ルーム・ストラト~音楽と私~

タイトル通り、筆者が好きな音楽の事を中心に自分勝手に書きます。

難解な音楽、安易な音楽

2010-07-08 10:38:58 | 日記
よく“難解な音楽”とか“複雑な音楽”とかありますよね。

ジャンルでいうとプログレ、フュージョン、現代クラシックあたりになるのかな?


難解ってねぇ…。
そりゃ変拍子バリバリでかっつりテクニカルだったりしたら乗れなかったりするかもしれないけど、音楽って頭で理解するものなのかなぁと。


頭で理解してわかっても本質的にその音楽を好きになれなきゃ聞いてても意味が無いと思いますよ。


あ、楽器の勉強で教養として聴いてる人は別として。

じゃあプログレが理解できたら偉いのか。
フュージョンが理解できたら偉いのかか。

私はRUSHも好きだし、WEATHER REPORTも好きだし、ストラヴィンスキーも好きです。


でもそれは単なる個人の趣向かなと。ロックしか聴けない真性ロックンローラーがいてもいいじゃないですか。
まぁ、上に挙げた方達は音楽やってる人間なら常識として知っておいて然るべき方達ですが…。



もっともボ・ディドリーなんかはかなり研究を重ねてあのスタイルを作り上げたらしいですが。


今ロックンロールが“安易な音楽”の象徴になっているのは、ロックンロールの本質を見れてないからだと思います。


チャック・べリーが、リトル・リチャードが、そしてエルヴィスがどんな気持ちで初期のロックンロールを支えてきたか、しっかりわかっていれば、ロックンロールは決して“安易な音楽”ではないはずですよね。

もっと、その音楽の本質を見つめていかなければその音楽をちゃんとプレイしてるとは言えないのではないでしょうか。

難解な音楽と安易な音楽の差は外から見た単純な見た目の差で、本質的には音楽として何の差も無いのかもしれません。


どう感じるかはリスナーもしくはプレイヤー次第です。

私が今まで生きてて思ったのは『色んな音楽を聴くことが他ジャンルの理解にもつながる』ということです。


ロックだけ聴いていてはロックは理解できない。

ロックを形作るブルースやクラシック、ラテン、カントリーなどをきちんと勉強してはじめてロックを理解したと言えるのではないでしょうか?


とすると、どの音楽が安易か、難解かなんてあまり差はないですよね。




ただ!!


やっぱり音楽は頭で理解するものじゃなくて、耳で聴いて感じるものですよね。

勉強したい奴はすればいいし、しない奴はしなくてもいいと思います。

もっといえば無理して嫌いな音楽聴く事もないし、聴く必要もないですね。

無理して聴いても何も得られないし、自分も疲れるだけです。


はっきり言って時間の無駄です。



ただプレイするならある程度は、ね?


って事です。
中途半端なプレイは中途半端な感動しか生まないですよ、本当に。



とまぁ、最終的に何言ってんだかよくわからなくなってきましたが、最近ちょっと思ったんで。

ではまた。