去年の暮れ、司馬遼太郎の「坂の上の雲」が始まり、
年が明けて、今年の大河ドラマが「竜馬伝」
清朝末期、西太后をめぐるドラマ、浅田次郎の「蒼穹の昴」も始まった。
3本のドラマ、どれも惜しみなくお金をつぎ込んだ、NHKでしかできない
贅沢な作品に仕上がっている。
ドラマに引きずられるように、幕末から維新、そして明治時代に関する本を
パラパラと読み始めている。
ドラマの中味についてまともな感想を書いても面白くないので、
例によって裏道へそれていきます。
「竜馬伝」・・・司馬遼太郎描く竜馬像が、すっかり標準化されてしまって、
坂本竜馬を維新の英雄扱いしすぎることに、異を唱えたい私ですから、
その竜馬役が福山雅治と知って、初めは見るつもりはなかったのです。
が、番宣を見て、脇役がかなり充実しているし、
「目をつむるところはつむって」一応は見ることにしました。
案の上、福山竜馬はいただけないものの、見続けてみようという気にはなりました。
まあ去年の「天地人」があまりにヒド過ぎましたから、それに比べたら天と地の差くらい良い。
さて裏道です。
この天下のNHKの大河ドラマに、
知る人ぞ知る、知らない人は全く知らないであろう
AV界の超人気女優(女優っていっていいものかどうか?)
及川奈央が出演するっていうんでブッたまげたわけです。
http://woman.infoseek.co.jp/news/entertainment/story.html?q=21gendainet07028850
彼女のDVDの内容がスゴイ!という話は、前から聞いていて、このたび
「貸せたくない」というのを、ムリにひったくって来て視聴におよんだわけです。
なるほど・・・ここではとても描写できませぬ!
貴重な特技をお持ちの方なのだとだけ言っておきます。
はらわたの奥の奥までさらすような超ド級の破廉恥娘が、
どうして大河にご出演できることになったかというと、
竜馬伝担当プロデューサーが、及川奈央の大ファンで、
三顧の礼かどうか、口説き落としたんだそうです。
大河ドラマのプロデューサーの力って、絶大なんでしょうねえ。
自分の好みのAV女優を抜擢できるんだから。
プロデューサーとして、福山で女性ファンを掴み、
さらに大河なんか見向きもしない若い男どもも掴むべく、
話題性のあるAV女優を使って、視聴率を稼ごうって魂胆なんでしょう。
さてその及川奈央が撮影当日スタジオに入ると、
男のスタッフ全員の大歓声によって迎えられたんだそうです。
若い男達は皆知ってるわけですよ、彼女の特技のこと。
かつて日活ロマンポルノ出身で、今や大女優になった人もいますし、
去年亡くなった飯島愛もAV出身ながら、茶の間の人気タレントになれたわけだから、
上に昇るためのひとつのステップという考えが、
ある程度公認されてはいるんですけどね・・・
引っ張り出そうっていう方もスゴイが、
出てしまうその根性は尊敬しちゃいます。
さて及川奈央の「竜馬伝」での起用を、(第4話「江戸の鬼小町」(1月24日放送)に出演)
NHKがどんな風に話題にするのかしないのか、
ちょっとした見どころ番外編といったところです。