは訓練に参加した人だけよ！
良い経験をしました。
でもこれが現実のものにならないことを祈ります。
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