江花和郎@ブログ

2005~2011年連合新潟会長を務める間書いたブログをその後も時々更新しています。

差別性

2012年02月27日 | 人権
「障害者」を「障がい者」と表記する動きがあることは承知していますが、「害」はだめで「障」はいいのでしょうか。
私は「障害」という言葉自体を変えなければ、ひらがな表記にしたところで本質は変わらないと思うのですが。
英語では「the handicapped」や「with disabilities」などの表現があるようです。
公的な文書などでは今のところ「障がい者」を使うことでよいと思いますし私もそうしていますが、昨日ブログを書いている時はあえてこれにこだわる必要を感じなかったのです。

これまで幾度となく自分の差別性や非関心性というものに気付かされることがありました。
10年前、黒岩宇洋さんの祝勝会の司会をやった時、会場の後方にいた障がい者の皆さんに場所を確保しようと「健康な人は立って席を空けて下さい」と言ってしまってから冷汗が出たことを今も時々思い出します。

昨日も障がい児の職場体験活動「ぷれジョブ」に取り組んでいる方と名刺交換した際、私の口から「トレーニング」という言葉が飛び出しました。
瞬間「いや違う」と思いましたが、これが自分の中に潜む「こちら側の論理」です。
もしトレーニングが必要なら、それは受け入れ企業の側にであり、障がいを理解し障がいのある状態で仕事ができる環境づくりに取り組む契機としなければならないのに。

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