江花和郎@ブログ

2005~2011年連合新潟会長を務める間書いたブログをその後も時々更新しています。

テレビドラマ

2012年03月19日 | マスコミ・報道
NHK朝の連続テレビ小説を見ている人は多いようです。
我が家は朝テレビを点ける習慣がなく、私はこれまで見たことがありませんでした。
子どものころ祖母が見ていたようで「たまゆら」とか「おはなはん」が食卓の話題に上り笠智衆や樫山文枝の名前と結びつきますが話の中身は知りませんし、あの有名な「おしん」ですら私には関心の外でした。
それが先月から「カーネーション」を見ています。
これもすでにドラマの終盤になってからたまたま昼休みに事務所のテレビが点いていてなんとなく見始めたのですが、3姉妹がそろって有名デザイナーとして活躍しているのもこの母親がいればこそと納得するパワーに魅かれて毎回楽しみに見ています。
ただ私が見始めるきっかけになったのは、不良の孫娘をそのまま受け入れて最後は更生させていく主人公の人間的な大きさでした。
孫娘が他人の話を聞けるようなるまでじっと待ち続けられるのは、人間を信じる大きな度量を持っているからです。

昨夜、TBS系の「運命の人」が最終回でした。
沖縄返還密約の「機密漏洩」事件とそれに関わる人間模様の話は最後に来て急転回を見せ、一気に沖縄問題に焦点が当たります。
終戦間際の集団自決、米軍基地、少女暴行などの住民被害、沖縄と本土との問題意識の落差、本土マスコミの堕落した商業主義、都合の悪い事実を隠し続ける政府権力、短時間に詰め込んだ感はあるものの、テレビドラマがここまで踏み込むのは珍しいのではないでしょうか。
普天間基地移転問題で、沖縄に負担を押し付ける日本の現状が関心を集めている今、時宜を得た番組だったと思います。


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2 コメント

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TVから得られるもの (オリベシゲル)
2012-03-23 11:04:40
連合会長を退任されて朝ドラ時間帯にもちょっこし時間が使えて違った角度の有意義な日課でいらっしゃっても変わらず視点は鋭いですね。
ついでに、Eテレの「サイエンスZERO」「白熱教室」、NHKの「マイケル・サンデル」をお勧めします。
書籍同様肌に合わない場合もありますが、「薦められたら」見逃せない闘争心を煽ってる訳ではありませんのでよろしくです。
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朝ドラの影響 (m-kenmochi)
2012-03-23 20:43:50
江花さんと同様に、黒岩秩子さんも本の中で、大地塾を解散した時、余裕ができて、朝ドラを視聴できるようになって、自分の立場と重ねながらみていたのが、マナカナの「ふたりっ子」だったと思いました。
いつもどさくさに見ている私たちと違い、鋭い観察力の江花さんや秩子さんの見方に改めて脱帽です。
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