原克哉さん(jal ボーイング767機長)・・SKYWARD 8月号
パイロットは一匹狼?
トムクルーズの出世作、映画「トップガン」で若き彼が演じていたのは
、コールサイン「MAVERICK」というパイロットでした。コールサイン
をいうのは通信の呼び出し名ですが、「MAVERICK」を辞書で引くと他の
訳とともに「一匹狼」と載っています。ちょっと気取ったネーミングですが
、なかなかパイロットの気質を表していると妙に納得した覚えがあります。
旅客機は複数のパイロット、通常2人ないし3人のチームによって運航されて
います。ですから「パイロットが一匹狼」というと意外に思われるかも知れま
せんが、ひとりひとりの仕事も違い、それぞれが自分に与えられている仕事を
もって行うことで初めて安全に運航できます。
そういう意味では、コックピットの中のひとりひとりが「一匹狼」といっても
間違いないように思います。いったん地上から飛び立ってしまうと他に頼れる
人はいません。昔に比べ、衛星通信などの通信に関する環境がよくなったおかげ
で、運行中でもさまざまなセクションから助言がうけられるようになってきました。
しかしながら、もし旅客機のシステムに異常が現れてたとしても、もし身体の具合
が悪くなったお客様がいらっしゃったとしても、秒速250メートルで移動する
空間の中、積載燃料を考慮しながら最終的に判断し、実行するのは、そこに
いる人間にほかならないのです。
そしてそのコックピットのチームは多くの場合初対面である、・・・
(僕の高校時の同級生もJALの機長です。たいへんだな)
と言ったら驚かれるでしょうか?現在、私の乗務するボーイング767の場合
、機長と副操縦士合わせて600名のパイロットがいます。そのひとりひとり
がまったく異なるスケジュールで働いているのです。ですから、チームで乗務
しても、いったん仕事が終わると、その後再び一緒になることはほとんどあり
ません。「それでうまくチームワークが取れるの?」と聞かれることがあります
が、各メンバーのひとつひとつの行動がマニュアルで細かく規定され、スムーズ
にこなせるまでしっかりと訓練されていますから、心配はありません。
一匹狼のパイロットたちが、その都度チームを組み、安全なフライトを担っている
・・・・。すこしばかりかっこよく言い過ぎかも知れませんが、これが、エアライン
のパイロットの姿です。
人気ブログランキングで花田敬は何位?
原克哉さんの写真やプロフィールなど、JALに載って機内誌SKYWORD
を見てみましょう。184ページです。
パイロットは一匹狼?
トムクルーズの出世作、映画「トップガン」で若き彼が演じていたのは
、コールサイン「MAVERICK」というパイロットでした。コールサイン
をいうのは通信の呼び出し名ですが、「MAVERICK」を辞書で引くと他の
訳とともに「一匹狼」と載っています。ちょっと気取ったネーミングですが
、なかなかパイロットの気質を表していると妙に納得した覚えがあります。
旅客機は複数のパイロット、通常2人ないし3人のチームによって運航されて
います。ですから「パイロットが一匹狼」というと意外に思われるかも知れま
せんが、ひとりひとりの仕事も違い、それぞれが自分に与えられている仕事を
もって行うことで初めて安全に運航できます。
そういう意味では、コックピットの中のひとりひとりが「一匹狼」といっても
間違いないように思います。いったん地上から飛び立ってしまうと他に頼れる
人はいません。昔に比べ、衛星通信などの通信に関する環境がよくなったおかげ
で、運行中でもさまざまなセクションから助言がうけられるようになってきました。
しかしながら、もし旅客機のシステムに異常が現れてたとしても、もし身体の具合
が悪くなったお客様がいらっしゃったとしても、秒速250メートルで移動する
空間の中、積載燃料を考慮しながら最終的に判断し、実行するのは、そこに
いる人間にほかならないのです。
そしてそのコックピットのチームは多くの場合初対面である、・・・
(僕の高校時の同級生もJALの機長です。たいへんだな)
と言ったら驚かれるでしょうか?現在、私の乗務するボーイング767の場合
、機長と副操縦士合わせて600名のパイロットがいます。そのひとりひとり
がまったく異なるスケジュールで働いているのです。ですから、チームで乗務
しても、いったん仕事が終わると、その後再び一緒になることはほとんどあり
ません。「それでうまくチームワークが取れるの?」と聞かれることがあります
が、各メンバーのひとつひとつの行動がマニュアルで細かく規定され、スムーズ
にこなせるまでしっかりと訓練されていますから、心配はありません。
一匹狼のパイロットたちが、その都度チームを組み、安全なフライトを担っている
・・・・。すこしばかりかっこよく言い過ぎかも知れませんが、これが、エアライン
のパイロットの姿です。
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