たんぽぽといえば、「ちりとてちん」での
あの草若師匠の「愛宕山」のフレーズを思い出します。
”野辺へ出てまいりますと、
空にはひばりがピーチクパーチクさえずって、
下にはレンゲ・タンポポの花盛り・・・
ちょっとした落語ずきなら、寿気無の名前くらい言えるものですが、
私はそれについで、この”・・・・やっかましゅう言うてやったまいります。
その道中の陽気なこと!”まで、言えるようになりました。
ひとりで繰ってる分にはスラスラいえるんですが、
得意になって人に聞かそうとすると、ダメなんです。
噛んでしまうんです。
”れんげ・たんぴょぴょの花じゃかり・・・”って、
・・・・・・嘘です。
紫陽花はあじさいですが、蒲公英・・・読めますか?
そうですタンポポです。
ではこれはどうでしょう「丁婆婆」・・・読めますか?
これは中国語のタンポポで、読みはチンポポ。
それが日本へ入ってなまってタンポポになったんだとか。
日本でチンポポと読むのは、さすがにためらわれたんでしょうか。
ところが現代の中国語では「丁婆婆」ではなく「婆婆丁」と書いて、
ポポチンと読むんだそうです。
まあこういう入れ替えはよくあることで、日本ではさしずめ、
チンポコをポコチンと言ったりするようなもんですかね。
信じられない人は、中国語に堪能な四草さんに聞いてみてください。